今回は「やむを得ない」の言い換え表現を紹介します!
「やむを得ない」は、そうするよりほかに方法がないという意味の言葉です。
やむを得ない事情により、納期を遅らせることとなりました。
避けられない状況を強調する時に使われる、ややフォーマルな言葉です。
この記事では「やむを得ない」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
やむを得ないの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはやむを得ないのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①選択の余地がない
選択の余地がない=「目的の為に選択できる範囲が限られていること」の意味
状況の厳しさを強調し、決断の正当性を主張する時に使われる言葉です。
似ている表現に「選択の余地は限定的である」「他に選択肢はない」「致し方なく」などがあります。
例文
納期を遅らせるほかに、選択の余地がない状況です。
②苦渋の選択
苦渋の選択=「苦しくつらい思いをして決定すること」の意味
複数の選択肢の中から、どれも理想的とは言えない状況で、やむを得ず一つの選択肢を選ぶことを意味する言葉です。
「非常に困難な決断ではありますが、~せざるを得ない。」などの言い換え表現もあります。
例文
苦渋の選択ですが、納期を遅らせることとなりました。
③余儀なく
余儀なく=「他になすべき方法がない、やむをえない」の意味
自分の意志とは関係なく、ある状況や出来事によって、ある行動を取らざるを得ないという意味の言葉です。
「仕方なく」「せざるを得ない」「やむを得ず」のように言い換えることができます。
例文
余儀なく、納期を遅らせることとなりました。
④避けられない
避けられない=「ある出来事や状況を避けることが不可能であること」の意味
ある変化や課題が必ず起こり、それに対応する必要があることを示す言葉です。
「必ず起こる」「回避できない」といったニュアンスで使われます。
「不可避」「回避不能」「不可抗」「必然的」のように言い換えられます。
例文
避けられない事情により、納期を遅らせることとなりました。
⑤諦めるしかない
諦めるしかない=「もう他に方法がなく、やむを得ずその状況を受け入れるしかない」の意味
ビジネスシーンでは直接的すぎてネガティブな印象を与えることがあります。
フォーマルな場面で使う場合は、「対応が難しい」や「断念せざるを得ない」という少し柔らかい表現に置き換えましょう。
例文
納期を予定通りにすることを、諦めるしかない。
⑥甘んじて
甘んじて=「十分とはいえない境遇を受け入れること」の意味
自分の希望や理想に反して、ある状況や結果を受け入れるという意味で使われます。
相手に対して失礼に聞こえたり、自分の立場を弱く見せてしまう可能性があるため、使う時には注意が必要な言葉です。
例文
甘んじて、納期を遅らせることとなりました。
⑦条件をのむ
条件をのむ=「相手からの要求や提案を受け入れ、それに従う」の意味
交渉や契約の際に使われ、「仕方なく受け入れる」「妥協する」というニュアンスを持つ言葉です。
「泣く泣く」「譲歩する」「同意する」などの言い換え語があります。
例文
彼らの条件をのんで、納期を遅らせることになりました。
⑧仕方ない
仕方ない=「どうすることもできない」の意味
状況がどうにもならないことや諦めや妥協、責任転嫁といったニュアンスを持つ言葉です。
「致し方ない」「残念ながら」などの適切な言葉を選ぶことで、より丁寧で印象の良いコミュニケーションができます。
例文
仕方なく、納期を遅らせることとなりました。
⑨不本意ながら
不本意ながら=「納得がいかないながらも他に選択肢がなく、そうするしかないさま」の意味
自分の意思に反してある行動を取らなければならない状況を表す言葉です。
「残念ながら」「誠に遺憾ながら」など状況に合わせて使い分けると、より適切な表現になります。
例文
不本意ながら、納期を遅らせることとなりました。
⑩不承不承
不承不承(ふしょうぶしょう)=「いやいやながら、やむをえず物事を行うこと」の意
自分の意志に反して何かを行うことを表す言葉です。
強い抵抗感や不満を表す言葉であるため、ビジネスシーンでは多用しないよう注意しましょう。
例文
不承不承ながら、納期を遅らせることとなりました。
やむを得ないの”カジュアル”な言い換え・類語!
やむを得ないのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑪しょうがない
しょうがない=「うまい方法がない」の意味
日常会話で頻繁に使用する、カジュアルな言葉です。
ビジネスシーンでは、「やむを得ない」「致し方ない」「不可抗力」など、より丁寧な表現に置き換えるとよいでしょう。
例文
しょうがない、納期を遅らせましょう。
⑫あがいても無駄
あがいても無駄=「状況が絶望的で、努力が報われないこと」の意味
「あがき」は懸命に努力すること、必死に抵抗することなどを指し、「無駄」は努力や労力が全く報われないこと、効果がないことを指します。
非常に強い諦めの言葉なので、ビジネスシーンでは「現時点では困難である」というような、より客観的な表現が適しています。
例文
あがいても無駄だ。納期を遅らせよう。
⑬しぶしぶ
しぶしぶ=「気が進まぬまま、しかたなく物事をするさま」の意味
ビジネスシーンでは、必ずしも好ましい言葉ではありません。
「慎重に」「葛藤しながら」など、状況に合わせた表現を選ぶことが大切です。
例文
しぶしぶ、納期を遅らせることとなりました。
⑭いやいや
いやいや=「しかたなく物事を行うさま」の意味
否定的な感情、反抗的な態度、非協力的であるという印象のニュアンスを含みます。
日常会話でよく使われますが、ビジネスシーンでは注意が必要な言葉です。
例文
いやいや、納期を遅らせることとなりました。
⑮お手上げ
お手上げ=「どうしようも無いこと」の意味
非常に強い否定的な印象を与える言葉です。
ビジネスシーンにおいて「お手上げ」という言葉は、極力避けたほうが無難でしょう。
例文
お手上げです。納期を遅らせよう。