今回は「障害」の言い換え表現を紹介します!
「障害」は「さまたげること。また、あることをするのに、さまたげとなるものや状況。」という意味の言葉です。
物理的な障害から、個人が抱える困難までを含み、幅広い意味で使われます。
プロジェクトを成功させるには、様々な障害が立ちはだかるでしょう。
「障害」はフォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使えます。
この記事では「障害」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
障害の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは障害のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①難事
難事(なんじ)=「処理するのが困難な事柄。」の意味
「難事」の「難」は「難しい」「困難」という意味、「事」は「出来事」「物事」という意味です。
「難事」は、フォーマルな場面や目上の人との会話で、丁寧な印象を与えたいときに使うと効果的な言葉です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々な難事が立ちはだかるでしょう。
②懸念事項
懸念事項(けねんじこう)=「気懸かりとして残っている事柄。懸念される事項。」の意味
「懸念」とは心配、不安などの意味です。
プロジェクトの成功を脅かす可能性のある潜在的な問題を指す場合に適しています。 リスク管理の場面でよく使われます。
ビジネスや報道など、比較的かしこまった場で用いられることの多い表現です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々な懸念事項が存在します。
③障壁
障壁(しょうへき)=「妨げるもの。じゃま。」の意味
「障壁」は、物理的に存在する障害だけでなく、制度や慣習などの非技術的な障害も指す言葉です。
進捗を阻害するような障害を指す場合に適しています。
フォーマルな場面で使われることが多い言葉です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々な障壁が存在するでしょう。
④ネック
ネック=「進行を妨げる要因や障害物」を意味する、ビジネス用語
「ネック」という親しみある一語は、色々な分野で使われています。体の一部である首からはじまり、進行を妨げる障害、ギターのネックからファッションまで「ネック」はさまざまなところで使われています。
「ネック」という言葉はビジネスシーンで「障害」と同義で使用されます。
英語で「ネックになる」のように障害の意味で使う場合は、「neck(ネック=首)」ではなく「bottleneck(ボトルネック)」です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々なことがネックとなるでしょう。
⑤支障
支障(ししょう)=「さしつかえ。さしさわり。」の意味
「支障」とは、何かを進行させる上での障害や妨げを指す言葉です。物事が順調に進行しない状況を表す際に用いられます。
「支障」の「支」の意味は「つかえる」「滞る」などで、「障」の意味は「遮る」「差し支える」などです。似た意味を持つ漢字が合わさって、「支障」というひとつの熟語になりました。
「支障」は、日常会話でもフォーマルな場面でも使える言葉です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々なことで支障が出るでしょう。
⑥困難
困難=「物事をするのが非常にむずかしいこと。また、そのさま。難儀」の意味
「困難」は他に、「苦しみ悩むこと。苦労すること。」という意味があります。
克服するのが困難な状況であることを強調したい場合に適しています。
災害復旧や社会問題解決などフォーマルな場面でも、日常生活でもよく使われる言葉です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々な困難があるでしょう。
⑦課題
課題=「解決しなければならない問題。果たすべき仕事。」の意味
「課題」には他に、「与える、または、与えられる題目や主題。」という意味があります。
「課題」とは、目標と現状の差を埋めるために、やるべきこと、やると決めたことです。
克服すべき課題が存在することを明確に示したい場合に適し、日常生活でもフォーマルな場面でも使うことのできる言葉です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々な課題があるでしょう。
障害の”カジュアル”な言い換え・類語!
障害のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧リスク
リスク(risk)=「危険の生じる可能性。危険度。また、結果を予測できる度合い。予想通りにいかない可能性。」の意味
「リスク」には他に「保険で、損害を受ける可能性。」という意味があります。
日常会話では、「危険」や「可能性」などの言葉とほぼ同じ意味で使われますが、「リスク」は潜在的な危険性や損失の可能性を指し、具体的な対策を講じることで回避できる可能性があります。「危険」は実際に起こりそうな危害や損害を指し、すでに発生しているか、発生する可能性が高い状態を指します。
日常生活でもフォーマルな場面でも使うことのできる言葉です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々なリスクがあるでしょう。
⑨問題
問題=「困った事柄。厄介な事件」の意味
「問題」には他に「解答を求める問い。試験などの問い」「批判・論争・研究などの対象となる事柄。解決すべき事柄。課題。」「世間が関心をよせているもの。話題。」の意味があります。
最も一般的な言い換え表現です。
フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使えます。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々な問題が立ちはだかるでしょう。
⑩試練
試練=「信仰・決心のかたさや実力などを厳しくためすこと。また、その時に受ける苦難。」の意味
「試練」は、何かを成し遂げるために克服しなければならない困難な状況や課題を指す言葉であり、物事を成功させるために乗り越える必要がある要素をより強調することができます。
「試練」という言葉は、創作活動やスピーチにおいて、成功を達成するために克服しなければならない課題や障害を強調したい場合に効果的です。
日常生活、フォーマルな場面どちらでも使われる言葉です。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々な試練があるでしょう。
⑪トラブル
トラブル(trouble)=「もめごと。いざこざ。紛争。」の意味
「trouble」の語源は、ラテン語の「turbidus」(混乱した、濁った)から派生した古フランス語の「troubler」(混乱させる)に由来します。
「障害」と「トラブル」は、一般的には同義ではありません。
「障害」は、目標の達成や活動の進行を妨げる具体的な問題を、「トラブル」は、予期せぬ問題や困難な状況を指すことが多いです。
「トラブル」という言葉は軽微な問題というイメージを持ち、誤解を招くこともあるためフォーマルな場面では適切ではありません。友人間など軽く冗談が言い合える関係性のカジュアルな場面などでの使い方が適しています。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々なトラブルが発生する可能性があるでしょう。
⑫アクシデント
アクシデント(accident)=「予期せぬ不意の出来事。思わぬ故障。事故。」の意味
「障害」という言葉の言い換えの時には、「予期せぬ出来事である」「突然発生したものである」「物事に大きな影響を与えるものである」という意味であれば「アクシデント」と表現することができます。
フォーマルな場面では、「アクシデント」という言葉よりも、「問題」や「課題」などと言い換えることが適切な場合があるため、カジュアルな表現と言えます。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々なアクシデントがあるでしょう。
⑬ハードル
ハードル(hurdle)=「乗り越えなくてはならない、困難な物事。」の意味
「hurdle」は英語の単語で、障害物や困難を指す言葉です。また、競技名としても使われ、ハードルレースを指します。
「ハードル」は、物理的な障害物だけでなく、目標達成のために乗り越えなければならない困難や障害を比喩的に表現する際にも用いられ、乗り越えるべき困難というニュアンスを強調することができます。
克服が難しい問題や、根本的な問題に対しては、「ハードル」という言葉を使うのは適切ではありません。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々なハードルがあるでしょう。
⑭ピンチ
ピンチ(pinch)=「追い詰められた苦しい状態。苦境。窮地。危機。」の意味
「ピンチ」という言葉は、一時的な困難というニュアンスを持ちます。そのため、長期化する問題や、根本的な問題に対しては、「ピンチ」という言葉を使うのは適切ではありません。
困難な状況を、ユーモアや親しみを込めて表現したい場合に適しています。
例文
プロジェクトを成功させるには、様々なピンチを乗り越えなければなりません。
⑮茨の道
茨(いばら)の道=「茨の生えている道。進むのが困難な道」の意味
進路や人生において困難な状況や苦難の多い状況などを表す際に用いられる言葉です。
茨とは、山などによく生えている棘(とげ)のある低木類の植物のことです。つまり「茨の道」とは、そのような棘のある植物が生い茂っていて通るのが困難ということで、それを人生に見立てて使われるようになった言葉です。
「茨の道」という言葉は、比喩表現であるため、フォーマルな場面では砕けた印象を与えてしまう可能性があるので、気を付けたいですね。
例文
プロジェクトを成功させるには、茨の道になりそうです。