今回は「上振れ/下振れ」というネット用語について解説します!
「上振れ/下振れ」とは、予想を上回る/下回る結果という意味の言葉で、「うわぶれ/したぶれ」と読みます。
「昨日のゲームは上振れたけど今日は下振れでショック。」みたいに使うよ!
元々は経済、金融用語として使われていたのが発祥です。
現在はゲームやギャンブルなどの分野でも使われていることをご存知でしょうか?
この記事では「上振れ/下振れ」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
上振れ/下振れとは?意味は「予想より良い/悪い結果」
「上振れ/下振れ」の意味=予想より良い/悪い結果
上振れ/下振れとは予想より良い、もしくは悪い結果という意味の言葉です。
前述したように、これらの言葉は幅広い分野で使われています。どの分野においても、「予想より良いもしくは悪い」という意味合いであることには変わりありませんが、分野ごとのニュアンスを見ていきましょう。
- ゲーム
どちらかというと運要素が強い、所謂”運ゲー”と呼ばれるゲームで使われることが多いです。
例えばカードゲームで運よく良いカードが引けたときは上振れ、良いカードが全然出ないときは下振れ、のように用いられます。またこの「運」は主観的なものなので、自分にとっては上振れであっても他人から見たら下振れだったりします。
ゲーム内で使われる『上振れデッキ』という言葉は、他のプレイヤーを圧倒する強力なカードの組み合わせのことを意味します。
最高の上振れデッキだ!絶対勝てる!!
- 経済
特定の指標・株価・成績などが予想よりも上昇するか、下落するかを示す言葉として用いられます。予想を上回った時は上振れ、予想を下回った時は下振れです。
経済で用いられる時の「上振れ/下振れ」は、経済予測や市場分析の文脈で使用されることが多く、予想と実際の結果のギャップを説明する際に役立つ言葉です。
『下振れリスク』とは経済の文脈で使われる言葉で、予期せぬ問題が発生したり不利な状況が生じるリスクを示します。
最新の経済データを見るに、一部の企業で下振れリスクが増大しているようだ。
- ギャンブル
”賭け”における成功や失敗の度合いを表現するために使用される言葉です。
予想よりも多くの利益を得たときは上振れ、予想外の失敗や損失は下振れです。例えば、この場合の『予想』とは賭けた金額などを指すこともあります。
このように、「上振れ」はポジティブ、「下振れ」はネガティブな意味で使われています。
好運、不運ってことなんだね!
上振れ/下振れの発祥や元ネタは、経済・金融用語
「上振れ/下振れ」の元ネタ、発祥=経済用語や金融語
「上振れ/下振れ」は、「予想を上回る、下回る」という意味で、過去数十年に渡り経済用語・金融用語として用いられてきた言葉です。
「上振れ/下振れ」の具体的な起源や語源、初出については確定的な情報はありません。
しかし専門家や金融アナリストが経済指標や企業の業績に関する報道・分析をする時に頻繁に用いられる言葉であるため、相当以前から浸透していた言葉だと考えられます。
経済や金融用語はその分野特有の表現やニーズに基づいて発展し広がっていくので、そこから一般的にも使われるようになったと予想されます。
言葉の意味が分かりやすいことに加えて、「上振れる/下振れる」という動詞としても使えるためいろんな文脈に用いることができます。例えば、「ゲームの結果上振れた~!」のような使い方もできますよ。
現在ではゲームでも使われる言葉だとお伝えしましたが、主にRPG、カードゲーム、FPSで用いられています。
どれもゲットしたアイテムやカードなどで勝敗が分かれそうな、運の要素がありそうなゲームですね。
個人的には、試験やテストなど日常生活にも幅広く使えそうな気がしていますが、今後どのように使用の場が広がっていくのか楽しみですね。
難しい経済用語じゃないから広まったんだね!
上振れ/下振れの使い方・例文
「上振れ/下振れ」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①ゲーム
武器強化したの?
うん!ボスバトル、まさかの上振れだった!
使用例②経済
雇用に関するデータ見た?
見た見た!予想を上振れていたよね。
失業率の低下は良い兆候だよね!
使用例③ギャンブル
今日のポーカーはどうだった?
戦略が甘かったみたい。負け続けて下振れだよ。
上振れ/下振れの類義語や対義語
上振れ/下振れの類義語と対義語についても見ていきましょう!
上振れ/下振れの類義語
上振れ/下振れの類義語としては下記のものがあります。
上回る/下回る
会社の利益が予想を下回ってる。
期待以上/期待以下
この映画は期待以上に面白かった!
上振れ/下振れの対義語
上振れと下振れがそれぞれ互いの対義語です。