今回は「たまに」の言い換え表現を紹介します!
「たまに」は「まれである様子や、滅多にない様子」を表すときに使う言葉です。
この言葉は、比較的カジュアルな言葉のため、仕事やレポートで使用するのは避けましょう。
この記事では「たまに」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
たまにとは?意味は「おきる頻度が低い」
「たまに」の意味=おきる頻度が低いこと
「たまに」は漢字では「偶に」と書きますが、基本的にはひらがなで表記されます。
商談がこんなに良い形で成立することは、たまにしかないぞ。良かったな。
「たまに」の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは「たまに」のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使用するのには、フォーマルな言葉が向いています。
①滅多に
「滅多に」=「非常に頻度が少ない」という意味
「滅多に」は「たまに」より、頻度の少ないイメージで使用されるようです。
また、「滅多に」は「たまに」とは違い、おおよそ否定の形で使用します。
文章を書き換える際は、その点に注意が必要です。
商談がこんなに良い形で成立することは、滅多にありませんよ。良かったですね。
②たまさか
「たまさか」=「機会が数少ない様子」という意味
「たまさか」は「偶さか」または「適さか」と書く場合もあります。
また、少しばかり古い言い回しです。
そのため年配の方や、文学作品等で使われます。
商談がこのように良い結果になるなんて、たまさかのことですよ。次も気を引き締めましょう。
③珍しい
「珍しい」=「見聞きする事象がまれである」という意味
「珍しい」は、事象が起こる機会が非常に少ない場合をさします。
それ故に価値があり、尊重すべきだというニュアンスとなったようです。
「たまに」より、より価値がある状況で使用すべきでしょう。
商談がこんなに良い形で成立するのは、珍しいことですよ。良かったですね。
④稀有な(けうな)
「稀有な(けうな)」=「大変珍しい」という意味
「稀有な」は「希有な」とも書きます。
滅多に無い事象を表す「稀」が常用外漢字だったため、代用として「希」が使用され、定着しました。
どちらで表記しても問題はありません。
また「きゆう」と読むのは誤りですので、注意しましょう。
商談がこんなに良い形で成立することは、希有なことですよ。良かったですね。
⑤まれに
「まれに」=「ある事象が滅多に起こらない」という意味
「まれに」は、最終的に一回きりの事象である場合もあります。
「たまに」と比べ、事象が繰り返し起こるということを前提としていません。
そのため、「たまに」より非常に珍しい場合に利用すべきでしょう。
商談がこんなに良い形で成立することは、まれなことですよ。良かったですね。
⑥折々
「折々」=「時々、時たま」という意味
「折々」には、何かしらの機会がある毎にという側面が強いです。
「たまに」よりも、頻度が高い言葉です。
しかし、ビジネスの場やレポートでの利用は少なく、小説や短歌等の文学作品でみられます。
また、話し言葉(口語)としての利用はあまりなく、書き言葉(文語)で使われます。
商談がこんなに良い形で成立することは、折々ありますが……。良かったですね。
⑦時折
「時折」=「時々・時たま」という意味
「時折」は「折々」と同じく、「時々・時たま」という表現です。
しかし「折々」が文学作品で利用される一方、「時折」はビジネスの場で使用しても問題ありません。
「たまに」より丁寧な言い方であり、主に書き言葉として使用されます。
商談がこんなに良い形で成立することは、時折ありますが……。良かったですね。
⑧ままある
「ままある」=「時々ある」の意味
「ままある」は一般的には平仮名表記ですが、漢字では「間々ある」と書きます。
そのため、事象と事象の間という意となります。
事象が数多くあるという意味の「多々ある」と混同される場合があります。
しかし、意味合いが全く異なるため注意が必要です。
商談がこんなに良い形で成立するのは、ままあることです。良かったですね。
「たまに」の”カジュアル”な言い換え・類語!
「たまに」のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨時々
「時々」=「その時、その時」という意味
「時々」は、「たまに」よりも頻度が多い印象があるようです。
また「時々」には、ある程度時間を置いたうえで繰り返される様子を表す場合もあります。
この場合は、フォーマルな場面でも使用できます。
しかし「たまに」と同じような意で使用する際は、比較的カジュアルな言葉となるため、注意が必要です。
商談がこんなに良い形で成立することは、時々だぞ。良かったな。
⑩時たま
「時たま」=「まれである」という意味
「時たま」は漢字では「時偶」と書きますが、基本的には平仮名表記です。
「偶」とあるため、「時々」より頻度が少ない印象があるようです。
話し言葉としての利用が多く、文字として表記するのには向いていません。
商談がこんなに良い形で成立することは、時たましかないぞ。良かったな。
⑪偶然
「偶然」=「思いがけない事象が起きる」という意味
「偶然」には、「予期しない事象が起きる」という意もあります。
必然ではない事象が起きた際に使用されるため、頻度を表す「たまに」とは少しずれた意味合いです。
しかし、滅多に起きない現象に対して使用される場合があるため、状況によっては言い換えとして利用できます。
商談がこんなに良い形で成立するのは、偶然だぞ。良かったな。
⑫ちょいちょい
「ちょいちょい」=「事象と事象の間を置いて、同じことが何度も繰り返されるさま」という意味
「ちょいちょい」は、「たまに」と比較して非常にカジュアルな言葉です。
また、基本的には気軽な他者との会話中でのみ使用されます。
そのため親しい友人や家族には使用できますが、フォーマルな場面では控えましょう。
商談がこんなに良い形で成立することは、ちょいちょいあるが……。良かったな。
⑬ないことはない
「ないことはない」=「強くは言えないが、頑張れば可能である」の意味
「ないことはない」という言葉は、物事を断定することを避けるために使用されます。
頻度を表す「たまに」とは性質が異なります。
しかし、「物事の頻度が少しある」という文脈では言い換えることができるでしょう。
商談がこんなに良い形で成立するのは、まぁないことはないが……良かったな。
⑭たまたま
「たまたま」=「意図せず起きたこと」という意味
「たまたま」は基本的には平仮名で表現されますが、漢字では「偶々」と表記します。
「偶」は2つ重なっていることから、「たまに」より頻度が少なく、それ故に偶然という意味合いが強くなりました。
しかし、カジュアルな言葉には違いないため、使用する際は状況を考えましょう。
商談がこんなに良い形で成立するのは、たまたまだぞ。良かったな。
⑮ほとんどない
「ほとんどない」=「分量・数が極めて少ない」という意味
「ほとんどない」は何かの質量が、限りなく無いという意です。
ですが頻度を表現する際にも使用できるため、「たまに」の言い換えになります。
「たまに」よりも頻度が少ない際に用いられることが多いようです。
商談がこんなに良い形で成立することは、ほとんどないぞ。良かったな。