今回は「運命」の言い換え表現を紹介します!
「運命」は「人間の意志をこえて、人に幸、不幸を与える力のこと。また、その善悪吉凶の現象。巡り合わせ。」を意味する言葉です。
家を継ぐことになったのは、彼の運命なのだろう。
どちらかというとフォーマル寄りの言葉になります。
この記事では「運命」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
運命の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは運命のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①命運
命運=「身の定め。めぐりあわせ。」の意味
人生を左右しかねない、存続に関わるような重大な意味として使われます。
文学的な表現や正式な場面で使われるフォーマルな言葉です。
例文
家を継ぐかどうかは、彼の命運にかかっている。
②天運
天運=「天から与えられた運命。自然の理法。」の意味
「 天体の運行」の意味もあります。
「運命」は生まれてくる前から決められていたものに対し、「天運」は天の意志によるものをさします。
ビジネスシーンや文学作品、哲学などで使われることが多いフォーマルな言葉です。
例文
家を継ぐかどうかは天運に任せるしかないだろう。
③宿運
宿運=「前世から定まっている運命。宿命。」の意味
「宿命」とほぼ同じ意味合いで使用されます。
日常会話ではあまり使われず、文学や哲学的な文章の中で使われる言葉です。
例文
自分の宿運を信じ、家を継ぐ決心をした。
④天命
天命=「人の力で変えることのできない運命。」の意味
「人事を尽くして天命を待つ」という表現があるように、自分の努力を認め、結果を静かに待つような状況でも使われます。
日常会話ではあまり使われることがないフォーマルな言葉です。
例文
家を継ぐことになったのは、彼の天命なのだろう。
⑤宿命
宿命=「前世から定まっている運命。変えることができない運命的なもの。」の意味
例えば、生まれた場所や国籍、家族、生まれ持った才能などが宿命にあたります。
特に深刻的なテーマや哲学的な議論において使われるフォーマルな言葉です。
例文
家を継ぐことになったのは、彼の宿命なのだろう。
⑥因縁
因縁=「 前世から定まった運命や宿命。」の意味
元々は仏教の言葉で、他にも「言いがかり」や「由来、理由」など、様々な意味があります。
カジュアルまたはネガティブな意味合いを持つことがあるため、使う場面には注意が必要です。
例文
家を継ぐことになったのは、何かの因縁だろう。
⑦自然の摂理
自然の摂理=「自然に存在し、万物を支配して逆らう事を許さない法則のこと。」の意味
自然や宇宙の法則を論じる際に使われる言葉です。
日常会話では、あまり使用されることがないフォーマル寄りの言葉です。
例文
彼が家を継ぐのは、自然の摂理だから仕方ない。
⑧境遇
境遇=「社会の中で、ある人を取り巻く一切の関係のこと。」の意味
その人の意思と関係なく、そこに置かれた状況のことをさします。
どちらかというと、フォーマル寄りの言葉でしょう。
例文
父の仕事を継げるのは、恵まれた境遇だ。
⑨必然
必然=「物事が確実に起きるさま。避けられないさま。」の意味
自然事象、結果の因果関係、社会的な状況などで、物事が必ずそうなる理由や条件を説明する際に有用な表現になります。
ビジネスや公式なスピーチなど、フォーマルな場面で使われることが多い言葉です。
例文
彼が家を継ぐことになるのは、必然だった。
運命の”カジュアル”な言い換え・類語!
運命のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩縁
縁=「そのようになるめぐり合わせ。」の意味
読み方には「えん」以外に「えにし」「ゆかり」などがあります。
様々な場面で使われる言葉です。フォーマルな場面では「ご縁がありましたら」などの表現がよく使われます。
例文
彼があの仕事をするようになるのも、何かの縁だろう。
⑪仕合わせ
仕合わせ=「めぐり合わせ。運命。なりゆき。」の意味。
「幸せ」よりも運命的な出会いや結びつきを強調する際に使われます。
結婚式などのフォーマルな場面から日常会話まで、幅広く使われている言葉です。
例文
家を継ぐことになったのは、ありがたい仕合わせです。
⑫めぐり合わせ
めぐり合わせ=「自然にそのようになる運命。まわりあわせ。」の意味
自分の計算や行動による結果ではなく、偶然の成り行きや物事の結果のことを指します。
カジュアルな場面で使われる言葉のため、ビジネスの場面では他の表現を選ぶことが望ましいでしょう。
例文
彼が家を継ぐことになったのも、めぐり合わせでしょう。
⑬星回り
星回り=「人間の運命を左右するという星のめぐり合わせ。運命。」の意味
人の運命が「星の配置や動きによって影響を受ける」という考えから「星回り」と言います。
占い、運勢などについて話す際に使われるカジュアルな言葉です。
例文
今年は星回りが良いそうなので、家を継ぐことに決めた。
⑭運
運=「めぐり合わせ」の意味
「定まったとおりにめぐり行く」という意味もあります。
友人や家族とのカジュアルな会話の中で使われる言葉です。
例文
家を継げたのは、運が良かったからだ。
⑮定め
定め=「運命。宿命。」の意味
「物事を決めること」や「規則、おきて」などの意味もあります。
当て字で「運命」と書いて「さだめ」と読ませることもあります。
日常会話で使われるカジュアルな言葉です。
例文
家を継ぐことになった。これが私の定めだ。