ウトメとは？意味｜使い方・例文｜語源・発祥｜類義語・対義語も解説 

今回は「ウトメ」というネットスラングについて解説します！

「ウトメ」とは、配偶者の父と母という意味の言葉です。

ネット掲示板2ちゃんねるから生まれた言葉です。

この記事では「ウトメ」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ！

ウトメとは？意味は「配偶者の父と母」

「ウトメ」の意味＝配偶者の父と母

ウトメとは舅（しゅうと）と姑（しゅうとめ）の2人という意味のネットスラングです。

配偶者の父と母という意味の舅と姑を掛け合わせた言葉で、主にネット内で使われます。

昔から嫁姑問題というように、ウトメも義父母の愚痴なんかを言う際に使われる、ネガティブな言葉です。

一般的に、妻から見た夫の両親に使われます。

ウトメがよく使われる場面は、嫁と夫家族のトラブルの話題です。

ウトメを調べると、「せこい」「修羅場」「絶縁」などネガティブな言葉が並びます。

嫁姑問題は、同居や子育て、料理についてなど挙げればキリがありません。

このような話題を掲示板やSNSなどで話す際に使われます。

義両親との関係によって派生の言葉も生まれました。

義両親と酷く関係が拗れている場合、頭に「糞」をつけて「クソウトメ」

逆に、義両親がとても良い人たちで、関係が良好な場合「良」をつけて「良ウトメ」と呼ぶことがあります。

ネット上で使われる言葉と紹介しましたが、親しい間柄の女性同士でも会話で使うことがあります。隠語の役割もあるので、愚痴を言い合う時に気軽に使いやすいのかもしれませんね。

ウトメの発祥や元ネタは「ネット掲示板2ちゃんねる」

「ウトメ」の元ネタ、発祥＝ネット掲示板2ちゃんねる

ウトメは、ネット掲示板2ちゃんねる（現在の5ちゃんねる）の生活版で生まれた言葉です。

生活版は、生活関連の様々な話題が投稿されます。その中で家庭の悩みや夫婦問題、嫁姑問題は人気コンテンツです。

匿名のネット掲示板だからこそ愚痴を吐いたり相談できるということで、多くのスレッドが立てられていました。

その中で、隠語として生まれたのが「ウトメ」でした。

ウトメの意味でも説明した通り、舅と姑を掛け合わせて生まれた言葉です。

2000年代初頭には既に使われており、誕生した経緯や年代ははっきりとしていません。

また、ウトメを分けて呼ぶ呼び方や、小姑の呼び方も下記のようなものがあります。

・ウト＝舅「夫または妻の父」

・トメ＝姑「夫または妻の母」

・コトメ＝小姑(こじゅうと）「夫または妻の姉妹」

いずれも、ネット内で使われるネガティブな言葉なので日常生活では使いません。

ウトメの使い方・例文

「ウトメ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。

使用例①

義両親の愚痴を言う時に使います。

使用例②

義両親との関係が拗れてる場合、クソウトメと言います。

使用例③

義両親との関係が良好な場合、良ウトメと言います。

ウトメの類義語や対義語

ウトメの類義語と対義語についても見ていきましょう！

ウトメの類義語

ウトメの類義語としては下記のものがあります。

ウト

舅（しゅうと）のうとを取った言い方です。

トメ

姑（しゅうとめ）のとめを取った言い方です。

コトメ

義理の姉妹のことです。

ウトメの対義語

ウトメの対義語はありませんが、関連用語がありますのでご紹介します。

エネ夫

トラブルの際、ウトメの味方をする夫のこと。敵（エネミー）からきています。

嫁子

出来事を語るとき、ウトメから呼ばれる自分を指します。

キチ

通常では考えられない異常な行動をする人を指します。