今回は「しつこい」の言い換え表現を紹介します!
「しつこい」は、物事にこだわりが強い・執念深い・執着しているというときに使われる言葉です。
この言葉は、カジュアルな言葉に分類され、かしこまった場面や目上の方にはあまり使用しません。
この記事では「しつこい」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
しつこいとは?意味は「執拗にこだわるさま」
「しつこい」の意味=何かに心をとらわれ執拗にこだわるさま
「しつこい」は、さまざまな場面で使われる汎用性の高い言葉です。
非常にネガティブな表現なので、フォーマルな場面では適切な言い換え語に変換しましょう。
彼はしつこい営業スタイルだ
しつこいの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはしつこいのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①執拗
執拗(しつよう)=「自分の考えにいつまでもこだわりつづける様子」の意味
粘り強く、頑固で自分の態度をゆずらず、簡単に相手に従わないことを意味します。
「執拗な人」とは周りの意見には耳を傾けず、自分の意見を曲げない人と言えるでしょう。
フォーマルなシーンで使うことが多いです。
彼は執拗な営業スタイルだ
②固執
固執(こしつ)=「自分の考えを譲らず、曲げない事」の意味
「こしつ」「こしゅう」どちらの呼び方も正しいです。
ポジティブに使うこともありますが、ネガティブな表現として使うことが多いでしょう。
彼は固執した営業スタイルだ
③不屈
不屈=「困難にくじけず、意志を貫きとおす」の意味
困難や苦労に直面してもくじけず、自分の考えや意志を貫きとおすことを意味します。
この言葉は「不撓不屈(ふとうふくつ)」と四字熟語で表すこともあります。
一般会話よりフォーマルなシーンで使うことが多いでしょう。
彼は不屈の営業スタイルだ
④執心
執心=「ある事に心を強く惹かれ、それにこだわること」の意味
異性を深く思う人に対し冷やかしの意味を込めて使う場合もあります「彼は彼女にご執心だね!」など。
一般会話で使うよりフォーマルな場で使うことが多いでしょう。
彼は執心の営業スタイルだ
⑤徹底的
徹底的=「余すことなくどこまでも十分にする、最後まで一貫している様子」の意味
自分の考えや物事を突き詰めてすすめていく様子を表した言葉になります。
徹底は、「最後まで完全に追求する」といった意味があります。徹は「完全に」意味し、底は「根本」という意味になります。
ビジネスシーンでもよく使われる言葉ですね。
彼は徹底的な営業スタイルだ
⑥粘着質
粘着質=「ねばりが強く保守的で感情的な動きが少なく、ときどき爆発的な感情を表す気質」の意味
粘着テープという言葉にもあるように、「粘りついて離れない様子」を表す言葉になります。
一般的な会話では「しつこい人」や「執着心が強い人」などネガティブ表現で使われることが多いでしょう。
彼は粘着質な営業スタイルだ
⑦忍耐強い
忍耐強い=「困難や苦難にも、じっと耐え忍ぶことができる気質」の意味
つらい状況になっても諦めず、我慢し続けることができる人を表す言葉になります。
日常会話やビジネスシーンで、「我慢強い」という意味でポジティブな褒め表現として使わることが多いでしょう。
彼は忍耐強い営業スタイルだ
⑧根気強い
根気強い=「途中であきらめず、結果が出るまで継続的に努力する姿勢を表す」の意味
根気強い人は仕事をおこなっている時、疲れたからと言って途中で逃げ出さず最後までやり遂げます。
一般会話、ビジネスシーンでポジティブな褒め言葉として使うことが多いでしょう。
彼は根気強い営業スタイルだ
⑨念を入れる
念を入れる=「まちがいが無いように十分に注意をはらう」の意味
「念」には常に心を往来する思いを表す意味もありますが、「念を入れる」の念には「気をつける・注意する」の意味を表します。
一般会話、ビジネスシーンでは注意深く物事をすすめる人へ、ポジティブな表現で使うことが多いでしょう。
彼は念を入れる営業スタイルだ
⑩堅忍不抜(けんにんふばつ)
堅忍不抜(けんにんふばつ)=「どんなことがあってもじっと我慢して心を動かさず耐え忍ぶこと」の意味
意志が強くどんな困難なことがあっても心を動かさずじっと耐えることを意味します。
語源は古代中国の医学書に由来するそうです。「堅忍」は固く忍び、「不抜」は決して引っ込めないを意味します。
「堅忍不抜」はフォーマルなシーンで使う四字熟語になるでしょう。
彼は堅忍不抜な営業スタイルだ
しつこいの”カジュアル”な言い換え・類語!
しつこいのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪くどい
くどい=「うるさく、あっさりしていない」の意味
何度も同じ行動をとったり、長々と説明したりする人に「くどい」と表現する場合があります。
「味がくどい」や「色がくどい」など、濃すぎて嫌な感じがするときに使う場合もあります。
一般会話でネガティブ表現として使うことが多いでしょう。
彼はくどい営業スタイルだ
⑫しぶとい
しぶとい=「かんたんには引き下がらず、がまん強くへこたれない様子」の意味
物事に困難なことがあっても何度でも立ち向かい、持ちこたえる様子を表します。
幅広く使われる言葉ですが一般会話で使われることが多いでしょう。
彼はしぶとい営業スタイルだ
⑬あきらめない
あきらめない=「取り組んでいることが困難に直面しても最後まで希望を捨てずに行動する」の意味
思ったように物事が進まないことがあっても、どうしても望みを捨てることができない様子を表します。
同じ意味の四字熟語で「不撓不屈」という言葉があります。「不撓不屈」を座右の銘にしている人も多いです。
一般会話でポジティブな表現で使うことが多いでしょう。
彼はあきらめない営業スタイルだ
⑭ねちっこい
ねちっこい=「ねちねちしていて、粘着質のある様子」の意味
ねばりついて離れない、鬱陶しくてうんざりした時などネガティブなシーンで使うことが多いでしょう。
地域によっては「ねちこい」や「ねつっこい」と言われることがあります。
彼はねちっこい営業スタイルだ
⑮へこたれない
へこたれない=「困難に対して屈せず、くじけることのない様子」の意味
つらい事があっても気持ちが後ろ向きにならず、挫折しないさまを表した言葉になります。
「へこたれる」は「へこ」と「たれる」が合わさった言葉で「へこ」は凹む、弱体を表し「たれる」は垂れ下がることを意味します。
「へこ」と「たれる」は江戸時代に使われていた俗語になります。
彼はへこたれない営業スタイルだ