今回は「プラスアルファ」の言い換え表現を紹介します!
「プラスアルファ」は、元々あるものに加えて、利益・成果や効果が得られるというときに使う言葉です。
この言葉は、フォーマルにもカジュアルにも使える汎用性の高い言葉でしょう。
この記事では「プラスアルファ」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
プラスアルファとは?意味は「元々あるものに価値を付け加える」
「プラスアルファ」の意味=元々あるものに価値を付け加えること
「プラスアルファ」は、状況に合わせて言い換えることで、より相応しい意味合いで使うことができます。
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、プラスアルファの魅力があります。
プラスアルファの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはプラスアルファのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①付加価値
付加価値=「ある商品やサービスなどに付け加えられた、他にはない独自の価値」の意味
商品やサービスに本来含まれていない価値に加えて、新たに生み出された価値を指す言葉で、時間、利便性、満足度など、様々な種類の価値を含みます。
文脈からして「プラスアルファ」という言葉が、新たな価値を意味している場合はそれぞれの言葉は言い換えて使うことが出来ます。
付加価値の例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、魅力的な付加価値があります。
②副産物
副産物=「あるものを生産する過程に付随して得られる産物」の意味
本来の目的とは別に偶然的に生じるものを指し、状況によっては「副産物」が「プラスアルファ」に近しい意味合いを持ちます。
例えば、本来の目的とは別の発見が大きな成果・価値を生み出した場合、「副産物」を「プラスアルファの成果(価値)」という意味で使うことができます。
副産物の例文
この商品は機能性以外にも、副産物として様々な性能が優れており魅力があります。
③利益
利益=「よい効果を得ること。また、儲けを得ること」の意味
一般的に経済的な利益を指し、一方「プラスアルファ」は元々あるものに加えて、良いものを追加することを指します。経済的な見方なのか、付加価値や成果を見るのかによって使う言葉が変わってくるため文脈からの判断が大切です。
利益の例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、利益を産むだけのの魅力があります。
④加える
加える=「今まであるものに、さらに他のものを添えて合わせる」の意味
何か別のものを追加する・付け足すことを指し、具体的な要素などを明確に示すことが出来ますが「プラスアルファ」と異なる点は期待以上の成果や付加価値のニュアンスは含んでいないことです。
ただ、具体的な要素や動作を「プラスアルファ」が意味している場合は言い換えて意味が通じるため、言い換えることが出来ます。
加えるの例文
この商品は機能性以外に加えて、様々な性能が優れており魅力に溢れてあります。
⑤サービス向上
サービス向上=「顧客に更に満足して貰えるようにする、よりよくすることを目標とすること」の意味
顧客満足度や利便性などの向上を目的とした機能やサービス内容の改善を指し、「プラスアルファ」との違いは具体的な内容や案などが必要となる表現という点です。
言い換える場合は、ただサービスを増やすだけではなく、顧客にとって価値向上につながる内容であるかどうか重要となります。その点も踏まえて使い分けるといいでしょう。
サービス向上の例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、サービス向上が見込めます。
⑥サービス
サービス=「商売でお客をもてなすこと、または値引きやおまけなどをすること」の意味
商品や金銭以外で形のない価値を提供することを指し、広い意味では商品に付いている特典やサポートなども含みます。「プラスアルファ」も成果や付加価値など形のない価値を意味するので同様に使えるでしょう。
言い換える時には、文脈から「プラスアルファ」の意味合いを判断して使うといいと思います。
サービスの例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、より良いサービスを提供出来ます。
⑦追加
追加=「既にあるものに,後から更に加えること。また,その加えたもの」の意味
元々あるものに補足するというニュアンスがあり、「プラスアルファ」の元々あるものに更に付加価値をつけるという意味と同じ意味を持つため言い換えることが可能です。
ただし、言い換えて使う時は「追加」という言葉の意味合いで文章や話が通じるかは判断して使うことが大切です。
追加の例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、追加の魅力が生まれました。
⑧付随する
付随する=「ある事象や状態が別の事象や状態に従って存在する、またはそれに続く」の意味
ものに付いて存在するものなので、何かの結果生まれたりしたものも指します。それが、「プラスアルファ」の指す成果や効果などの意味合いと同等の場合、言い換えが可能です。
そのため文脈から判断して、付随するという言葉が期待以上の成果や効果を表している場合、言い換えることが可能なのです。
付随するの例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が加わり、付随して魅力が沢山あります。
プラスアルファの”カジュアル”な言い換え・類語!
プラスアルファのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨おまけ
おまけ=「あることに付け加えること、またはそのもの自体のこと」の意味
商品やサービスに無料で追加されるものを指し、プラスアルファと異なる点は期待以上の成果や効果・価値を提供するというニュアンスは必ずしも含まないということです。
そのため、言い換える時には「おまけ」という言葉がただ無料で追加されるだけのものではなく相手にとって価値あるものというニュアンスで使えるかを判断して使うようにしましょう。
おまけの例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、おまけの魅力があります。
⑩特典
特典=「特別に与えられる権利・待遇」の意味
主に商品やサービスを購入した時にもらえる割引券やポイント、もしくはプレゼントなどちょっとしたな利益を指すのと、内容からプラスアルファよりもカジュアルな意味で使われます。
そのため、文脈から判断して元々に追加される価値や利益の意味合いを含む場合は、「特典」と言い換えて使うことが出来ます。
特典の例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、多くの特典がついたような魅力があります
⑪特別
特別=「他との間に、はっきりした区別があること。物事の様々な度合いが格別なこと」の意味
他のものと比べて様々な面で格別であるということを強調し、その人にとって貴重な付加価値を持っているようなニュアンスが含まれています。
ただし、文脈から貴重な物などを強調する時は「特別」、追加の価値などを強調する時は「プラスアルファ」などよく判断して使い分けるといいでしょう。
特別の例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、特別な魅力があります
⑫色をつける
色をつける=「単調な物事に変化をつける、情を加える又はおまけを付けたり、割増したりする」の意味
どちらの言葉も何かを追加する付け足したりするというニュアンスを含む点では似ていますが、「プラスアルファ」の方が更なる付加価値を生み出すなど難しい表現となってきます。
「色をつける」は変化や強調という意味合いが強いですが、言い換える時は「プラスアルファ」の文脈内での意味を完全に変えてしまわないように注意して使うことが大切です。
色をつけるの例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、少々色をつけたのかというほど魅力があります
⑬エクストラ
エクストラ=「必要以上のもの、追加のもの、特別」の意味
本来の料金やサービスに追加で提供されるものを指し、例えば映画の特典映像や携帯電話に防塵性能が付いていたりカメラが高画質だったり等がこれに該当します。
どちらも”何かを追加する”という意味合いの言葉ですが、基本的なものに加えて得られるもの(プラスアルファ)なのか、基本的なものとは別に追加されて得られるもの(エクストラ)なのか文脈から判断して使い分けることが大切です。
エクストラの例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、エクストラな魅力に溢れています。
⑭オプション
オプション=「自由に選択出来る選択権、元々の仕様の他に追加で付け加えられるもの」の意味
どちらも”何かを追加する”というニュアンスは同じですが、若干の違いがあります。「オプション」の方が追加で選択できる機能やサービスを指すのに対し、「プラスアルファ」は、漠然とした付加価値を指します。
そのため、言い換える場合には文脈からどちらの言葉の方が適切なのかは判断して使うと良いでしょう。
オプションの例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れており、これらはオプションで選べるという魅力があります。
⑮特別仕様
特別仕様=「製品の外装やオプション品の装備などを通常に比べて際立った内容にしたもの」の意味
どちらも”何かが付け加えられる”という意味合いを持つ点では同じであり言い換えて使うことは可能ですが、文脈や状況から判断して使い分ける必要があります。
「特別仕様」は、限定販売や特別な機能・特典などを強調するニュアンスが強く「プラスアルファ」よりも限定した意味となるということを踏まえて、言い換える場合は使うといいでしょう。
特別仕様の例文
この商品は機能性以外にも様々な性能が優れた特別仕様となっており、魅力的となっています。