今回は「分からない」の言い換え表現を紹介します!
「分からない」は、理解できない、または知らないという時に使う言葉です。
この言葉は、カジュアルな言葉に分類されるため、ビジネスシーンなどかしこまった場面ではあまり使用しません。
この記事では「分からない」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
分からないとは?意味は「正しい情報が理解できない」
「分からない」の意味=正しい情報が得られず理解できないこと
「分からない」は直接的な表現ですので、言葉の前後に「教えていただけますか。」など丁寧な表現を付け加えることが望ましいでしょう。
よりフォーマルな場面では、適切な言い換え語に変換することが必要です。

契約内容が、分からない。
分からないの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは分からないのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①分かりかねます


分かりかねます=「分からないを丁寧に言い表した言葉」の意味
直接的な否定や、拒否を和らげる表現です。
分からないよりも、より丁寧かつ謙譲の表現を表しています。
上司や目上の人に対してよく使われる、フォーマル寄りな言葉です。



恐れ入りますが契約内容につきましては、私では分かりかねます。
②存じません


存じません=「知りません、分かりませんをより丁寧に言い換えた表現」の意味
存じませんは、人以外の物事や場所が対象のときに使います。
分かりかねますよりも丁寧で謙譲の度合いが高い表現です。
フォーマル寄りな言葉で、取引先や目上の人に対してよく使われます。



恐れ入りますが契約内容につきましては、私は存じません。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③見当がつきません


見当がつきません=「物事の方向性や予測が、まったく分からないことを表す表現」の意味
目標を定めることの「見当」と、到達しないという意味の「つかない」が組み合わさった言葉です。
見当がつきませんは、予測や推測の難しさを示します。
ビジネスシーンで使われますが、頼りない印象を与えてしまうため、使う際は注意が必要です。



この契約内容でどのくらい契約がとれるかは、まだ見当がつきません。
④お答えいたしかねます


お答えいたしかねます=「答えることができないを丁寧に言い表した言葉」の意味
相手からの問いかけに応じられないときに使われます。
知識や情報の提供ができない場合に用いられ、より丁寧で謙譲の意味が強い表現です。
フォーマルな言葉ですが、使う際は「大変申し訳ございません」などのクッション言葉をつけるのがよいでしょう。



恐れ入りますが契約内容につきましては、私ではお答えいたしかねます。
⑤承服いたしかねます


承服いたしかねます=「相手の提案や意見に納得できず、受け入れられないことを丁寧に伝える表現」の意味
直接的に反対するのを避けつつ、自分の立場を示したいときに使われます。
より丁寧で、強い印象を与える言葉です。
否定形で用いられることが多い、とてもフォーマルな言葉です。



こちらの契約内容では、承服いたしかねます。
⑥定かではありません


定かではありません=「はっきりしていません、確かではありません」という意味
自信を持って主張できない場合や、情報が十分でない場合に使われます。
分からないと違って、確信や確証がないことを表し、物事の状況や結果が明らかでないときに使います。
フォーマル寄りな言葉ですが、日常会話でも使えます。



この契約内容で決定なのか、定かではありません。
⑦不明


不明=「物事がはっきりしていないこと、分からないことを表す言葉」の意味
状況や情報、理由などが明確でないときに使われます。
客観的な情報や事実の不足を示す傾向があります。
フォーマルなシーンでも使われますが、カジュアルなシーンでも使えます。



契約内容について、ご不明な点はございませんでしょうか。
分からないの”カジュアル”な言い換え・類語!
分からないのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧分かりません


分かりません=「自分が何かを理解していない、または情報を持っていないことを表す言葉」の意味
分かるを否定形にした言葉です。
分からないよりも丁寧で謙譲の度合いが高く、分かりかねますより度合いが低い言葉です。
真面目な場面でも、日常会話でも使えるニュートラルな言葉です。



契約内容が、分かりません。
⑨曖昧


曖昧=「物事がはっきりせず、不明確であること」という意味
記憶、態度、発言など色んな場面で使われる言葉です。
分からないと違い、情報や状況の不明確さを指します。
ニュートラルな言葉ですが、良い意味で使われることが少ないため、使う際は注意が必要です。



契約内容が、曖昧です。
⑩知りません


知りません=「ある物事に関する知識、情報を有していないことを意味する知らないを敬語で表した言葉」の意味
場合によっては、冷たい印象を与えてしまいがちな言葉です。
具体的な情報や知識に対して使われます。
敬語表現ではありますが、カジュアルなニュアンスが強いので、ビジネスシーンでは言い換え語を使いましょう。



契約内容については、知りません。
⑪心当たりがない


心当たりがない=「何かについて心の中に思い当たること、または関連する情報や知識が全くない」という意味
特定の事柄や出来事についての情報や経験が全くない状態を指します。
主に具体的な出来事、事実、または情報など、特定の事柄に関連して使われます。
カジュアルなシーンや、ビジネスシーンでも使える言葉です。



契約内容についてのメールを送信しました。本メールにお心当たりがない場合はお問い合わせください。
⑫思い当たらない


思い当たらない=「思いつくものがない、覚えている内容がない」という意味
何かを尋ねられたり、問題に対して考えたりする際に、その内容について何も思い浮かばない、何も思い出せないという状況を表す際に使われます。
自分の経験や記憶に焦点を当て、その中から特定の事柄を見つけられない状況を表します。
普段の会話でよく使われる、カジュアル寄りな言葉です。



契約内容を記載した書類を、どこに置いたか思い当たらない。
⑬釈然としない


釈然としない=「納得できない、すっきりしない、気持ちが晴れない」という意味
ネガティブなニュアンスが強く、自分の気持ちや心理的なわだかまりをぶつけるという要素があります。
ある出来事や状況に対して、納得できない、または不満や疑問が残る状態を表します。
目上の人に対してやビジネスで使うには不向きな、カジュアルな言葉です。



契約内容について、釈然としない点があった。
⑭身に覚えがない


身に覚えがない=「自分が何かをしたり、経験したりした記憶が全くない、またはそのことに心当たりがない」という意味
過去の出来事や行動に対して、自分に関係がないことを強調したいときに使われます。
分からないと違って、自分自身の行動や出来事に関連して使われる言葉です。
日常会話などで使われる言葉ですが、フォーマルな場面でも使えます。



身に覚えのない、契約内容のメールが届いた。
⑮解せない


解せない=「理解することができない、納得することができない」という意味
どうしても納得ができない、というようにやや強い意味合いが含まれます。
理解できない状況に焦点を置きながらも、より感情的な反応や不満が含まれる場合があります。
ビジネスシーンではあまり使われない、カジュアル寄りな言葉です。



契約内容について、解せない点があった。
退職や転職で悩んでいるあなたへ