今回は「粒度」というビジネス用語について解説します!
「粒度」は「りゅうど」と読み、情報の細かさや詳細さという意味の言葉です。
「粒度が粗い」みたいに使うよ!
「粒度」の由来は、粒子の細かさを表す「粒度」。
この記事では「粒度」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
粒度とは?意味は「情報などの細かさ・詳細さ」
「粒度」の意味=情報などの細かさ・詳細さ
ビジネス上での、粒度とは、資料やスケジュールなどの、情報やデータの分析・処理するうえで、どこまで細かいものを取り扱うかを表しています。
読み方は「りゅうど」です。
ビジネスにおいての「粒度」は、優先事項を見つけやすくするためや、作業工程の可視化・作業の全体像を関わる人すべてが理解しやすくするために重要になります。
ビジネスでデータを分析するさいに、「細かな情報」と「ざっくりとした情報」の、2種類から選ぶとしたら、どちらを選びますか?
大半の人が、「細かな情報」を選択するはずです。
「細かな情報」は、細部や傾向を把握するのに役に立ちます。
一方、「ざっくりとした情報」は、大まかな傾向や全体像を把握することに適していますが、詳細な部分は見えにくくなります。
そういった意味で、情報の「粒度」が重要になります。
事細かな情報ってことなんだね!
粒度の由来は「粒の大きさを表す粒度」
「粒度」の由来=粒の大きさを表す粒度
本来、「粒度」とは、粉・粒・塊のものなどの、物を形づくる細かい粒のことを表しています。
それを、ビジネスで使用する場合は、資料の内容や課題の大きさ、スケジュールの細やかさなどを、粒子に見立て比喩で「粒度」と言います。
詳細な資料にたいしては、「粒度が細かい」と言い、逆に、ざっくりとした資料にたいしては、「粒度が粗い」と言います。
詳細に絞り込んだ購入層に、マーケティングの手法を投入することを「粒度を下げる」と言います。
また、ITの分野では、データや構成の単位の粗さのことにたいして「粒度」が使われています。
IT分野では、データ・作業の工程などの1つの大きなまとまりにたいして、多くの要素が含まれていることを「粒度が高い」と表現しています。
逆に、多くの構成単位が、細かく分けられていることを「粒度が低い」と表現しています。
粒子に例えているんだね!
粒度のビジネスでの使い方・例文
「粒度」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
マーケティングキャンペーンの改善点を考えていますが、何かアドバイスをお願いします。
まずは、オーディエンスの粒度を細かく設定して、効果的なターゲティングをしてみたらどうかな?
使用例②
サプライチェーンの効率化を行うために何かいい方法はありませんか?
サプライチェーンの内容を粒度を細かく見直すことをおすすめします。
使用例③
前回のマーケティングキャンペンーンの結果を分析してみました。
ありがとうございます。
しかし、セグメントごとのデータが不十分で、粒度が粗く感じます。
使用例④
このデータ分析レポート、情報の詳細度が低いように感じます。粒度が粗いようですが、改善策はありますか?
より細かいレベルでのデータ収集や分析を行い、より具体的な情報を提供できるように改善してみます。
粒度の類義語や対義語
粒度の類義語と言い換えについても見ていきましょう!
粒度の類義語
粒度の類義語はありません。
粒度の対義語
粒度の対義語はありません。