今回は「自惚れる」という言葉について解説します!
「自惚れる」とは、実際よりが優れていると思い込み、得意になるという意味の言葉です。
「自惚れてしまうほどの才能を持つ」みたいに使うよ!
この記事では「自惚れる」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
自惚れるとは?「実際より自分が優れていると思い込み、得意になる」こと
「自惚れる」の意味=実際より自分が優れていると思い込み、得意になる
「自らに惚れる」という字の通り、自惚れる(うぬぼれる)とは「実際より自分が優れていると思い込み、得意になる」という意味の言葉です。
また、自分が優れていると思い込み、得意気になっている人間を「自惚れ屋」と揶揄することもあります。
必要以上に能力を高く見積もってしまう言葉であり、対象に対して、ネガティブな印象を与えます。
必要以上に自分が優れていると考えることなんだね!
自惚れるの「うぬ」は古語
「自惚れる」の「うぬ」は「おのれ。おれ。自分自身。」という意味の古語です。
「うぬぼれる」は「自惚れ」と「己惚れ」の二種類の漢字を利用することがあります。
そもそも「うぬ」とは、古語で「おのれ。おれ。自分自身。」(『学研全訳古語辞典』)という、自称の人称代名詞です。
「うぬ」は対称の人称代名詞としても利用されますが、今回の場合は自称として用います。
そのため「自惚れる」とは、「おのれ」に惚れる、そのように思い込み得意気になっている状態を指します。
「うぬ」は昔から使われている言葉なんだね!
「自惚れる」の使い方・例文
「自惚れる」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
今回の模試の成績は非常に良かったね。
はい! ですが自惚れないよう、精進します。
使用例②
あの人は、なぜあんなに自身たっぷりなんだい。
プロジェクトリーダーになったから自惚れているのでしょうね。
使用例③
夏休みの宿題? 大丈夫大丈夫俺ならすぐできるよ。
通知表の結果が良かったからと、自惚れるんじゃない!
毎日コツコツやりなさい!
「自惚れる」の類義語や対義語
「自惚れる」の類義語と対義語についても見ていきましょう!
「自惚れる」の類義語
「自惚れる」の類義語としては下記のものがあります。
慢心
「慢心」とは、「おごりたかぶること。また、その心。まんじごころ。」(精選版 日本国語大辞典)という意味の言葉です。
「いい気になる」ことに重きを置いた言葉となります。
今回の模試の成績は非常に良かったね。
はい! ですが慢心せず、精進します。
過信
「過信」とは、「ある物事や人物、また、能力を、信用、信頼し過ぎること。」(精選版 日本国語大辞典)いう意味の言葉です。
実際以上に過大評価することを指します。
あの人は、なぜあんなに自身たっぷりなんだい。
プロジェクトリーダーになったのは実力だと、過信しているのでしょうね。
「自惚れる」の対義語
「自惚れる」の対義語としては下記のものがあります。
自虐
「自虐」とは「自分で自分を責めさいなむこと」です。
夏休みの宿題? 無理無理。今更間に合わないよ。
いつもできないからと自虐するんじゃない!
今すぐやりなさい
卑下
「卑下」とは、自身の能力等を低い位置に引き下げ、へりくだることです。
あの人は、なぜあんなに自身がないんだい。
プロジェクトリーダーになったのは周囲の力だと、自分を卑下しているのでしょう。