今回は「しどろもどろ」という言葉について解説します!
「しどろもどろ」とは、物事がはっきりせず、あいまいで混乱している様子という意味の言葉です。
「彼の説明がしどろもどろなので、誰も理解できなかった。」みたいに使うよ!
秩序がなく、乱れているという意味の「しどけなし」に、紛れる、惑うという意味の「もどろく」を変形して合わせ、意味を強めたことが由来です。
この記事では「しどろもどろ」という言葉の詳しい意味や由来、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
しどろもどろとは?意味は「物事がはっきりとせず、あいまいで混乱している様子」
「しどろもどろ」の意味=物事がはっきりせず、あいまいで混乱している様子のこと。
しどろもどろとは、物事がはっきりせず、あいまいで混乱しているという意味の言葉です。
話し手が言葉や行動でうまく表現できずに混乱している状態や、状況が整理されていない様子を表しています。
ちょっとした嘘をつき、それについて詰め寄られ、さらに嘘の内容で言い訳している時、自分が何を言っているのか分からなくなることはありませんか?目が泳いでしまって、相手に「怪しいな」と思われてしまいます。
また、緊張して考えや発言がまとまらない時も、しどろもどろになりがちですね。
「しどろもどろ」は、発言などが整っていないことなんだね!
しどろもどろの由来や語源は「しどけなし+もどろく」
「しどろもどろ」の由来、語源=秩序がなく、乱れているという意味の「しどけなし」+紛れる、惑うという意味の「もどろく」を合わせたことから。
秩序がなく、乱れているという意味の「しどけなし」に、紛れる、惑うという意味の「もどろく」を変形して合わせ、意味を強めたことが由来です。
「しどろもどろ」の詳細は次の通りです。
- 秩序がなく、乱れているという意味の形容詞「しどけなし」の「しど」に接尾語の「ろ」が付いた。
- 紛れる、惑うという意味の動詞「もどろく」の語尾を「もどろ」にして、「しどろ」の語尾と合わせ、言葉の意味を強めた。
「しどろもどろ」は江戸時代にすでに存在していたと考えられています。発祥やいつ頃から使われるようになったかなどは不明です。「しどろもどろ」が少なくとも江戸時代にあったとは、歴史がある言葉なんですね!
「しどろもどろ」で、かなり動揺していることを表しているのね!
しどろもどろの使い方・例文
「しどろもどろ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
彼の回答を聞いたけど、よくわからなかったね。
緊張していたのか、しどろもどろでしたね。
使用例②
仕事の引継ぎはうまくいってる?
前任の説明がしどろもどろで、よく理解できていません。
使用例③
英語で道を聞かれたから、しどろもどろになっちゃったよ。
急に英語で話しかけられたら、びっくりしちゃうよね。
しどろもどろの類義語や言い換え、対義語
しどろもどろの類義語と対義語についても見ていきましょう!
しどろもどろの類義語や言い換え
しどろもどろの類義語や言い換えとしては下記のものがあります。
はっきりしない
新しいプロジェクトの方針が、まだはっきりしないみたいなんだよね。
言葉を濁す
昨日どこに行っていたの?って彼に聞いたら、言葉を濁すのよね…
支離滅裂
痩せたいって言いながらケーキをたくさん食べるなんて、支離滅裂ね。
しどろもどろの対義語
しどろもどろの対義語としては下記のものがあります。
はっきり
彼女の説明ははっきりしていて、分かりやすいわね。
明らか
実験結果が明らかだから、仮説が正しかったことが証明できた!
筋が通っている
彼の回答はいつも筋が通っていて、論理的よね!