今回は「お年寄り」の言い換え表現を紹介します!
「お年寄り」は、年をとった人、年齢を重ねた人、高齢の人、という意味の言葉です。
こちらはお年寄り優先のスペースです。
この言葉は、フォーマル寄りでもカジュアル寄りでも、どちらでもないニュートラルな言葉に分類されます。
この記事では「お年寄り」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
お年寄りの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはお年寄りのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①ご高齢の方
ご高齢の方=「高齢の人、年齢が高い人」の意味
元の言葉の意味に含まれている「高齢の人」という意味が直接的に伝わる言い換え語です。「年齢が高い人、社会において他よりも年齢が高い層の集団」などの意味を持つ熟語「高齢」を使う表現です。
敬意を表現する接頭語「ご」と、相手を高めるときに使う「~の方」をつけることで、フォーマル寄りの表現にすることができます。
以下紹介するフォーマルな言い換え語の多くも、「ご」と「~の方」をつけた表現をご紹介します。
例文
こちらはご高齢の方優先のスペースでございます。
②ご年配の方
ご年配の方=「年齢が高い人」の意味
この言葉も、年齢が高い人を意味する言葉です。
「年輩」と表記されることもありますが、どちらも同じ意味で使うことができます。
例文
こちらはご年配の方優先のスペースでございます。
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③ご尊労
ご尊老=「老人、年老いている人を敬っていう言葉」の意味
お年寄りを敬う際に使うことができる表現です。
「尊老」のみでもお年寄りを敬う表現ですが、敬意を表現する接頭語「ご」をつけることでより丁寧な言い換え語になります。
口頭で使われることはほとんどなく、文面などで使われる書き言葉です。
例文
こちらはご尊老優先のスペースでございます。
④ご年長者
ご年長者=「自分よりも年上の人、集団において年齢が上の層の人」の意味
年齢が自分よりも高い人や目上の人を表現する言葉である「年長者」に、敬意を表現する接頭語「ご」をつけた言い換え語です。
基準となる年齢が自分の年齢になるので、自分自身の年齢次第で「ご年長者」にあたる相手の年齢が変化します。
そのため、必ずしも高齢の人を指すとは言えません。使用する場面や前後の文章などによって元の言葉と同じ意味で使うことができます。
例文
こちらはご年長者優先のスペースでございます。
⑤ご老台
ご老台=「老人や年長者、自分よりも年上の相手を敬っていう言葉」の意味
お年寄りを敬う言葉である「老台」に、敬意を表現する接頭語「ご」をつけることでより丁寧な言い換え語になります。
口頭で使われることはほとんどなく、文面などで使われる書き言葉です。
また、話をしている聞き手に対する二人称として使うことができますが、聞き手以外のお年寄り、すなわち、三人称としては使うことができないことに注意が必要です。
例文
こちらはご老台優先のスペースでございます。
⑥ご老齢の方
ご老齢の方=「年老いている方、老年の方」の意味
「老齢年金」など、お年寄りを示す公的な言葉にも使われる言い換え語です。
年老いている、年をとっているということを意味する「老齢」という言葉に、敬意を表現する接頭語「ご」と、相手を高めるときに使う「~の方」をつけることで、丁寧な表現になります。
例文
こちらはご老齢の方優先のスペースでございます。
⑦ご長老
ご長老=「年老いた人を敬う言葉、経験が豊富で指導や指揮をとる立場にある人」の意味
単に年齢が高い人を示しているだけでなく、経験や知識、統率力などがある人を指していう言い換え語です。
集団の中で上位に立ち、指導をするなど、影響力があるお年寄りに対して使うことができます。
例文
こちらのスペースは村のご長老のために用意されたものです。
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⑧ご老輩
ご老輩=「年をとっている人、高齢の人たち」の意味
年をとっている人々を表現する言葉に接頭語「ご」をつけた言い換え語です。
また、「老輩」は、年をとっている人、すなわちお年寄り自身が自らをへりくだっていう際にも使うことができる言葉でもあります。
例文
こちらはご老輩優先のスペースでございます。
⑨老骨
老骨=「年老いているからだ、老体、または、その人」の意味
「老骨」という言葉は、主に、年老いたからだのことを意味します。老人自身が自分をへりくだっていう場合もあります。
この言葉を用いた言葉として、「老骨に鞭を打つ」という表現がよく使われます。「年老いているけれど、多少無理をして頑張る」という意味です。
例文
先程お見えになった方は「老骨に鞭を打って会場に来た」とお話しされていました。
⑩ご宿老の方
ご宿老の方=「年をとって十分な経験を積んでいる老人」の意味
「宿徳老成」が語源である、お年寄りを意味する言い換え語です。
経験を積んだ人をさす言葉で、鎌倉・室町幕府以降は次第に役職の位を示す言葉になりました。当時は年齢関係なく役職をさしていましたが、今では年老いた人を意味します。
例文
ご宿老の方のご意見を頂戴したいです。
お年寄りの”カジュアル”な言い換え・類語!
お年寄りのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪老人
老人=「年老いた人」の意味
元の言葉の意味に含まれる、「年をとった人」という意味を持つ、ストレートな表現の熟語です。
具体的な定義はありませんが、一般的な施策などでは65歳以上をさす言葉です。
例文
ここは老人優先のスペースです。
⑫年寄り
年寄り=「年をとった人、年齢を重ねた人、高齢の人」の意味
元の言葉から「お」を取るだけで、カジュアルな表現になります。
お年寄りの人自身が、自らを謙って話す場面でも使われることがあります。
使う場面によっては、お年寄りの対象となる相手に対してマイナスの印象を与えやすい表現でもあるので、注意が必要です。
例文
ここは年寄り優先のスペースです。
⑬シルバー
シルバー=「お年寄り、高齢者」の意味
年齢が高い人を表現するカタカナ語です。多くの場合、単体で使うのではなく、「世代」「人材」「シート」など、何らかの言葉を後ろにつけ、複合語として使われる言葉です。
カタカナで表記される言葉ですが、英語に由来する言葉ではない和製英語です。
よく使われる「シニア世代」は、60歳以上をさします。
例文
ここはシルバー世代優先のスペースです。
⑭シニア
シニア=「年上の人、年長者、上級者」の意味
この言葉も、年齢が高い人を表現するカタカナ語です。また、集団のメンバーを上級と下級に分けた際、上級者にあたる人を意味する言葉でもあります。
英単語の「senior」をカタカナで表記した、「お年寄り」の言い換え語です。
多くの場合、65歳以上を「シニア」と定義しています。
例文
ここはシニア優先のスペースです。
⑮熟年
熟年=「中高年、年齢が高い人、成熟している年代」の意味
「年老いている」という意味よりも、「熟している」「一定年齢以上」というニュアンスがある言い換え語です。
元の言葉や、「シルバー」や「シニア」、「高齢者」などよりも少し若い印象を与えます。
古くからある言葉ではなく、1970年代に作られた言葉です。
例文
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