今回は「~したり」の言い換え表現を紹介します!
「~したり」は同類の動作や状態が繰り返し起こるときに使う言葉です。
彼は会社に行ったり営業先に行ったりしています。
「~したり」はカジュアルな会話で使用されることが多いです。
この記事では「~したり」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
~したりの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは~したりのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①~もあれば~もある
~もあれば~もある=「反対的な動作や状態を繰り返し行う」の意味
~したりの言い換えでよく使われている言葉ですが、意味の違いとしては対義的な行動を並行して行うときに使われるということです。
丁寧な表現ですから、ビジネスシーンで使われやすいです。
彼は会社に行くこともあれば営業先に行くこともあります。
②~であったり~でもある
~であったり~でもある=「同じような状態の繰り返しを表すさま」の意味
~したりとほぼ同じ意味合いの言葉で、より丁寧な表現で使われています。
フォーマルやビジネスシーンで使用されています。
彼は会社員であったり、優秀な営業マンでもあります。
③~にせよ
~にせよ=「たとえ~であったとしても」の意味
行動や状態を並べて表現する言葉ですが、どちらかというと否定的な意味合いを含んでいます。
フォーマルやビジネスシーンで使うことができます。
会社に行くにせよ営業先に行くにせよ彼はどちらかにいます。
④~し、その後~
~し、その後=「過去の行動や状態の後に次に続く様子」の意味
~したりはその状態や行動を繰り返す意味ですが、こちらはその行動・状態の後に行われた様子などを示す言葉です。
これも丁寧な言い回しなので、ビジネスシーンで使われています。
彼は出社し、その後営業に行っています。
⑤~および
~および=「複数の事柄を並べて表現する様子」の意味
~およびの前の事象と後に続く事象が同列・同格の時によく使われる言葉です。
これもビジネスシーンでよく使用されています。
彼は会社および営業先に行っています。
⑥~など
~など=「例としてあげる」の意味
主に同類の事例などを列挙する時に使用しますが、明確な事例を示すわけではないので、絶対同類でなければいけないという訳ではありません。
フォーマルやビジネスシーンで使われやすいです。
彼は会社・営業先などに行っています。
⑦~か
~か=「選択する物事や状態を列挙する言葉」の意味
複数の物事や状態、行動を並べてそこに選択できる余地を表現する言葉です。
どちらかというとフォーマル寄りの表現です。
彼は会社か営業先に行っています。
⑧~なり
~なり=「並列や選択を表す助詞」の意味
その他の意味としては、~するとすぐに、したまま、したきりというニュアンスでもよく使われています。
フォーマル・ビジネスシーンで使用可能です。
出勤なり営業なり彼にはやることがたくさんあります。
⑨~するや否や
~するや否や=「何か行動してから時間を置かずすぐに他の行動に移ること」の意味
「する」という動詞に「や否や」をつなげた言葉です。「や否や」は同時にまたは引き続いてその行動をが行われる様子を表しています。
フォーマルやビジネスシーンで使える言葉の一つです。
彼は出社するや否や営業先に行きました。
~したりの”カジュアル”な言い換え・類語!
~したりのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩~も
~も=「同類の事柄を並列・列挙することを表す係助詞」の意味
二つ以上の事柄を並べて表現できる言葉ですが、動詞でも名詞でも使える係助詞です。
フォーマル・カジュアルどちらでも使える表現です。
彼は会社も営業先も行っています。
⑪~とか
~とか=「複数の事柄を並列・列挙する時に表す言葉」の意味
上記の意味の他に、不確実な想像や伝聞を指すこともあります。
あまりビジネスシーンやフォーマルで使われる言葉ではありません。
彼は会社とか営業先に行っています。
⑫~や
~や=「複数の名詞と名詞を並列して挙げる時に表す言葉」の意味
「~したり」は複数の行動や状態などを列挙する時に使われますが、「~や」は名詞と名詞を並べて表現する時に使用します。
これはフォーマルでもカジュアルでも使用可能なニュートラルな表現です。
彼は会社や営業先に行っています。
⑬~と
~と=「複数の事例を挙げるときに使われる助詞」の意味
例文では二つの事例を挙げていますが、「会社と営業先と出向先と」といった具合に違う事象を並行して表現する時に使われています。
言い方としてあまり大人が使う言い回しではないので、フォーマルでは使わないようにしましょう。
彼は会社と営業先に行っています。
⑭~して
~して=「先の事柄を受けて続ける」の意味
よく日常会話で使われる、先の事象を受けてつなげる表現の一つです。
言い方が少し子供っぽいのでビジネスシーンで使うことは避けたほうが良いでしょう。
彼は会社に行って営業先にも行っています。
⑮~し
~し~=「前に述べる事象と後に述べる事象が対比的である接続助詞」の意味
上述の通り、~しの前に表される事柄と後に表される事柄が並列的な意味を持つときに使われています。
こちらもカジュアルな会話のほうが使いやすいでしょう。
彼は会社に行くし、営業先にも行きます。