今回は「正直ベース」というビジネス用語について解説します!
「正直ベース」とは、全部さらけ出して嘘偽り無くという意味の言葉です。
この見積もりは正直ベースです。みたいに使うよ!
「正直ベース」の語源は、「正直」=「正しく素直」・「ベース」=「基礎」
この記事では「正直ベース」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
正直ベースとは?意味は「嘘偽り無い」
「正直ベース」の意味=正直であることを基準とする
正直ベースとは正直な事を基準とする、嘘偽りが無いという意味のビジネス用語です。
俗に、噓うそや隠し立てがなく、真意や実情が明らかである状態のこと。(引用:三省堂『大辞林第四版』)
「ベース」には「基礎・基盤」という意味の英単語で、「正直」+「ベース」で使用します。
「正直」を「ベース」で誇張することで、「嘘偽りは絶対にありません」と言う意味になります。
実際は「ベース」が付かなくても意味は通じますが、表現を柔らかくする目的で、あえて付けて使っています。
本音なのですが、相手にストレートに伝えずオブラートで包む日本文化的、日本人が好む表現と言えます。
ウソを言ってないってことなんだね!
「正直ベースで言って、もうこれ以上下げられません」と言うように、金額交渉で使われる事が多いようです。
正直ベース発祥や元ネタは「バラエティ番組」
「正直ベース」の元ネタ、発祥=NHKバラエティ番組「サラリーマンNEOゴールド」
「正直ベース」は2003年頃に始まった言葉と言われていますが、定かではありません。
実際に注目されたのは、2012年6月生瀬勝久主演のNHKバラエティ番組「サラリーマンNEOゴールド」。
コントコーナーの「戦国サラリーマン・ヒデヨシ」の第171回「正直ベースの戦い」が放送された事で、ビジネスマンの間で浸透して使われだしたと言われています。
コントの題名から来てるんだ
正直ベースの使い方・例文
「正直ベース」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
①商談
もっと下げられないですか
正直ベースの金額なので、これ以上は…
②会議・会話
今季は厳しい業績になった
正直ベース、利益は確保しています
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③心情
今日は残業頼むよ
早く帰りたいよ、正直ベースでは
正直ベースの類義語や対義語
「正直ベース」の類義語と対義語についても見ていきましょう!
正直ベース類義語
「正直ベース」の類義語としては下記のものがあります。
お願いベース
断っておくと、お願いベースの話です
ぶっちゃけベース
ぶっちゃけベースで本音言うね
ゼロベース
一旦ゼロベースに戻しますと…
正直ベース対義語
「正直ベース」の対義語としては下記のものがあります。
嘘つきベース
嘘つきベースで話されても…
不正確ベース
不正確ベースでは判断出来ないよ
非公開ベース
全部言ってくれよ、非公開ベースにされても…
退職や転職で悩んでいるあなたへ