今回はラグビー用語の「セカンドロー」について解説します。
セカンドローとは、ラグビーのポジションで前から2列目にのポジションに位置する二人の事を呼びます。
セカンドローについて、更に詳しい解説が見たい方は記事の続きへどうぞ!
「セカンドロー」とは?意味を解説!
セカンドロー=ラグビーにおける前から2列目のポジション
ラグビーは15vs15で行われる競技ですが、15人それぞれにしっかりとポジションが決まっています。
大きく分けるとフォワード(FW)と呼ばれる前の8人と、バックス(BK)と呼ばれる後ろの7人の2つに分けることが出来ます。
セカンドローはフォワードの中で前から2列目に位置するプレイヤーを指し、右ロック、左ロックの二人で構成されます。
セカンドローを形成する二人のロックは、スクラムでは最前線を張るプロップを後ろから支え、相手を押し込みます。
ラインアウトの際にはジャンパーとしてボールをキャッチする役割を担う事もあり、パワーだけではなく高いジャンプ力も要求されます。
その為、セカンドローにはチームで最も身長が高い選手が務める事が多くなっています。
セカンドローの背番号
ラグビーではポジションによってつける背番号が明確に決まっており、セカンドローはそれぞれ
- 左ロック:背番号4番
- 右ロック:背番号5番
の背番号を背負います。
セカンドローにはジャンプ力やスピードも求められるため、パワーだけではない高い身体能力が必要になります。
セカンドロー各ポジションの役割
セカンドローを形成する左ロック、右ロックの個々の役割についても解説します。
左ロック
背番号4番を背負う左ロックはスクラムの際にフッカーと左プロップの間を後ろから固め、スクラムを支えます。
左ロックはラインアウトの際にジャンプしてボールを掴むジャンパーの役割を担うことも多く、チーム内でも長身で跳躍力のある選手が選ばれます。
現在のラグビーではジャンパーを他の選手が持ち上げる事がルールで許されており、他の選手の補助を受けてのジャンパーの最高到達点はなんと4メートルにもなるんだとか…
ただでさえ長身のジャンパーがボールを取り合うのは見ていて圧巻ですね。
右ロック
背番号5番を背負う右ロックはスクラムの際にフッカーと右プロップの間を後ろから固め、スクラムを支えます。
また、左プロップよりも強い圧力を受ける右プロップを支える為、右ロックには左ロックよりもパワーのある選手が選ばれます。
「__」の発祥や元ネタ、由来は?
セカンドローの語源、発祥=2列目の選手
セカンドローは最前線を張るフロントローの後ろ、2列目のポジションです。
second(2番め)row(列)でセカンドローという訳ですね。
またセカンドロー内の「ロック」というポジションはスクラムでの役割が語源となっています。
スクラムの際にプロップの股に片腕を入れ、フロントローの3人を束ねて錠(Lock)をかける、というのがロックの名前の由来です。
フロントローの3人だけではすぐにバラバラに成ってしまうスクラムですが、セカンドローの二人がガッチリと「ロック」する事によって段違いの強度になるんですね。
出典:日テレラグビーCH
確かに、「ロック」してる!
「セカンドロー」の使い方や例文
セカンドローの使い方や例文も見てみましょう!
最近ラグビー漫画増えているのは嬉しい。でも大体バックローかバックスが主人公。フロントロー、セカンドローどこ行った。。。。
— たいし。 (@taec_371) September 28, 2016
ラグビー漫画でフィーチャーされるのは後列のボジションが多い、という事に不満を覚えているようです。
確かに、前列の選手は泥臭くチームを支えるのが仕事ですから、派手な活躍が求められる漫画や映画などの主人公のポジションとしては不向きかもしれませんね。
ラグビーで好きなプレーヤーはトライスコアラーとかよりもゲームの重要な場面で仕事をするNo.8とかブレイクアウェイ、汚い仕事をするセカンドローとかのプレーヤー。ケフとかティエリーデュソトワールとか好きだった
— ϟ!₲∞★8 ₲ʘʘÐ Ɲı₲һϮ (@SHiGGY_No8) October 9, 2019
華やかなトライを決めるバックスのプレイヤーよりも、汚れ仕事を請け負うセカンドローのプレイヤーが好きと語られています。
目立つポジションよりも地味なポジションに注目してしまう。
長くスポーツ観戦をしている人にはあるあるですよね(笑)
「セカンドロー」の類義語や対義語
セカンドローの類義語や対義語も紹介しておきましょう。
セカンドローはラグビーにおける前から2列目のポジションです。
類義語としては同じフォワードポジションである
- フロントロー
- バックロー
対義語としてはバックスポジションである
- ハーフバック
- スリークォーターバック
- フルバック
などが当てはまるでしょう。