今回は「練習」の言い換え表現を紹介します!
「練習」は学問・技芸などを、くり返して習うこと。転じて、本式にする前に、それがうまく行くようにためしにすること。という意味の言葉です。
息子は入園までにひとりで着替える練習を頑張っています。
このように練習はフォーマル寄りでもカジュアル寄りでも、どちらでもないニュートラルな言葉です。
日常生活でもビジネスシーンでも使うことができます。
この記事では「練習」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
練習の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは練習のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①精進
精進=「一つのことに集中して一生懸命努力する」という意味
- 主に自己改善やそのために専念すること全般を指し、自己を高める状況の時に使います。
- 精進は練習よりもフォーマルな場面に適しており、日常会話で使うのには向きません。
例文
今回の反省点をしっかり見直し、二度とこのようなミスが起きないよう、精進してまいります。
②年功
年功=「何年もかけて熟練する」という意味
- 長い時間をかけて頑張ったことを現します。
- 年功は練習よりもフォーマルな場面に適しており、日常会話で使うのには向きません。
例文
年功によって昇進することができ、嬉しいです。
③研磨
研磨=「深く研究したり鍛えたりする」という意味
- 「知識や技術をより高度にするために努力する」という意味合いがあります。
- 研磨は練習よりもフォーマルな場面に適しており、日常会話で使うのには向きません。
例文
キャリアアップするために毎日読書に励んで自己研磨に努めております。
④研鑽
研鑽=「(学問などを)みがき深くする」という意味
- 特に学問・知識の理解を深める為に努力することを現す言葉です。
- 研鑽は練習よりもフォーマルな場面に適しており、日常会話で使うのには向きません。
例文
新たなマーケティング戦略を学ぶため、講演会に足を運び日々自己研鑽に励んでおります。
⑤培う
培う=「時間をかけて育てる」という意味
- 能力・精神をじっくり高め育てることを現すときに使います。
- 練習はできなかったことができるようになる・よりよくなるという場合に使い、培うは人の意志、体力、精神力などを高める場合に使います。
- 培うは日常生活で使う場合もありますが、どちらかというとフォーマルなシーンで使います。
例文
転職活動で培った様々な経験から自己成長に繋げることができました。
⑥習練
習練=「じょうずになるように、繰り返し習う」という意味
- 練習と習練は似ていますが、練習は技術の使い方を覚え、失敗せずに上手に扱えるようにすること。 習練は、心・技・体を鍛え、技術を咄嗟な時にも使いこなせるようにすることを言います。
- 習練は日常生活で使う場合もありますが、どちらかというとフォーマルなシーンで使います。
例文
こちらの技術の運用には相当な習練が必要だと言われています。
⑦実習
実習=「技術を実際に地に就いて習う」という意味
- 「教育実習」という言葉をよく聞きますよね。このようにその場に行き、本物の道具や雰囲気の中で学ぶことです。
- 練習は本番までに技術を高めること。実習は本番さながらの状況で技術を高めることです。
- 実習は日常生活で使う場合もありますが、どちらかというとフォーマルなシーンで使います。
例文
一年間、病院での実習期間があるので準備が大変です。
練習の”カジュアル”な言い換え・類語!
練習のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧トレーニング
トレーニング=「本人の意思に関係なく“やらされるもの”」という意味合いがあります。
- トレーニングは訓練の英訳で、強制的にやらされる意味合いが強いです。
- トレーニングとは筋力や体力を向上させることが目的で、練習はスポーツや競技に必要なテクノロジー、スキル、テクニックが上手くできるようなことが目的です。
- トレーニングはカジュアルとフォーマルどちらにも使うことができるニュートラルな言葉です。
例文
入社五年目にして、新人トレーニング研修の担当者になりました。
⑨稽古
稽古=「(先生について)繰り返しよく習う」という意味
- 武術や芸能を先生に習い技術を高めることです。
- 稽古はカジュアルとフォーマルどちらにも使うことができるニュートラルな言葉です。
例文
毎日厳しい稽古をしたおかげで芝居が上達しました。
⑩修行
修行=「学問、芸術、武術などを身につけるように努力し、学ぶこと。また、身につける」という意味
- 修行は練習よりも硬い言葉ですが、ビジネスのシーンでは使うことはほぼありません。
- 自分を追い込んで極限状態になって技術を高めるようなイメージがありますね。
- 修行はカジュアルなシーンに向いている言葉です。
例文
有名な先生の下でプロカメラマンになるために修行を積みたいです。
⑪訓練
訓練=「習熟させるため、実際にその事をさせて体得させる」という意味
- 一定の目標を設定して実践する教育活動という意味もあります。
- 練習が技術などを”身につける”(自分がする)ことであるのに対し、訓練は技術などを”身につけさせる”(相手にさせる)ことという違いがあります。
- 訓練はカジュアルとフォーマルどちらにも使うことができるニュートラルな言葉です。
例文
明日は避難訓練があるので、段取りを確認しておく必要があります。
⑫切磋琢磨
切磋琢磨=「学問・道徳に、励みに励む」という意味
- 切磋琢磨には、仲間同士互いに励まし合って向上することという意味もあります。
- 練習は個人で行うときにも使いますが、切磋琢磨は上記の通り「仲間と」行うときに使うほうが適切と言えます。
- 切磋琢磨は日常会話でもビジネスでも使えるニュートラルな言葉です。
例文
チームのみんなで切磋琢磨した結果、プレゼン大会で優勝することができてよかったです。
⑬特訓
特訓=「特別に行う、比較的短期間に能力を向上させるために行う訓練」という意味
- 練習よりも更に厳しく、特別に頑張って技術を高めることです。スポーツや勉強などの場面でよく使われるイメージがありますね。
- 特訓はカジュアルな言葉で真面目なシーンや目上の人には使いません。
例文
来月の試験に向けて苦手な箇所を特訓しています。
⑭教習
教習=「特別な知識・技術などを教えて習得させる」という意味
- 「教習」というと「自動車教習所」が耳馴染みのある言葉ですよね。このような特別な技術を習得するという意味合いがあります。
- 教習はカジュアルとフォーマルどちらにも使うことができるニュートラルな言葉です。
例文
スキルアップのため来月からフォークリフトの教習に通います。
⑮鍛錬
鍛錬=「修養・訓練を積んで心身・技能をりっぱにすること」という意味
- 鍛錬はもともと金属を鍛えるという意味があり、そこから心を鍛えるという意味で使われるようになりました。
- 運動面では練習は技術(スキル)の向上、鍛錬は体力(フィットネス)の向上を現します。
- 鍛錬はカジュアルとフォーマルどちらにも使うことができるニュートラルな言葉です。
例文
今後は失敗しても動じないように精神を鍛錬しようと思います。