今回は「臨場感」という言葉について解説します!
「臨場感」とは、実際にその場に身を置いているかのように感じること、という意味の言葉です。
「臨場感たっぷりの作品」みたいに使うよ!
臨場感とは、あたかもその場所に身を置いてるかのよう感じた時に使う言葉です。
この記事では「臨場感」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
臨場感とは?意味は「実際にその場にいるかのように感じること」
「臨場感」の意味=実際にその場にいるかのように感じること
臨場感とは、実際にその場にいるかのように感じること、という意味の言葉です。
臨場感(りんじょうかん)と読みます。
実際にはその場所に行っていないのに、あたかもその場所にいるかのような感覚になる場合に使われます。
ライブ鑑賞、スポーツ観戦で会場に行った場合に「臨場感がすごかった!」と表現するのは、実際にその場所で鑑賞・観戦しているので使い方としては意見が分かれるようです。
舞台や、映画鑑賞で会場に行った場合に「臨場感がすごかった!」と表現するのは、物語の設定、役柄に対して使うこともできるので妥当な使い方だと言えます。
最近では、VR(バーチャルリアリティ)の技術も進歩し、臨場感がビジネスを変えるとも言われています。臨場感を追求することは、さらなる技術の発展にもつながりそうですね。
臨場感を追求することは、技術の進歩にもプラスに働くんだね
臨場感の元ネタは「その場に向かう、目の前にするという意味の臨場」
「臨場感」の元ネタ=その場所に向かう、目の前にするという意味の臨場
臨場感とは、その場所に向かう、目の前にするという意味の「臨場」と、物事にふれて起こる心の動きを意味する「感」を組み合わせた言葉です。
また、スピーカーなどで再生された音が、あたかも録音された現場にいるように生々しく感じられることを指す言葉という解説もあり、音楽シーンで使われることも多い言葉です。
臨場感という言葉が使われ始めた時期は不明ですが、音楽や映像のシーンで言いますと、奥行きを感じるような3Dが一般的に使われるようになったのは、1950年代頃だと言われています。
そして、1980年代には第2次3Dブームが起こり、2000年を過ぎて第3次3Dブームが起こったと言われています。
このブームに基づき「臨場感」という言葉が、さらに一般的に広まって行ったと考えられます。
映像や音楽の世界では、昔から臨場感を追求してきたんだね!
臨場感の使い方・例文
「臨場感」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
新しいオーディオセットが欲しくて見に来たんです。
臨場感たっぷりのおススメがありますよ!
使用例②
昨日行った映画はすごかったね!
うんうん。すごい臨場感で映画の世界に引き込まれたよ!
使用例③
新刊のあの本、読んだ?
読んだ読んだ!文章だけですごい臨場感を出していて、すごかったね!
臨場感の類義語や対義語
臨場感の類義語と対義語についても見ていきましょう!
臨場感の類義語
臨場感の類義語としては下記のものがあります。
現実味
現実にふれている様子のこと
このドラマは現実味を帯びてるね。
迫力感
人の心に強く迫る感覚のこと
あの新型テレビの映像は、前のモデルより迫力感が増してるね!
没入感
他のことが気にならなくなるほど、ある対象や状況に意識を集中している感覚のこと
最近のゲームは没入感がすごいですね
臨場感の対義語
臨場感の対義語としては下記のものがあります。
(実際の感覚という意味で臨場感を捉えた場合)
ファンタジー
幻想という意味
あの物語はファンタジーだからね。
非現実的
あのドラマは非現実的だね。
空想
空想の世界が広がってるね。