今回は「対応する」の言い換え表現を紹介します!
「対応する」は相手の動きや状況に応じて行動するという意味の言葉です。
この問題は早急に対応するべきでしょう。
問題や事案の解決に向けた言動などの様子を指しています。
ビジネスシーンでも違和感なく使えるフォーマルな表現です。
この記事では「対応する」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
対応するの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは対応するのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①策を講じる
策を講じる=「目的を達成するための手段や計画を立てる」こと
対応策を考え、行動に移す段取りを組むことを表します。
知略に富んだアイディアで対応する際には「策を講じる」が適した表現です。
この問題は早急に策を講じるべきでしょう。
②策を練る
策を練る=「目的を達成するためのプランを時間をかけて熟考する」という意味
単に対応するのではなく、しっかりと計画を立てた上で落ち度がないかしっかりと確認・再考をする時間を設ける場合に「策を練る」と表現します。
策を練るのに具体的な時間は決まっていませんがまとまった時間が必要でしょう。
またその間は目的に集中するといったニュアンスの表現です。
この問題は至急解決策を練るべきでしょう。
③措置をとる
措置をとる=「始末がつくよう取り計らう」という意味
対応のための手続きを指す言葉でもあります。
問題や目的に対して大まかに対応することを表します。
- 法的措置をとる
- 一時保留の措置を取る など
類似の言葉で「処置をとる」もありますが、こちらはピンポイントな行動を示す言葉です。
この問題は早急に何らかの措置をとらなければなりません。
④対処する
対処する=「発生した状況や事件に応じて適切に処置する」ということ
「対応」は複数の問題やこれから起こると想定される事柄にまであてはまります。
それに反して「対処」はすでに起こった事案に限定して行動を起こすことを表しています。
この問題は早急に対処するべきでしょう。
⑤布石を打つ
布石を打つ=「先を見越して備える手段を用意する」という意味
後々に問題となりそうな事柄に対して、保険となる策を用意しておくことを指します。
また勝負事や計画の成功の助けとなりそうな、プラスアルファの要因を作っておくことも「布石」と言えるでしょう。
囲碁で序盤に置いた石が後半には勝利の鍵となるため布石と呼ばれ、広く使われるようになりました。
この問題は早急に布石を打った方が良いですね。
⑥収拾する
収拾する=「混乱を収めて状態を整える」という意味
混乱した物事を落ち着かせ、とりまとめることを表す言葉です。
拾いあつめること、という意味でもあります。
落ちてちらばった小石(問題やトラブル)を拾い集めて整った地面にする様子をイメージするとわかりやすいでしょう。
この問題を収拾するのが私たちの役目です。
⑦善処する
善処する=「状況に合わせて適切な処置をする」という意味
依頼や指示に対しての返答で用いられます。
「適切に対応します」という意味合いとなり、目上の人にも使える丁寧な表現です。
この問題はこちらで善処いたします。
対応するの”カジュアル”な言い換え・類語!
対応するのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧回答する
回答する=「返事する・応える」という意味
質問や意見・事案について問われている状況では「対応」よりも「回答」が適切です。
「対応する」は行動の意味合いが強いですが「回答する」だと疑問に答えたり謝罪や感謝をのべたりと、対話の印象が強まります。
この件は早急に回答すべきでしょう。
⑨説明する
説明する=「事柄をわかりやすく述べる」こと
相手が理解できるように噛み砕いて情報を与える行為を指します。
処置が困難で断る場合や、理解してもらうだけで解決する場面では「対応」より具体的な「説明する」が適当です。
この問題について早急な説明が求められます。
⑩案内する
案内する=「事情や様子を知らせ導くこと」を表す
訪問客の対応であれば「案内する」が適当な表現です。
一般的にオフィスや施設など、道がいくつもあるような建物内で使われます。
核家族世帯の自宅のような規模であれば、案内ではなく「来客対応」となります。
このクライアントは私が案内いたします。
⑪アクションを起こす
アクションを起こす=「自発的な行動をとる」という意味
取り急ぎ何らかの対応をする場合に用いる言い回しです。
その言動により解決するかどうかは関係ありません。
「何もしない」が悪手である状況下で、具体的な解決策が不明瞭でも方針だけ示した方が良い場合もあるでしょう。
そのような場面では「アクションを起こす」が適当です。
この件はすぐにでもアクションを起こすべきです。
⑫手を打つ
手を打つ=「必要な手段をとること」
対策を立てることに加えて、相談をまとめることも「手を打つ」と表現できます。
「布石を打つ」と同じニュアンスで、カジュアルな言い回しです。
双方の合意を得て相談をまとめる「これで手打ちとしましょう」という言い方は「解決」へ導かれたことを表し、少しニュアンスが変わります。
「を」の有無(名詞か動詞か)で印象が変わるので注意しましょう。
この問題は早急に手を打つべきでしょう。
⑬解決する
解決する=「複雑な問題や事件を落着させ、かたづけること」を表す
このままにしておけない状況から、元どおりの平常に戻すことを表します。
「対応する」より先に進むことを示し、状況が落ち着くまで取り組むのが「解決する」ということです。
この問題は早期解決が求められます。
⑭片付ける
片付ける=「複雑な問題や事件を結末まで導く」という意味
「解決する」と同じ意味ですが「片付ける」の方がラフな印象です。
解決の方が頭を働かせて集中するニュアンスで、片付けるは注力せず淡々と処理するイメージとなるでしょう。
この問題は私が片付けましょう。
⑮やっておく
やっておく=「このあと取り掛かり終わらせておく」という意味
「片付ける」よりさらにラフでカジュアルな言い回しです。
対応方法や処理の仕方を確認するまでもなく、自分1人で十分に片付けられる場合に用いるのが適当でしょう。
ビジネスシーンで使う場合もありますが、信用できる間柄かどうかで印象が大きく変わる言い方です。
取引先や重役の上司に使うのは避けて、社内の身近な間柄に限定するのがおすすめです。
または子供でもできるような雑務を指して使うのが良いでしょう。
この件は私がやっておきます。