今回は「そこで」の言い換え表現を紹介します!
「そこで」は詳しい内容、状況を伝える時に必要というときに使う言葉です。
この言葉は、どちらかといえばカジュアルな言葉ですが、ビジネスシーンでも使われます。
この記事では「そこで」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
そこでとは?意味は「前述の内容から導かれる事柄や状況」
「そこで」の意味=前述の内容から導かれる事柄や状況を表す
「そこで」には、「さて」のように話題を変える意味合いとして使われる場合もあります。

プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
そこで、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
そこでの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはそこでのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①それゆえに


それゆえに=「結果を伝える言葉」の意味
前文の内容によって起こる事を後文で伝えます。
この言葉は、固い印象を与える言葉なので、ビジネスシーンで使います。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
それゆえに、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
②従って(したがって)


従って(したがって)=「前文の内容から起こる事を伝える言葉」の意味
前文で原因などを伝え、後文でそれによって起こる事を伝えます。
漢字が多い文章に「従って」と漢字で書くと硬い印象になります。
この言葉は、ビジネス文書で使います。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
従って、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
③結果として


結果として=「後文で結果を伝える言葉」の意味
前文で行動や選択内容を伝え、後文で結果を伝えます。
この言葉は、ビジネス用語なので、ビジネスシーンで使います。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。結果として追加の人員を投入し、作業の効率化を図りました。
④就きまして


就きまして=「後文で案内を伝える言葉」の意味
前文の内容を踏まえて、後文では依頼や案内などを伝えます。
また文章内に1回使う程度がいいとされ、「就いては」を丁寧にした言葉です。
日常会話や文章では「就きまして」とひらがな表記が一般的です。
また相手に丁寧な印象を与えるので、ビジネスシーンで使います。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
就きまして、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
⑤ですから


ですから=「前文の内容から起こる事を伝える言葉」の意味
前文の内容によって起こる事を後文で伝えます。
前文の内容がはっきりしていないと使えない言葉です。
「だから」を丁寧にした言葉で、ビジネスシーンで使います。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
ですから、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
⑥ですので


ですので=「前文の内容から起こる事を伝える言葉」の意味
「ですから」と意味は同じです。
この言葉は、文頭には使わず、ビジネスシーンでの会話で使います。
「なので」を丁寧にした言葉で、「ですから」よりやわらかい表現です。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
ですので、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
⑦そのため


そのため=「後文で結果を伝える言葉」の意味
前文の理由や原因を伝え、後文でその結果を伝えます。
自分の意見や考えを伝えるときに使うことが多いです。
また前文の理由や原因を強調することのできる言葉です。
「だから」「なので」を丁寧にした言葉で、ビジネスシーンで使います。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
そのため、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
そこでの”カジュアル”な言い換え・類語!
そこでのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧更に


更に=「同じ事が重なる、加える」の意味
1つの事が程度を増す、加えるという意味です。
カジュアルな言葉ですが、ビジネスシーンでも使えます。



売上が予想を下回っているので、プロモーション活動を強化しました。
更に、顧客満足度向上のためにアフターサービスの充実も図ります。
⑨この事から


この事から=「前文の内容から起こる事を伝える言葉」の意味
「従って」と同じ意味です。
日常会話からビジネスシーンで使うことができます。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
この事から、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
⑩次に


次に=「内容を追加、加える」の意味
前文の内容に追加、加えるという意味です。
日常会話からビジネスシーンまで使えます。



売上が予想を下回っているので、プロモーション活動を強化しました。
次に、顧客満足度向上のためにアフターサービスの充実も図ります。
⑪このため


このため=「後文で結果を伝える言葉」の意味
前文で理由などを伝え、後文でその結果を伝えます。
カジュアルな言葉ですが、ビジネスシーンでも使えます。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
このため、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
⑫それでは


それでは=「理由を伝える、話題の切り替え言葉」の意味
前文の内容から、後文で理由や結果を伝えます。
また相手に質問するとき、本題に入るときの切り替えの言葉でもあります。
上司や取引先にも使えますが、この言葉はカジュアルな言葉です。



全てのチームメンバーの意見を聞きました。
それでは、決定事項をまとめて、次のステップに進みましょう。
⑬だから


だから=「前文の内容から起こる事を伝える言葉」の意味
「ですから」と同じ意味です。
「だから」は文頭でも使える、カジュアルな言葉です。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
だから、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
⑭なので


なので=「前文の内容から起こる事を伝える言葉」の意味
「ですから」と同じ意味で、「ですので」と同じ使い方です。
ビジネス文書やメールでは使わない方がいい、カジュアルな言葉です。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
なので、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
⑮ということで


ということで=「後文で結果を伝える言葉」の意味
前文の内容がはっきりしていないと使えない言葉です。
漢字では「と言う事で」と書き、カジュアルな言葉です。



プロジェクトの進捗の遅れが明らかになりました。
ということで、追加の人員を投入し、作業の効率化を図ります。
そこでの豆知識・ちょっといい話
「そこで」をもっと面白く知れる小話を紹介します。
「そこで」の語源は場所を指す「其処(そこ)」
接続詞「そこで」は、場所を示す指示語「其処(そこ)」に助詞「で」が付いた形が起源です。
「其処で」とは文字通り「その地点で」という意味で、もともとは空間的な場所を指す表現でした。それが「前の状況を受けて、その状況において」という意味合いへと転用され、やがて場所ではなく文脈上の「局面・状況」を指す接続詞として定着しました。場所の言葉が文脈をつなぐ言葉に育った典型例です。



「其処」という場所を示す言葉が、話の流れをつなぐ言葉に変わったわけか。
「そこで」「それで」「だから」の三つは別物
「そこで」は前の状況を受けて「意志的な行動」を述べるとき専用の接続詞です。
日本語教育の研究では、「だから(感情・評価を含む原因・結果)」「それで(自然に生じた客観的な結果)」「そこで(状況を受けた意図的な行動)」と明確に使い分けられています。たとえば「雨が降った、そこで傘を買った」は意志的行動なので「そこで」が自然ですが、「そこで遅刻した」は意志のない結果なので「それで」が正しい形です。



「そこで」の後には必ず「自分が決めてやった行動」が来るんですね。なるほど。
論文・公用文では「そこで」より「このため」「ついては」が好まれる
論説的な文章や公用文では、「そこで」よりも「このため」「ついては」が使われる傾向があります。
名古屋大学の日本語研究によると、論説的な文章では話し言葉的なニュアンスのある「そこで」は避けられる傾向があり、よりフォーマルな接続表現が選ばれます。「そこで」は会話・随筆などの親しみやすい文体には自然になじむ一方、固い公文書や学術論文では「このため」「ついては」「したがって」に言い換えると文体が引き締まります。



文体に合わせて接続詞を選ぶことが、文章の格を決めるんですね。
そこでにぴったりな言い換えが見つかれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。