てんてこまいとは?意味・どこの方言|語源・発祥|使い方・例文|類対義語も解説

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今回は「てんてこまい」という言葉について解説します!

「てんてこまい」とは、忙しくて休む暇なく動き回るという意味の言葉です。

「今日は仕事がてんてこまいだ!」みたいに使うよ!

てんてこまいの語源は祭りの「小太鼓に合わせた踊り」と、「手古舞から言葉が変化した」という2つの説がありました。

この記事では「てんてこまい」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

てんてこまいとは?意味は「忙しくて休む暇なく動き回ること」

「てんてこまい」の意味=忙しくて休む暇なく動き回ること、慌てふためくさま

てんてこまいは忙しくて休む暇なく動き回ること、慌てふためく様子を意味した言葉です。

人気飲食店の厨房や、繁忙期の会社、宿題が全く終わっていない夏休み最後の日…

などを想像すれば意味が捉えやすいのではないでしょうか。

てんてこまいは漢字で書くと天手古舞で、太鼓の音に合わせて踊る舞の意味もあります。

また、似た言葉にきりきりまい(きりきり舞い)もあり、こちらも忙しく動き回るという意味ですが、てんてこまいとはやや意味が違います。

てんてこまいはやることが多くて忙しない様子をさします。

一方きりきりまいは、多忙な状況に「振り回され」忙しない、というニュアンスです。

てんてこまいは太鼓に合わせて踊る舞の意味もあるんだね

てんてこまいは方言ではない

てんてこまいは方言ではなく標準語です。

しかしネット上に、てんてこまいは「関西でよく耳にする」という噂がありました。

てんてこまいは標準語ではあるものの、実際の使用率は地域差があるのかもしれません。

てんてこまいは標準語だけど、関西での使用率が高いらしいよ!

てんてこまいの語源や発祥は「祭囃子や里神楽の太鼓の音に合わせた踊り」

「てんてこまい」の語源、発祥=祭囃子や里神楽の小太鼓に合わせて踊った踊り

てんてこまい(天手古舞)の語源となったのは、祭囃子や里神楽の小太鼓の音と、それに合わせた踊り(舞)と言われています。

小太鼓の小気味いい音から生まれた「てんてこ」と、踊りの「舞」が合わさって「てんてこまい」。

踊りが慌ただしいことから、忙しく動き回る様子がてんてこまいと言われるようになりました。

また、てんてこまいの語源にはもう一つ説があります。

江戸の祭礼(祭り)では、男装をした女性が、歌いながら山車や神輿の先を練り歩いたようです。

これが「手古舞」と呼ばれていました。

手古舞の語源は、かつて祭りで山車を引くとき、その警備に男性の人間が当たっていました。

その山車の警備のことを「手棍(てこ)前」と呼んでいたことが発祥です。

手棍前を真似て、芸者や氏子の娘が男性の格好で山車や神輿に付き添うようになりました。

それに合わせて言葉が変化し、「手古舞」になったということですね。

てんてこまいは「手古舞」から変化した言葉ではないかという説です。

二つの説のどちらが正しいかはわかっていません。

ただ少なくとも、てんてこまいの「天手古舞」は、「手古舞」から充てられた漢字と言われているそうです。

てんてこまいの語源は「小太鼓に合わせた踊り」と「手古舞から変化」の2種類の説があるんだね

てんてこまいの使い方・例文

「てんてこまい」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

朝からやることが多くててんてこまい!

ママ~!私とも遊んで~

使用例②

ゲームばっかりしてないで、夏休みの宿題もやりなさい!

うるさいな~!後でやるよ

宿題を先送りにすると、後でてんてこまいになるぞ!

使用例③

おはよう!今日は新商品発売日だけど、お店の様子はどう?

大盛況すぎて人手不足!スタッフはみんなてんてこまいだよ

てんてこまいの類義語や対義語

てんてこまいの類義語と対義語についても見ていきましょう!

てんてこまいの類義語

てんてこまいの類義語としては下記のものがあります。

きりきりまい

大盛況すぎて人手不足!スタッフはみんなきりきり舞いしてるよ

猫の手も借りたい

多忙で人手が足りないという意味の慣用句です。

大盛況すぎて人手不足!猫の手も借りたいほどだよ

目が回る忙しさ

朝からやることが多くて目が回る忙しさだわ!

てんてこまいの対義語

てんてこまいの対義語としては下記のものがあります。

閑散

おはよう!今日は新商品発売日だけど、お店の様子はどう?

お客さんがいなくて閑散としてるよ!これは大失敗かも?

今日は家事が溜まってないからいつもより暇だわ

ママ~!今日こそ遊ぼ~

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