今回は「知らなかった」の言い換え表現を紹介します!
「知らなかった」は、ある出来事や知識についてその時点までそれに関係する情報を持っていなかったことを表明する言葉です。
この言葉は、カジュアルな言葉に分類され、フォーマルな場面ではあまり使用しません。
この記事では「知らなかった」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
知らなかったとは?意味は「その情報を認識していなかった」
「知らなかった」の意味=その情報を認識していなかった状況のこと
「知らなかった」は、フランクな表現のためビジネスシーンでは適切な言葉に変換することが望ましいでしょう。
A社とB社の合併について、私は知らなかったです。
知らなかったの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは知らなかったのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①存じ上げない
存じ上げない=「知らない、わからない」の意味
知らなかったという意味の謙譲語です。
ビジネスシーンでとてもよく使われています。
A社とB社の合併について、私は存じ上げておりません。
②承知していない
承知していない=「その物事について今まで聞いたことのないさま」の意味
文字通り知らなかったさまを意味する他に、「知っていたけど知らないふりをする」といった辛辣な意味合いで使うこともあります。
ビジネスシーンではよく使われる言葉です。
A社とB社の合併について、私は承知しておりません。
③聞き及んでいない
聞き及んでいない=「人からその物事について何も聞いていない」の意味
自分で知ることというよりは、人から聞いているかどうかを表す言葉です。
これもビジネスシーンで多用されています。
A社とB社の合併について、私は聞き及んでおりません。
④耳に入っていない
耳に入っていない=「他人の言うこと、音、情報がおのずと聞こえていない」の意味
周りから流れてくる情報などが自然と入ってくることを耳に入ると表現するので、その反対の意味になります。
ビジネスシーンやフォーマルな場で使うことができます。
A社とB社の合併について、私の耳には入ってきておりません。
⑤確認していない
確認していない=「物事に対する認識を曖昧にせず明確にすることをしていない」の意味
自ら進んで物事を知ろうとしていない(受動的な)意味合いも含まれています。
ビジネスシーンで多用されている言葉です。
A社とB社の合併について、私は確認しておりません。
⑥心当たりがない
心当たりがない=「その物事が記憶にない」の意味
記憶にない=知らないということですが、見当もつかない、身に覚えがないという意味合いもあります。
ビジネスシーンで使うこともできますが、カジュアルな会話でも登場する言葉です。
A社とB社の合併について、私には心当たりがありません。
⑦わかりかねる
わかりかねる=「わからない」の意味
わかろうとしてもできない・理解できないという言葉を丁寧に表現した言葉です。
当然ビジネスでよく使用されています。
A社とB社の合併について、私はわかりかねます。
⑧関知していない
関知していない=「その物事に関係せず、事情が全くわからないさま」の意味
その物事に全くかかわっていないために知らなかったという意味合いです。
理由も併せて表現できる言葉なので、ビジネスシーンで使われています。
A社とB社の合併について、私は関知しておりません。
⑨把握していない
把握していない=「物事の主旨や意図を理解していない、わからない」の意味
把握という言葉は、しっかりとつかむ→手中に収めるという意味を持っています。そこから発展して物事の理解を深める意味合いで使われています。
ビジネスシーンで使われることが多いです。
A社とB社の合併について、私は把握しておりません。
⑩不明である
不明である=「はっきりわからないこと、明らかでないこと」の意味
知らなかったは過去形の言葉ですが、不明であるということは現在進行形の言葉です。
ビジネス・フォーマルで使用されています。
A社とB社の合併について、私には不明であります。
⑪無知である
無知である=「知識がないこと、何も知らないこと」の意味
何事も知らないさまを表す言葉なので、知らなかったとほとんど同じ意味になります。
これもビジネスシーンで使用可能な言葉です。
A社とB社の合併について、私は無知であります。
知らなかったの”カジュアル”な言い換え・類語!
知らなかったのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑫聞いたことがない
聞いたことがない=「その物事について耳にしたことがない、知らない」の意味
文字通り、その事象について全く知らないさまを表しています。
この言葉はフォーマルでもカジュアルでも使用できます。
A社とB社の合併について、私は聞いたことがありません。
⑬わからない
わからない=「知らない、理解できない」の意味
これも知らなかったと同じ意味です。
物事の理解に対して曖昧なさまの意味合いも含むので、ビジネスシーンでは使わないほうがいいですね。
A社とB社の合併について、私はわかりません。
⑭初めて知った
初めて知った=「今現在まで知らなかった」の意味
この言葉は上記の意味合いから、知らなかったの言い換え語として存在しています。
初めて知ったという言葉が二重の表現ではないかという意見もありますが、正しい日本語の表現です。
A社とB社の合併について、私は今初めて知りました。
⑮初耳である
初耳である=「初めて聞くこと、初めて耳にすること」の意味
上記の意味合いから、これも知らなかったと類する言葉になります。
これは、ビジネスシーン、カジュアルな会話ともによく使用されています。
A社とB社の合併については、私は初耳です。