今回は「そもそも」の言い換え表現を紹介します!
「そもそも」は議論や説明の中で本質や出発点を示すときに使われる言葉です。
この言葉のニュアンスはカジュアルとまではいきませんが、フォーマルだとも言えないので、ビジネスやレポートでは使いにくい言葉です。
この記事では「そもそも」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
そもそもとは?意味は「その本質や原点、または根源を考える」
「そもそも」の意味=物事の本質や原点、その根源を考えること
「そもそも」は場合によっては否定的な印象を与えてしまう可能性があります。
とくに文章で伝える場合やビジネスシーンでは、言い換え語をうまく使い分け誤解を招かないようにしましょう。
そもそもの計画では、先週中にこの仕事を終わらせるはずでした…
そもそもの言い換え10語!
そもそもの言い換え言葉を10語見ていきましょう。
言い換え①元来
元来=「初めから、もともと」の意味
「元来」は、もともとの性質や状態を指す言葉で、物事の起源や本質を強調します。
対して「そもそも」は基本や本質に立ち返る、という意味なので、元来と言い換えるには文脈に注意が必要です
「元来」の例文
- 彼女は元来の器量のよさを持っている。
- この地域の文化は元来からの伝統が大切にされています。
- 彼は元来からスポーツに興味を持っていた。
- この言葉は元来の意味とは異なる使い方をされることがあります。
- 科学の発展は元来の好奇心から生まれることが多い。
言い換え②元々
元々=「もとから、元来」の意味
「元々」は、何かのもともとの状態や状況を指す際に使われます。
「そもそも」は基本的な前提や根本に立ち返る際に使用されます。
「元々」の例文
- 彼は元々の計画通りに進めています。
- この建物は元々は倉庫として使われていた。
- 彼らは元々友達だったが、後で恋人になった。
- その地域は元々美しい自然景観で知られています。
- 彼の元々の目標は医者になることでしたが、今は芸術家として成功しています。
言い換え③本来
本来=「もともと、初めから、元来」の意味
「本来」とは、もともとの性質や本質に焦点を当てる言葉です。
「本来」と「そもそも」は言い換えに使えますが、どちらを使うべきかは文脈に依存します。
「本来」の例文
- 人は本来、社会的な生き物です。
- 本来の計画では、明日は出張に行く予定だった。
- 教育の目的は本来、知識とスキルの獲得です。
- 本来の目的を見失わないようにしましょう。
- 彼女の本来の夢は音楽家になることでした。
言い換え④当初
当初=「初め、最初」の意味
「当初」は、特定の出来事が始まった時点や初期の段階を指す言葉です。
「そもそも」は問題の根本や基本的な前提に焦点を当てます。
「当初」の例文
- 当初の計画では、プロジェクトを3か月で完了する予定でした。
- 当初の目的は環境保護活動を促進することでした。
- 彼は当初、医学を学ぶつもりで大学に進学しましたが、後で専攻を変えました。
- この建物は当初、倉庫として設計されましたが、後でオフィスビルに改装されました。
- 当初のアイデアはすぐに変更され、新しいアプローチが取られました。
言い換え⑤最初
最初=「一番初め」の意味
「最初」は出来事や順序の初期の段階を指す言葉です。
「そもそも」は問題の根本や基本的な前提に焦点を当てます。
「最初」の例文
- 私たちは最初、友達から始まりました。
- 最初は彼女がそのプロジェクトのリーダーでしたが、後で役割が変わりました。
- 最初の試みは失敗しましたが、次の試みでは成功しました。
- 彼は最初は疑っていたが、後で私の提案を受け入れました。
- 最初のレッスンで基本的なスキルを学びます。
言い換え⑥ハナから
ハナから=「最初から」の意味
「ハナから」は、何かの経過や過程を指す言葉で、通常、否定的な文脈で使われます。
例えば、「彼はハナからそのアイデアに反対していた」では、彼が最初からそのアイデアに反対していたことを示しています。
「ハナから」の例文
- 彼はハナからそのプロジェクトに参加していました。
- 彼女はハナからその書類を再度確認しました。
- 彼の意見はハナから異なっていました。
- 私たちはハナから新しいアプローチを試してみることに決めました。
- その計画はハナから変更が必要だと思います。
言い換え⑦もとより
もとより=「初めから、元来」の意味
「もとより」は、結果や状況が当初から予想されていたことを示す際に使われます。
「そもそも」は基本的な前提や根本に焦点を当てます。
「もとより」の例文
- 彼の成功はもとより予想されていた。
- この計画はもとよりリスクを伴うものであることを認識していた。
- 彼女はもとよりそのポジションに適していると思われました。
- その提案はもとより受け入れられないと分かっていました。
- 彼はもとよりその問題に対する解決策を提供することができる専門家です。
言い換え⑧元はといえば
元はといえば=「物事のはじまり」の意味
「元はといえば」は、事象や状況の原因や出所を指摘する際に用いられ、ネガティブなニュアンスがあります。
「そもそも」は基本的な前提や根本に焦点を当てます。
「元はといえば」の例文
- このトラブルの元はといえば、情報共有が不十分だったことにあります。
- 彼女の成功の元はといえば、家族の支援と熱意です。
- 彼の怒りの元はといえば、過去の出来事に起因しています。
- このプロジェクトの遅延の元はといえば、予算不足と予測不可能な問題です。
- 彼の失敗の元はといえば、計画が不適切だったことにあります。
言い換え⑨根本的に
根本的=「物事が成り立っているおおもと」の意味
「根本的に~」という表現は、事象や状況の本質的な側面や要素を指摘する際に使われます。
「そもそも」は基本的な前提や根本に焦点を当てます。
「根本的に」の例文
- 組織の問題を解決するためには、根本的に文化の改善が必要です。
- この新しい法律は根本的に市民の権利を保護します。
- 教育制度を根本的に見直す必要があります。
- 環境保護に関する行動を根本的に変える必要があります。
- 彼の人生における成功の秘訣は、根本的には努力と忍耐にあります。
言い換え⑩基本的に
基本的=「物事が成り立っているおおもとに基づいた」の意味
「基本的に~」は事象や状況に関して、おおもとの特性や側面を強調する際に使われます。
「そもそも」は基本的な前提や根本に焦点を当てます。
「基本的に」の例文
- 基本的に毎朝ジョギングをしています。
- この製品は基本的に高品質で信頼性があります。
- 基本的に、英語を話すことができるスキルはビジネスにおいて重要です。
- 彼は基本的には冷静な性格を持っていますが、時々怒りっぽくなります。
- 基本的に、健康的な食事は長寿に貢献します。