今回は「提示」の言い換え表現を紹介します!
「提示」は相手に分かるように差し出すという意味の言葉です。
こちらが提示した契約内容でよろしければ、お取引よろしくお願いします
ややフォーマルな言葉ですが、ビジネスシーンや日常生活でも使われます。
この記事では「提示」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
提示の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは提示のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①提案
提案=「自分の考えている議案や意見を提出すること」の意味
- ビジネスシーンなどで目上の人に使う場合は「ご提案」とすると、丁寧語としても謙譲語としても使うことができます。
- 強気感のある言葉なので、使う場面には注意が必要です。
- ややフォーマルな場面で、ビジネスシーンやレポートでよく使われます。
例文
こちらがご提案した契約内容でよろしければ、お取引よろしくお願いします
②呈する
呈する=「何かを人に差し出すこと」の意味
- 「相手のために」というニュアンスは必ずしも含まれるとは限りません。
- 「提示」よりも書類や感謝の気持ちを表すギフトを渡すときによく使われます。
- ややフォーマルな言葉で、ビジネスシーンや日常会話で頻繁に使われます。
例文
契約に関する書類を呈しましたので、ご確認よろしくお願いします
③掲示
掲示=「人目に付きやすいところに掲げること」の意味
- 学校や会社、公共の場での告知や案内などあらゆる場面で使われます。
- 「提示」と違うのは不特定多数に見せるときに使われることです。
- ややフォーマルな場面で使われます。
例文
こちらが掲示した募集内容を見て、たくさんの人が来てくれました
④供覧
供覧=「たくさんの人が見ることができるように公開すること」の意味
- 文化や芸術のなかで使われることが多いです。
- ややフォーマルな場面で使われるため、日常会話ではあまり使いません。
例文
今回の取引先との契約に関しての報告書を部内で供覧できるようにしてあります
⑤呈示
呈示=「相手に差し出して見せること」の意味
- データや根拠など目に見えないような対象には使わない言葉です。
- 「提示」との使い分けが難しいです。そのため、法令用語やメディアは「提示」の表記に統一しているようです。
- ややフォーマルな場面で使われ、日常会話ではあまり使われないです。
例文
呈示した書類の契約内容でよろしければ、お取引よろしくお願いします
⑥明示
明示=「はっきりと示すこと」の意味
- 間違いなくはっきりとした内容や意志を相手に示すときに使われます。
- 「分かるように示す」という点では、「提示」と近い意味ですが、「明示」には「差し出す」というニュアンスが含まれません。
- ややフォーマルな場面で使われます。
例文
ぜひ御社との契約を行いため、こちらの考えを明示いたします
⑦公にする
公にする=「世間一般に知らせること。公表すること。」の意味
- 特定の個人や団体ではなく、不特定多数の人に向けて行うことです。
- 「提示」とは上記のように対象が違います。
- ややフォーマルな場面で使われ、日常会話で使われることは少ないです。
例文
合意した御社との合併の話は来週、公にされます
⑧表明
表明=「考えや意見・決意などをはっきり表し示すこと」の意味
- 「提示」と違い、表すのは自分の考えであること、それを言葉で広範囲に向けて表すことがポイントです。
- フォーマルな場面で使われます。
例文
社長が辞任を表明しました
⑨開示
開示=「情報や事実を明らかにすること」の意味
- 隠されていたり、非公開である場合に、それを明確に示すときに使われます。
- 「提示」との違いは、「開示」には内容を明らかにするという意味がある点です。
- ややフォーマルな場面で使われます。
例文
私たちは情報を開示し、誠実に接しています
提示の”カジュアル”な言い換え・類語!
提示のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩提出
提出=「どこかに差し出すこと」の意味
- 差し出すものは書類で出すことが多いです。
- 「提示」と明確に違うのは、「見せる」という行為が含まれないことです。
- フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使われるため、ビジネスシーンや学校など様々な場面で使われます。
例文
今回契約した内容に関しては後日書類をご提出いたします
⑪見せる
見せる=「何かを人に見てもらうことや」の意味
- ビジネスシーンでは「お見せします」といった謙譲語を使うのが適切です。
- 尊敬語や謙譲語に変換させて使うことで幅広い場面で使うことができます。
- ややカジュアルな場面で使われることが多いです。
例文
お見せした契約内容でよろしければ、お取引よろしくお願いします
⑫表示
表示=「はっきりと表して示すこと」の意味
- 情報やデータを視覚的に伝える行為です。
- フォーマルな場面でもカジュアルな場面でも使われます。
例文
契約した内容はこちらに表示されますので、お間違いなければ画面にタッチお願いします
⑬可視化
可視化=「目に見える状態にすること」の意味
- データや情報をグラフや図表など視覚的な形に表現するときに使われます。
- ビジネス場面では同じような意味の「見える化」という言い回しを使うことがあります。
- ややカジュアルな場面で使われます。
例文
これまで契約した取引先の満足度を可視化して、今後の参考にしましょう
⑭プレゼン
プレゼン=「プレゼンテーションの略語であり、自分の考えを他者が理解しやすいように、目に見える形で示すこと」の意味
- ビジネスシーンで使う場合は利き手(数人~数十人までさまざま)に対して、実際の商品を見せたり、パワーポイントといったツールで説明していくスタイルを取ります。
- カジュアルなニュアンスの言葉ですが、ビジネスシーンでもそれ以外の場面でもよく使われます。
例文
今回プレゼンした内容の詳細を聞きたい方はぜひ当社までご連絡ください。
⑮差し出す
差し出す=「資料などをある場所に出すこと。提出すること」の意味
- 上記以外にも「人に与えるために用意をすること」や「送り出す」といった意味合いもあるので前後の文脈に注意しましょう。
- 目上の人に使う場合は失礼にあたるので違う表現にする必要があります。
- ややカジュアルな場面で使われます。
例文
鞄から契約に必要な書類を取り出して、相手に差し出した