今回は「うるさい」の言い換え表現を紹介します!
「うるさい」は大きな音などに対しての不快感を表す言葉です。
この言葉は、プライベートでの使用が望ましい、カジュアルな言葉といえるでしょう。
この記事では「うるさい」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
うるさいとは?意味は「騒音や物ごとが耳障りや煩わしい状態」
「うるさい」の意味=騒音が耳障りなこと・物ごとが煩わしいこと
「うるさい」には、「相手の行動に対する不快感」や「対処しなければならないことへ の不満」という意味も含まれます。
いずれの意味もあまりいい印象を与えるものではないため、フォーマルな場面ではあまり使用されません。
上司が取引先から持ち帰った話の内容に、うるさいくらい辺りの人々がざわついた
うるさいの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはうるさいのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①騒然(そうぜん)
騒然=「騒がしいさま、不穏で落ち着かないさま」の意味
騒然とは周囲がざわざわと騒ぐ、起きた事柄に対してなんらかの反響があったことを示す言葉です。
ニュースなどでよく耳にしますが、予期せぬことが起きた際によく用いられます。
上司が取引先から持ち帰った話に、辺りは騒然とした
②煩雑(はんざつ)
煩雑=「煩わしく、複雑で面倒なこと」の意味
煩雑とは、物事が込み入っていて悩ましいことを指します。
言葉のニュアンスとしてはフォーマルなのですが、「面倒な」という意味が含まれているのでビジネスで使用する際には失礼に当たる場合があるため注意しましょう。
上司が取引先から持ち帰った話によって、自分がこれから煩雑な作業を行わなければなら ないことを理解した
③煩わしい(わずらわしい)
煩わしい=「込み入っていて複雑、気を使わせられる」の意味
煩わしいとは面倒でややこしく、嫌な思いや作業をしなければならないときに使用します。
また付きまとってくる人や動物、ものに対して邪魔だという意味合いで使用されることもあります。
上司が取引先から持ち帰った話の内容に、煩わしさを感じた
④喧騒(けんそう)
喧騒=「物音や大勢の人の声がうるさく騒がしいこと」の意味
喧騒とは様々な種類の音が重なり合って大きな音になり騒がしく聴こえることを指します。
よく「都会の喧騒」という言葉を耳にしますが、これは車のクラクションなどの音、人々 の雑踏、話し声、街頭ディスプレイの音など都会特有の音が折り重なった騒がしさを表しています。
上司が取引先から持ち帰った話は、都会の喧騒の中でもはっきりと聞こえた
⑤騒々しい(そうぞうしい)
騒々しい=「人の声や物音が大きく騒がしい、不穏なさま」の意味
騒々しいとは話し声や物音が大きく、不快に感じた時に使用されることが多いです。
世間を騒がすような大きな事件やニュースが続いた際にも、「騒々しい世の中だ」などと使われることもあります。
上司が取引先から持ち帰った話は、騒々しい人々の声によって掻き消されてしまった
うるさいの”カジュアル”な言い換え・類語!
うるさいのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑥苛立たしい(いらだたしい)
苛立たしい=「思い通りにならず焦るさま、不快に感じるさま」の意味
苛立たしいとは物事がスムーズに進まず、もどかしく歯がゆい思いをすることです。
イライラとして心が落ち着かない様子を少しだけ柔らかな表現にした言葉なので、使う場面には注意しましょう。
上司が取引先から持ち帰った話は、実に苛立たしい内容だった。
⑦もてあます
もてあます=「処分や取り扱いに困る、手に負えないこと」の意味
「うるさい」の類義語として扱う際、もてあますは手に負えないことを示します。
似た様な意味を持ちながら使う場面は違うので間違えないよう注意しましょう。
上司が取引先から持ち帰った話は、自分ではもてあましてしまうものだった
⑧賑やか(にぎやか)
賑やか=「活気のあるさま」の意味
マイナスなイメージを持ちやすい「うるさい」 ということ言葉ですが、賑やかという表現 を使うと楽しそうなポジティブなイメージを持たせることができます。
大きく騒がしい音でも愉快な笑い声や楽しそうな雰囲気の場で使用するとよいでしょう。
上司が取引先から持ち帰った飲み会での話は、とても賑やかな雰囲気が感じられるものだった
⑨面倒くさい(めんどうくさい)
面倒くさい=「物事をこなすことが大変、面倒、厄介なこと」の意味
面倒くさいとは煩わしいとほぼ同じ意味を持ちますが、表現を砕いたものです。
そのためプライベートでの使用が望ましいでしょう。
上司が取引先から持ち帰った話は、実に面倒くさい話だった
⑩厄介(やっかい)
厄介=「手間がかかって迷惑なこと、手がかかること」の意味
厄介とは他人に迷惑をかけることやかかかされること、お世話になる時などにも使用されま す。
厄介事などといい、面倒なことに巻き込まれたりするときにも使われよく耳にする言葉です。
あまりビジネスシーンではいい印象を与えない言葉なので使用は控えるようにしましょう。
上司が取引先から持ち帰った話は、厄介なことに巻き込まれる前触れだった
⑪うざったい
うざったい=「あれこれとうるさく、煩わしいこと」の意味
うざったいは最近では「うざい」という略語としてよく耳にします。
どのような場面においても失礼にあたるため冗談を言い合えるようなかなり親しい間柄でのみ使用するとよいでしょう。
上司が取引先から持ち帰った話は、うざったくて聞いていられないものだった
⑫邪魔(じゃま)
邪魔=「妨げることまたは妨げとなるもの、訪問すること」の意味
邪魔とは物事の進行の妨げになるもののことや、人の家にお邪魔するというように使います。
「お邪魔します」というような使い方をすればフォーマルな印象を与えますが、「邪魔」とだけ使う場合にはカジュアルで失礼な印象を与えるので注意が必要です。
上司が取引先から持ち帰った話を聞こうとした矢先、同僚が邪魔に入った
⑬鬱陶しい(うっとうしい)
鬱陶しい=「重苦しい気分のこと、煩わしい、うるさく感じること」の意味
鬱陶しいとは付きまとってくるものや人を払いのけたくなるような気持を表す言葉です。
また面倒で憂鬱な気分になる時にも使用されますが、いずれにせよ不快感を与える、感じた時に使用する言葉なので親しい間柄での使用が無難です。
上司が取引先から持ち帰った話の内容は、自分にとっては鬱陶しいことこの上ないものだ った
⑭ややこしい
ややこしい=「物事が複雑に込み入って面倒なさま」の意味
ややこしいとは話の内容が複雑で訳が分からない様子や、状況の整理がつかない場合などに使用されます。
とても軽い印象を与えやすい言葉なので、プライベートでの使用が望ましいでしょう。
上司が取引先から持ち帰った話は、ややこしくて何を言っているのかよくわからなかった
⑮やかましい
やかましい=「人の声や物音などが騒がしく不快に感じること、面倒くさいこと」の意味
やかましいには様々な意味が含まれ、上記以外にも厳しい、気難しい等の意味も含まれます。
うるさいの類義語として使用する際には後述した意味とは違ったものになるため注意しましょう。
上司が取引先から持ち帰ったであろう話は、周囲のやかましい声にかき消されてしまった