今回は「心中お察しします」の言い換え表現を紹介します!
「心中お察しします」は相手の不幸、困難や苦しみの状況を察知する、同情する、推し量るという意味の言葉です。
急遽企画が中止になったとのこと、心中お察しします。
この言葉は、比較的フォーマル寄りな言葉に分類されます。
この記事では「心中お察しします」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
心中お察ししますの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは心中お察ししますのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①心中お察し申し上げます
心中お察し申し上げます=「相手の不幸、困難や苦しみの状況を察知する、同情する、推し量る」の意味
元の言葉の最後を「申し上げます」に変えることで、意味を変えずに相手を立てる謙譲表現になり、よりフォーマルな表現に言い換えることができます。
「申し上げる」は、自分自身の気持ちを伝える際によく使われる表現なので、「私はあなたの気持ちがわかっていますよ」という自分の気持ちを伝えたい元の言葉の意味を考慮すると、大変わかりやすいフォーマルな言い換え方です。
例文
急遽企画が中止になったとのこと、心中お察し申し上げます。
②心中いかばかりとお察し申し上げます
心中いかばかりとお察し申し上げます=「相手の不幸、困難や苦しみはいったいどれほどのものか、推し量る、推察する」の意味
元の言葉や、「心中お察し申し上げます」よりもさらにフォーマルな印象を与える表現です。
「いかばかりかと」とは、「その程度はいったいどれほどのものであろうか」と反語のように問うニュアンスがあります。
相手の気持ちを推察することはできても、完全に理解することは難しいものなので、「どの程度か正確にはわからないけれど、悲しい、辛いということはよくわかっています」という相手への気遣いをより丁寧に伝えることができます。
例文
急遽イベントが中止になったとのこと、心中いかばかりかとお察し申し上げます。
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③ご心労お察しします
ご心労お察しします=「相手の精神的疲労や気疲れを察知する、同情する、推し量る」の意味
「心労」は、心配していることや悩みによる精神的疲労、気疲れ、などの意味がある言葉です。
元の言葉と比べて、相手が気に病んでいること、精神的に疲れてしまっていることを推し量ったうえで、相手への気遣いの気持ちを伝える際に適した表現です。
また、「ご心労いかばかりかとお察し申し上げます」のように、より丁寧に表現することも可能です。
例文
急遽企画が中止になったとのこと、ご心労お察しします。
④ご苦労お察しします
ご苦労お察しします=「相手が苦しい思いをしていることや努力している様子を察知する、同情する、推し量る」の意味
相手が何かに対して努力していること、苦労していることや労力を察知し、気遣う際に使う表現です。
ビジネスシーンにおいては、難しい場面に対応している現状を気遣う際などに、相手への敬意をこめて使うことができます。
例文
急遽企画が中止になったとのこと、ご苦労お察しします。
⑤ご心痛お察しします
ご心痛お察しします=「(主に葬祭において、)相手が心を痛めている様子を察知する、同情する、推し量る」の意味
「心痛」は、「心を痛めている」という意味があり、「ご心痛お察しします」は主に葬祭において、お悔やみの言葉として使われます。
葬祭以外の場面ではあまり使われることがない表現なので注意が必要です。
また、この言葉も、「ご心痛いかばかりかとお察し申し上げます」のように、より丁寧に表現することも可能です。
例文
ご遺族の皆様のご心痛お察し申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。
⑥お気持ちお察しします
お気持ちお察しします=「相手にとってよくない出来事が起きた様子を察知する、同情する、推し量る」の意味
元の言葉とほとんど同じ意味で使うことができますが、元の言葉よりも、相手に起きている出来事の不幸や困難の度合いが高くなくても気兼ねなく使える印象の言葉です。
「お気持ちお察しします」と相手への気遣いを伝えた後に、励ましの言葉を添えて、前向きなコミュニケーションへと繋げることも、元の言葉よりも容易にできる表現です。
例文
急遽企画が中止になったとのこと、お気持ちお察しします。
⑦胸中お察しします
胸中お察しします=「心の内、胸の内の不幸や困難、苦しみの状況を察知する、同情する、推し量る」の意味
「胸中」とは、「心の内、胸の内」という意味があります。この言葉も、元の言葉とほとんど同じ意味で使うことができる表現です。
ただし、「胸中」という表現は、相手が男性である場合にのみ使うほうがよいという考えも存在します。迷ってしまった場合は、ほかの表現を使うこともよいでしょう。
例文
急遽企画が中止になったとのこと、胸中お察しします。
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⑧心中拝察いたします
心中拝察いたします=「ある情報をもとに、相手の心情を察知する、同情する、推し量る」の意味
「拝察」は、「ある情報をもとに、相手の気持ちや考えを推し量る」という意味の言葉です。
口頭よりも、メールや書類などの文面で使われることが多いです。
ビジネスシーンにおいては、単に相手の気持ちに同情するだけでなく、「大変お忙しいと拝察しますが、こちらの件もご検討ください。」のように、依頼をする際にも使うことができます。
例文
急遽企画が中止になったとのこと、心中拝察いたします。
⑨ご心労が絶えませんね
ご心労が絶えませんね=「相手の精神的疲労や気疲れが続いていることを気遣う」の意味
元の言葉の「お察しします」という言葉が持つ、「察知する、推し量る」といったニュアンスは薄くなってしまいますが、相手の精神的疲労や気疲れを気遣う気持ちを伝える表現です。
疲労の原因となるような出来事が続けざまに起きているときや、なかなか問題が解決しない場面で使うことが適しています。
例文
立て続けに企画が中止になったとのこと、ご心労が絶えませんね。
⑩ご苦労が続きますね
ご苦労が続きますね=「相手の苦労や努力が続いていることを気遣う」の意味
この言葉も、「察知する、推し量る」といったニュアンスは薄くなってしまいますが、相手の苦しい思いや努力を気遣う気持ちを伝える表現です。
また、この表現も「続く」という言葉を使うので、苦労する原因となるような出来事が続けざまに起きているときや、努力していてもなかなか問題が解決しない場面で使うことが適しています。
例文
立て続けに企画が中止になったとのこと、ご苦労が続きますね。
心中お察ししますの”カジュアル”な言い換え・類語!
心中お察ししますのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪大変でしたね
大変でしたね=「相手の不幸、困難や苦しみ、苦労をねぎらう」の意味
過去に起きた相手の苦労に対して、共感し、ねぎらう気持ちを伝える表現です。
言葉としては敬語ではありますが、言葉を受け取る相手によっては、「大変だった」という苦労を決めつけられたように捉えてしまうこともあります。使う場面や相手に注意が必要であるため、カジュアルな表現としてご紹介します。
例文
急遽企画が中止になって、大変でしたね。
⑫辛かったですね
辛かったですね=「相手の不幸、困難や苦しみに同情する」の意味
相手にとって辛い気持ちを引き起こすような出来事があった場合に、相手をねぎらう、気遣う言葉です。
この言葉も、「大変でしたね」と同様に、受け取る相手によっては、「辛い」という気持ちを決めつけられたように捉えてしまうこともあります。使う場面や相手に注意が必要であるため、カジュアルな表現としてご紹介します。
例文
急遽企画が中止になって、辛かったですね。
⑬同情します
同情します=「相手の身になって、不幸や苦悩などの感情をともにすること」の意味
相手が抱える暗い心情に対して同調しているときに使うことが適した表現です。
元の言葉にも、「同情する」という意味がありますが、そのまま「同情」という言葉を使うと、「完全に理解することが難しいであろう他人の気持ちを分かったつもりになっている」と不快に思う人もいるので、ビジネスシーンにはあまり向かない言葉です。
例文
急遽企画が中止になったこと、同情します。
⑭気の毒でしたね
気の毒でしたね=「相手の不幸、困難や苦しみに同情する、心を痛める」の意味
相手の苦しみに同情したうえで、こちらも心を痛めているという気持ちを伝える表現です。相手の苦しい状況を哀れむニュアンスがあります。
使う相手の状況や場面によっては、皮肉ととられることもあるので、注意が必要です。
例文
急遽企画が中止になって、気の毒でしたね。
⑮その気持ち、わかります
その気持ち、わかります=「相手の心情を理解していることを伝える」の意味
元の言葉のように、相手の不幸などの暗い心情に寄り添うような制限はありませんが、相手の気持ちに同調していることを伝えることができます。
前後の文章によっては、前向きな心情への理解を伝えるときにも使うことができる表現です。
例文
急遽企画が中止になって落ち込むその気持ち、わかります。
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