今回は「助かりました」の言い換え表現を紹介します!
「助かりました」は相手の助力に対してありがたい気持ちを表すときに使う言葉です。
この言葉は、比較的フォーマルな表現に分類されますが、目上の方には避けたほうが賢明といえます。
この記事では「助かりました」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
助かりましたとは?意味は「相手の助力に感謝する」
「助かりました」の意味=相手の助力によって自分の負担が軽減したことを感謝する
「助かりました」はビジネスシーンでよく使われる言葉です。
ただ、上から目線の表現ですので、目上の方に使うときは言い換え語をうまく使い失礼にあたらないようにしましょう。
この度はどうもありがとうございました。大変助かりました。
助かりましたの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは助かりましたのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①恐れ入ります
恐れ入ります=申し訳ない気持ちや感謝の気持ちを、敬意をもって示す意味
「助かります」の言い換えとして、感謝を伝えたい時にも依頼したい時にも使えます。
少し堅い印象のある言葉ですが、目上の人・上司・社外の人などに「助かります」と伝えたい場合は最適な表現です。
特にビジネスシーンでよく使われる表現ではないでしょうか。
例文
折り返しのご連絡をいただき、恐れ入ります。
②御礼申し上げます
御礼申し上げます=相手に向かって感謝の意を述べ伝えるの意味
「ありがとう」の固い表現が「御礼」です。
単純に感謝を伝えたい時は「ありがとうございます」の表現の方が適します。
より訂正に感謝の気持ちを伝えたい時に使うといいのではないでしょうか。
例文
先日は、お力添えをいただき御礼申し上げます。
③感謝申し上げます
感謝申し上げます=ありがたいという感謝の気持ちを伝えたい時、より敬意を示した意味
「ありがとうございます」より丁寧に感謝を伝えたい場合には「感謝申し上げます」の方が適してます。
メールや文書中で多用されるフォーマルな言い回しです。敬語表現の決まり文句として覚えておくと便利でしょう。
例文
このたびは格別なご配慮をいただき、心より感謝申し上げます。
④痛み入ります
痛み入ります=相手の親切や厚意に対する「感謝」を表すの意味
少し使い慣れない言葉かもしれませんが、「ありがとうございます」とは異なり、「自分にはもったいないほどありがたい」という気持ちを含んでいます。
恐縮しつつも感謝の意を表現できる「痛み入ります」は、ビジネスシーンでもかしこまったシーンでよく使われます。
例文
この度はお力添えいただき、誠に痛み入ります。
⑤幸いです
幸いです=○○していただけるとありがたいの意味
「幸いです」は、主に「相手にしてもらえるとうれしく思う」と依頼するときに使う表現です。
相手を尊重しながらも自分の気持ちを伝えたい、そんな場面で重宝する言い回しです。
また目上の人へ使う場合は、「思う」の謙譲語である「存じる」に、丁寧語の「ます」を付けて「幸いに存じます」と言い換えるとよいでしょう。
例文
ご都合のよい日時をいくつかお教えいただければ幸いです。
⑥幸甚(こうじん)に存じます
幸甚(こうじん)に存じます=「幸甚」は最大級の幸せの意味
「幸甚」は話し言葉では意味が伝わりにくく、改まったメールや手紙の中で使われます。
また「嬉しい」や「感謝します」というポジティブな意味を持つ言葉ではあるものの、形式的に使う言葉のため、ちょっとしたお礼を伝える場面には向いていません。
より改まったビジネスシーンで使うことが多く、社外や目上の人へ使う言葉になります。
例文
お分かりになる範囲でお教えいただきましたら、幸甚に存じます。
助かりましたの”カジュアル”な言い換え・類語!
助かりましたのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦ありがとうございます
ありがとうございます=「ありがたい」という感謝の意味
「ありがとうございます」は感謝の気持ちを表す言葉「ありがとう」を丁寧にした敬語表現です。
目上の人に使う場合は「助かりました」は受け手によっては、上から目線で言われたと受け取られることも。「ありがとうございます」の方が適した表現と言えるでしょう。
最も使い慣れた言葉として日常、ビジネスシーンのどちらでも使える言葉ですね。
例文
本日は、ご足労いただきありがとうございます。
⑧ありがたいです
ありがたい=めったいにない事に感謝する意味
「ありがたいです」は相手に配慮する目的で使われますが、尊敬語ではなく丁寧語になります。目上の人や上司に使うのは控えましょう。
例文
大変ありがたいと存じます。
⑨ご協力いただき助かりました
ご協力いただき助かりました=協力してもらった事への感謝の意味
「助かりました」で「お疲れ様」もしくは「ご苦労様」という意味を伝えていることになるので、上司や目上の方へは控えた方がいいでしょう。
目上の人へ伝える時は「ご協力して頂きありがとうございました」というシンプルな表現の方が賢明です。
例文
今回はご協力いただき助かりました。
⑩していただけないでしょうか
していただけないでしょうか=誰かに物事を依頼したい時に使う意味
多くのビジネスシーンで使われますが、少しだけフランクな印象です。かしこまった場面で使用する場合はこれらの言葉の前に「お手数ですが」「恐れ入りますが」という言葉を添えるといいでしょう。
例文
〇〇の仕事をしていただけないでしょうか。
⑪救われる
救われる=事実上の命が助けられたということや、精神面で助けられたというの意味
「助かりました」の言い換えとしての「救われる」は、精神面で助けられたという意味合いで使用します。
同僚や友達などに励ましてもらった時などに使う表現です。
例文
気持ちが救われたよ。
⑫助かるよ
助かるよ=何かの問題や困難から救われることの意味
敬語を使ってないので軽い印象の表現です。
気軽に話せる友達や同僚に使う時に向います。
例文
〇〇してもらえると助かるよ。
⑬顔が立つ
顔が立つ=世間に対して面目が保たれるの意味
相手を立てたいときにも有効で、ほどほどの雑味があるので普段使いもできます。
例文
そこまで配慮してくだされば、わたしとしても先方に顔が立ちます。
⑭悪いね
悪いね=手間をかけさせて申し訳ないという意味
少しぶっきらぼうな感じですが、逆に親密な関係だからこそ使える表現といえるでしょう。
例文
さっきは悪いね。
⑮サンキュー
サンキュー=ありがとうの感謝の意味
「助かります」よりもフレンドリーで、お互いの信頼関係を感じさせる言葉です。
例文
昨日は手伝ってくれてサンキュー。