今回は「シビア」の言い換え表現を紹介します!
「シビア」はきびしい状態であるさま、容赦のないさまという意味の言葉です。
市場の競争はシビアですが、頑張りましょう。
「シビア」は日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、非常にニュートラルな言葉です。
この記事では「シビア」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
シビアの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはシビアのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①手厳しい
手厳しい=「批判・交渉などにてごころを加えず、非常にきびしい」の意味
「シビア」は、状況や条件がとても厳しいときに使い、「手厳しい」は、主に他の人に対して厳しい評価や意見を言うときに使います。
「シビア」はやや広めの使い方ができますが、「手厳しい」は言葉や評価など人が関わるときに使う言葉です。
日常生活でもたまに使う、ややフォーマルな言葉です。
市場の競争は手厳しいですが、頑張りましょう。
②過酷
過酷=「きびしくてむごいこと」の意味
「シビア」は、厳しい判断や見方をするときに使い、「過酷」は、非常に厳しくてつらい状況や条件を表します。
どちらも厳しいという意味ですが、「シビア」な判断のせいで「過酷」な状況、のように現状を表す時に使われます。
こちらも日常生活でもたまに使う、ややフォーマルな言葉です。
市場の競争は過酷な状況ですが、頑張りましょう。
③無慈悲
無慈悲=「あわれむ気持が欠けて、むごいこと」の意味
「シビア」は、状況や条件がとても厳しいことを表し、「無慈悲」は、人に対して思いやりがなく、とても冷たい態度を表します。
「無慈悲」は人がとる態度だけではなく、状況が「無慈悲」だと感じるという使われ方もあります。
こちらも日常生活でもたまに使いますが、非常にフォーマルな言葉だといえます。
市場の競争は無慈悲ですが、頑張りましょう。
④切実
切実=「わが身に直接さし迫って来ること。痛切なこと」の意味
「シビア」は、とても厳しいという意味で使います。「切実」は、心から感じる強い願いや気持ちという意味で使います。
あくまで受け取り方の問題で、どちらも厳しい状態にありますね。「切実」の方が希望を持っているポジティブな言葉です。
日常生活ではあまり使わない、フォーマルな言葉です。
市場の競争は切実な状況ですが、頑張りましょう。
⑤無情
無情=「いつくしむ心がないこと。思いやりのないこと」の意味
「シビア」 は、状況や現実がとても厳しいことを表し、「無情」は、 冷たくて情けがないことを表します。
ちなみに「無慈悲」は、主に人が優しさや情けを全く見せないときに使い、「無情」は、 冷たくて情けがないときや状況が厳しいときに使う言葉です。
こちらも日常生活ではあまり使わない、フォーマルな言葉です。
市場の競争は無情ですが、頑張りましょう。
⑥冷酷
冷酷=「思いやりがなく、むごいこと。無慈悲」の意味
「シビア」は、現実的で厳しい考え方や態度を表し、「冷酷」は、人の気持ちを無視する冷たい態度や行動を表します。
ちなみに「無慈悲」は、全く優しさや思いやりがないことを表し、「冷酷」は、とても冷たく、感情を持たずに厳しいことをすることを表します。
冷酷の方が厳しいことを積極的に行っているイメージですね。
日常生活ではあまり使わない、フォーマルな言葉です。
市場の競争は冷酷ですが、頑張りましょう。
⑦辛辣
辛辣=「表現や見方が非常に手きびしいこと」の意味
「シビア」は、厳しい状況や条件を説明するときに使い、「辛辣」は、厳しい言葉や批判をするときに使います。
「辛辣」な意見が多いから「シビア」な状況だ、といったニュアンスですね。
日常生活でもたまに使う、ややフォーマルな言葉です。
市場の競争は辛辣ですが、頑張りましょう。
⑧苛烈
苛烈=「厳しく激しいこと。また、そのさま」の意味
「シビア」は、「とても厳しい、容赦ない」という意味で、状況や評価に使い、「苛烈」は、「激しく厳しい、残酷で激しい」という意味で、戦いや競争、自然現象に使います。
「苛烈」の方が使う場面が限定的なんですね。
日常生活ではあまり使わない、非常にフォーマルな言葉です。
市場の競争は苛烈な状況ですが、頑張りましょう。
シビアの”カジュアル”な言い換え・類語!
シビアのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨しんどい
しんどい=「骨が折れる。難儀だ」の意味
「シビア」は、状況や評価が非常に厳しいことを表します。「しんどい」は、体や心がとても疲れて辛いことを表します。
どちらも「厳しい」表現ですが、「シビア」すぎて「しんどい」のように、疲れる・疲れたのような表現にもなります。
ビジネスシーンではまず使わない、非常にカジュアルな言葉です。
市場の競争はしんどい状況だけど、頑張ろう。
⑩きつい
きつい=「物事の程度がはなはだしい。きびしい」の意味
「シビア」は、現実的に見てとても厳しいという意味で、「きつい」は、体や心にとって大変でつらいという意味です。
意味としては「しんどい」と同じ意味を持っていますが、やや広い意味で使われる言葉です。
ビジネスシーンでもたまに使う、ややカジュアルな言葉です。
市場の競争はきつい状況だけど、頑張ろう。
⑪絶望的
絶望的=「まったく希望がもてないほど悪くなっているさま」の意味
「シビア」は、とても厳しいときに使い、「絶望的」は、もう希望がないときに使います。
ただ、それでも希望があるときに「絶望的」を使うこともあるので、「シビア」よりもさらに厳しい状況の時に使う言葉だといえます。
日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
市場の競争は絶望的な状況だけど、頑張ろう。
⑫深刻
深刻=「事態が容易ならないところまできていること。また、そのさま」の意味
「シビア」は、厳しい状況や判断を表すときに使い、「深刻」は、重大で深い問題を表すときに使います。
同じ厳しい意味の言葉ですが「環境問題はシビア」とはいわないと思います。「深刻」は問題の深さを、「環境問題にシビア」なら判断の程度を表しています。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
市場の競争は深刻な状況だけど、頑張ろう。
⑬厳しい
厳しい=「いいかげんな対処が許されないさま。困難が多くて大変なさま」の意味
「シビア」は、状況や条件がとても厳しいときに使い、「厳しい」は、人やルール・態度がとてもきついときに使います。
「しんどい」が身近な人に、「きつい」はたまにビジネスでも使い、「厳しい」はどちらでも普通に使える言葉で、全部ほぼ同じ意味だといえます。
日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
市場の競争は厳しい状況だけど、頑張ろう。
⑭大変
大変=「程度がはなはだしいこと。苦労が並々ではないこと」の意味
「シビア」は、状況や条件が厳しいときに使い、「大変」は、物事がとても難しくて苦しいときに使います。
「シビア」だから「大変」だ、といったニュアンスですね。「シビア」は問題の状態を表し、「大変」は自分の状態を表しています。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
市場の競争は大変な状況だけど、頑張ろう。
⑮困難
困難=「物事をするのが非常にむずかしいこと。また、そのさま。難儀」の意味
「シビア」は、とても厳しい状況や状態を表し、「困難」は、解決するのが難しい状態を表します。
程度の問題で、「困難」の方が達成が難しい意味の言葉になります。
こちらも日常生活・ビジネスシーンどちらでも使える、ニュートラルな言葉です。
市場の競争は困難な状況だけど、頑張ろう。
いかがでしたでしょうか?横文字は場面を選ばず使える反面、感情がこもらない言葉になりがちです。ここに挙げた言い換えを参考に、相手に伝わる言葉を選んで使ってみましょう。