今回は「両方」の言い換え表現を紹介します!
「両方」は「二つのうち、どちらも」という意味の言葉です。
また、「どちらでも同じ」という意味で使われることもあります。
共通するものや並列するものを指す場合に多く使われます。
A案とB案、両方に良さがありますね。
両方は、日常会話でもビジネスシーンでも使われるニュートラルな言葉です。
この記事では「両方」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
両方の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは両方のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①双方
双方=「あちらとこちら」の意味
「関係があるもののうち、どちらも」という意味の言葉ですが、「両方」よりもかしこまった言い方です。
チームやグループなど、集団に対しても使うことができます。
固い表現になるので、仕事の場面や文章でよく使われています。
例文
A案とB案、双方に良さがありますね。
②両陣営
両陣営=「敵と味方、両方の陣営」の意味
相対する二つのグループに対して使われることが多い言葉です。
グループ同士が対立関係にある場合は、「両陣営」を用いても良いでしょう。
スポーツや政治の世界にも登場しますが、仕事中でも違和感なく使える固めの言葉です。
例文
AグループとBグループ、両陣営に良さがありますね。
③両雄
両雄=「二人の優秀な人物」の意味
「二人の英雄」という意味もありますが、同じくらいの能力を持つ者を指す言葉です。
「両雄並び立たず」ということわざもありますね。
どちらかと言えば固めの言葉で、文章や記事などでよく使われる言葉です。
例文
AさんとBさん、両雄に良さがありますね。
④両人
両人=「二人」の意味
一つのペアをつくっている二人や、対立している二人に対して使う言葉です。
「いよっ、ご両人!」というように、「ご」を付けたりもします。
フォーマルなシーンなど、幅広い場面で使える言葉です。
例文
AさんとBさん、両人に良さがありますね。
⑤両者
両者=「二人の人物」の意味
文字どおり「両方の者」という意味ですが、人間以外にも使える言葉です。
スポーツの対戦相手など、対立関係にある者をそれぞれに指すことが多いようです。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使えるでしょう。
例文
AさんとBさん、両者に良さがありますね。
両方の”カジュアル”な言い換え・類語!
両方のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑥どの道を選んでも
どの道を選んでも=「どちらでも(同じ)」の意味
どんな経路を辿ったとしても、同じ結果に行きつくことが想定される場合に使われる言葉です。
「どっちみち(同じ)」や「結局(同じ)」というニュアンスを含む場合は「どの道を選んでも」と表現するのも良いでしょう。
日常会話でも、真面目な会話でも使うことができます。
例文
A案とB案、どの道を選んでも良さがありますね。
⑦どう転んでも
どう転んでも=「どんな展開になっても(同じ)」の意味
「どちらの場合にしても」という意味合いを持っています。
こちらも「どっちみち(同じ)」というニュアンスを含むので、文脈によっては「両方」の代わりになる言葉です。
幅広い場面で使えるため、フォーマルでもカジュアルでもないニュートラルな言葉です。
例文
A案とB案、どう転んでもメリットはありますね。
⑧いずれにしても
いずれにしても=「どちらを選ぶにしても(同じ)」の意味
「どんな事情があろうとも変わらない」というニュアンスの言葉です。
漢字では「何れにしても」という表記になりますが、仮名表記のほうがよく使われています。
カジュアルな会話にも登場することはありますが、ビジネスシーンでも使用可能です。
例文
A案とB案、いずれにしても良さがありますね。
⑨いずれにしろ
いずれにしろ=「どうなるにせよ(同じ)」の意味
「どのみち(同じ)」や「どっちみち(同じ)」という意味の言葉です。
他の一切の状況を考慮せず、ある一点のみについて言及する際によく使われます。
カジュアル、フォーマルどちらの場面でも使える言葉です。
例文
A案とB案、いずれにしろ良さがありますね。
⑩どちらにしても
どちらにしても=「どのような事情であっても(同じ)」の意味
また、「良くも悪くも」という意味もあります。
「選択肢が二つあったとしても、結果は同じ」という場合には「どちらにしても」を用いることができるでしょう。
カジュアルな日常会話でも、真面目なシーンでも使うことができます。
例文
A案とB案、どちらにしても良さがありますね。
⑪どちらにしろ
どちらにしろ=「どれを選んでも大した違いはない」の意味
「選択肢はいくつかあるが、結果は変わらない」という場面で使われる言葉です。
「両方」と同じように、「どちらでも同じ」と言いたいときの表現として適しています。
世間話や日常会話、業務中の会話など幅広い場面で使われます。
例文
A案とB案、どちらにしろ良さがありますね。
⑫いずれも
いずれも=「どれも、それぞれ」の意味
「選択肢は複数あるが、どれを選んでも同じ」という意味の言葉です。
「両方」は二つの物事を指すことが多いですが、「いずれも」は二つもしくは複数の物事を指すことが多いでしょう。
日常会話にも登場することはありますが、ビジネスシーンでも使用可能です。
例文
A案とB案、いずれも良さがありますね。
⑬二つとも
二つとも=「二つのうち、どちらも」の意味
「両方」と同じように使えますが、「二つとも」のほうがやや幼い印象になります。
日常会話で多く使われるため、どちらかといえばカジュアル寄りの言葉でしょう。
例文
A案とB案、二つとも良さがありますね。
⑭どちらも
どちらも=「二つのうちの一つではなく、両方とも」の意味
また、二つのものを一まとめにして扱うときに使うこともあります。
「両方」と同じように、二つ以上の物事が同じ性質を共有していることを表します。
ややカジュアル寄りの言葉ですが、業務中の会話に登場することもあるでしょう。
例文
A案とB案、どちらも良さがありますね。
⑮どっちも
どっちも=「両方とも」の意味
「どちらも」を話し言葉に置き換えた表現としてよく使われています。
複数の物事が同じ性質を持っていることや、二つ以上のものをひとまとめにすることを示す言葉です。
日常生活でも使いやすい言葉です。
例文
A案とB案、どっちも良さがありますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。