今回は「次に」の言い換え表現を紹介します!
「次に」は「それから」や「それに続いて」という意味の言葉です。
前述の内容に他の要素を付加するときに使う言葉です。
部長の挨拶が終わり、次に社長からのお言葉がありました。
「次に」は幅広い場面で使えるため、フォーマルでもカジュアルでもないニュートラルな言葉です。
この記事では「次に」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
次にの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは次にのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①然る後(しかるのち)
然る後(しかるのち)=「そうしてから、そうした後」の意味
ある時点からその後の時間を指す表現で、接続詞のように使う言葉です。
「然る(しかる)」には「必ず」という意味があるので、「次に」よりも前後の因果関係が強くなります。
漢文由来の言葉なので、やや固い表現といえるでしょう。
例文
部長の挨拶が終わり、然る後に社長からのお言葉がありました。
②斯くして(かくして)
斯くして(かくして)=「このようにして」の意味
話題の広がりを示す接続表現で、前述の内容を受けて新しい事柄を述べるときに使う言葉です。
もとは「斯くのごとくして」という漢語で、「次に」だけでなく「結局」という意味もあるようです。
日常会話ではあまり使われないため、フォーマル寄りの言葉といえるでしょう。
例文
部長の挨拶が終わり、斯くして社長からのお言葉がありました。
③ほどなく
ほどなく=「それほど時が経たないうちに」の意味
未確定でありながら、近い将来に何かが起こりうる様子を表します。
「時を隔てない」や「すぐ」という意味があるので「次に」と同じように使えるでしょう。
古典的な言葉であり、ややフォーマルな表現として扱われています。
例文
部長の挨拶が終わり、ほどなく社長からのお言葉がありました。
④やがて
やがて=「引き続き、すぐに」の意味
他にも「そのうち」や「じきに」、「ただちに」という意味があります。
「次に」と同じように、時間的にそう遠くないうちに、という文脈で使われます。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使えるでしょう。
例文
部長の挨拶が終わり、やがて社長からのお言葉がありました。
⑤間もなく
間もなく=「ほどなく、じきに」の意味
「僅かな時間を置いて」という意味があり、時間的にそれほど遠くない時点を表す言葉です。
直後の出来事に言及する「次に」と同じように使えるでしょう。
幅広い場面で使えますが、どちらかというとフォーマルな言葉です。
例文
部長の挨拶が終わり、間もなく社長からのお言葉がありました。
⑥続けざまに
続けざまに=「同じことが続けて行われるさま」の意味
物事が次々に続く様子を表す言葉です。
連続した事柄について述べる場合は「続けざまに」を使用しても良いでしょう。
ビジネスシーンで使われることもあるため、フォーマル寄りの言葉と言えるでしょう。
例文
部長の挨拶が終わり、続けざまに社長からのお言葉がありました。
⑦直後
直後=「すぐあと」の意味
ある時点から見て、すぐ後ろの時間を指す表現です。
ある行動をとったすぐあとの出来事は「直後」でも「次に」のどちらでも良いでしょう。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使えるでしょう。
例文
部長の挨拶が終わり、直後、社長からのお言葉がありました。
⑧連続的に
連続的に=「切れ目なく続くさま」の意味
途中で切れることなく、物事が長く続くさまを表します。
「次に」よりも複数の出来事が関与している印象を受けますね。
日常会話で耳にすることもありますが、業務中の会話にも登場するフォーマル寄りの言葉です。
例文
部長の挨拶が終わり、連続的に社長からのお言葉がありました。
次にの”カジュアル”な言い換え・類語!
次にのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨続いて
続いて=「そのまま繋がるさま、ずっと連なるさま」の意味
他にも「他の物事がつづく」や「次々と起こる」、「あとに従う」、「持ちこたえる」という意味があります。
ある時点からその後の時間について言及する場合もありますが、「次に」よりも多くの意味を持つ言葉です。
幅広い場面で使えるため、フォーマルでもカジュアルでもないニュートラルな印象でしょう。
例文
部長の挨拶が終わり、続いて社長からのお言葉がありました。
⑩2番目に
2番目に=「首位に続いて」の意味
最初の物事に次ぐ順位や等級を表す言葉です。
「次に」よりも明確に順番を表現することができます。
分かりやすい言葉なので、カジュアル、フォーマルどちらの場面でも使えます。
例文
部長の挨拶が終わり、2番目に社長からのお言葉がありました。
⑪少しして
少しして=「わずかな時間のあと」の意味
ほんの少し時間を置いて物事が起こった、という場面で使われる言葉です。
「次に」と比べると、わずかでも時間の経過を表現することができます。
カジュアルな会話にも登場することはありますが、ビジネスシーンでも使用可能です。
例文
部長の挨拶が終わり、少しして社長からのお言葉がありました。
⑫その後
その後=「それから、その時からあと」の意味
ある時点からその後の時間について言及する言葉です。
すぐ後の短い時間を指す場合と、広い範囲の時間を指す場合があるので、「次に」から言い換える際は注意が必要でしょう。
あらゆる場面で使えるため、フォーマルでもカジュアルでもないニュートラルな言葉です。
例文
部長の挨拶が終わり、その後、社長からのお言葉がありました。
⑬すぐ
すぐ=「ただちに、じきに」の意味
時間を置かず、今にも何かが起こりそうである様子を表します。
「次に」は主に時間や行動について使用しますが、「すぐ」は距離的な近さ・短さにも使えます。
どちらかというと日常会話で使われることが多い、ややカジュアルな言葉です。
例文
部長の挨拶が終わり、すぐ社長からのお言葉がありました。
⑭それから
それから=「その次に、そして」の意味
前述の内容に、別の話題や用件を付加する表現です。
直後の出来事について言及しており、「次に」と同じように使えます。
様々なシーンで使われますが、主に話し言葉として用いられるのでややカジュアル寄りな言葉です。
例文
部長の挨拶が終わり、それから社長からのお言葉がありました。
⑮それと
それと=「それに加えて」の意味
こちらも先に述べた出来事に他の話や内容を付け加えるときに使う表現です。
「次に」は出来事を順序立てて伝えることができますが、「それと」は単に付加するだけというニュアンスになるでしょう。
日常生活でも使いやすいカジュアルな言葉です。
例文
部長の挨拶が終わり、それと社長からのお言葉がありました。
最後までお読みいただきありがとうございました。