今回は「残念ながら」の言い換え表現を紹介します!
「残念ながら」は相手の期待に応えられなかったことを残念に思うときに使う言葉です。
この言葉は、ややカジュアルな言葉に分類されますが、ビジネスシーンでも多用されています。
この記事では「残念ながら」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
残念ながらとは?意味は「相手の望む結果にならず無念に思う」
「残念ながら」の意味=相手の望む結果にならず無念に思うこと
「残念ながら」はネガティブ表現といえるため、シーンに応じて適切な言い換え語に変換する必要があります。
残念ながら、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。
残念ながらの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは残念ながらのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①誠に勝手ながら
誠に勝手ながら=「自分都合で相手に頼み事をする」の意味
「勝手に」は、一方的に行動する、決定事をするという意味です。
相手に頼み事やお願いをする際に使う、クッション言葉です。
上司や取引先に使うことができ、ビジネスメールで使えます。
誠に勝手ながら、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。
②恐れ入りますが
恐れ入りますが=「頼み事や感謝の気持ちなど、敬意を示す」の意味
上司や取引先に敬意を示したいときに使います。
またこの言葉には、謝罪の意味は含まれていません。
丁寧に頼み事をする際のクッション言葉です。
恐れ入りますが、次回の会議でプレゼンテーションを担当していただけますか?
③遺憾ながら
遺憾ながら=「残念な気持ち、思い通りに進まない」の意味
相手の期待に応えられなかったことを残念に思うという意味です。
断りや悪い結果を伝える際のクッション言葉であり、ビジネスシーンで使います。
また謝罪の意味は含まれていません。
遺憾ながら、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。
④恐縮ながら
恐縮ながら=「謝罪、謙虚さ」の意味
遺憾ながら同様、相手の期待に応えられなかったことを残念に思うという意味です。
また相手に負担があることを理解したうえで、頼み事をするという意味もあります。
この言葉もクッション言葉であり、前置きとして使います。
日常会話には向かず、ビジネスシーンで使います。
恐縮ながら、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。
⑤折り悪く
折り悪く=「タイミングや都合が悪い」の意味
「折」は、「タイミング」という意味です。
また「折よく」は、タイミングが良いという意味になります。
この言葉はなじみの少ない言葉です。
折り悪く、イベントは天候のせいで延期になりました。
⑥お手数をおかけしますが
お手数をおかけしますが=「面倒や手間をかけてしまう」の意味
相手に頼み事やお願いをする際、面倒や手間をかけてしまうときに使います。
その時の申し訳ない気持ちや感謝の気持ちをを伝える言葉です。
上司や取引先に使うことができ、ビジネスメールでも使えます。
お手数をおかけしますが、次回の会議でプレゼンテーションを担当していただけますか?
⑦ご迷惑をおかけしますが
ご迷惑をおかけしますが=「自分都合で迷惑をかけたときの謝罪」の意味
「迷惑」は、「行動によって誰かが不快に感じる」という意味です。
上司や取引先に使うことができます。
また「ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします」は失礼になります。
この場合は、別々の文章にしましょう。
ご迷惑をおかけしますが、次回の会議でプレゼンテーションを担当していただけますか?
⑧申し訳ございませんが
申し訳ございませんが=「自分都合で迷惑をかけたときの謝罪」の意味
自分都合で迷惑をかけた、相手のお願いに応えられなかったときの謝罪の言葉です。
この言葉は前置きとして使い、「申し訳ない」を丁寧にした言葉です。
また「申し訳ない」は、「言い訳ができない」という意味です。
申し訳ございませんが、、次回の会議でプレゼンテーションを担当していただけますか?
⑨申し上げにくいのですが
申し上げにくいのですが=「言いにくい」の意味
相手に言いにくいことを伝えるときに使います。
メールや書面で伝える際も使えます。
また「申し上げにくい」は「言うのが難しい」という意味です。
申し上げにくいのですが、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。
残念ながらの”カジュアル”な言い換え・類語!
残念ながらのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩残念ですが
残念ですが=「残念な気持ち、誘いを断る表現」の意味
相手からのお願いなどを断るときに使います。
また「残念」は、「心残りがある」という意味です。
この言葉は、惜しい気持ちを伝えることができます。
カジュアルな言葉ですが、ビジネスシーンでも使うことができます。
残念ですが、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。
⑪不本意ながら
不本意ながら=「不本意、本当はしたくない」の意味
自分の意志とは違うことになってしまったときに使います。
会話と文書の両方で使うことができ、砕けた言い方です。
「不本意ではございますが」が丁寧な言い方になります。
不本意ながら、イベントは天候のせいで延期になりました。
⑫無念にも
無念にも=「他に選択肢がなく、そうするしかない」の意味
「無念」は、「悔しい」「心残り」という意味でカジュアルな言葉です。
無念にも、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。
⑬申し訳ありませんが
申し訳ありませんが=「自分都合で迷惑をかけたときの謝罪」の意味
「申し訳ございませんが」と同じ意味で、カジュアルな言葉です。
申し訳ありませんが、次回の会議でプレゼンテーションを担当していただけますか?
⑭残念なことに
残念なことに=「残念な気持ち」の意味
相手に悪い結果を伝えるための、クッション言葉です。
この言葉は砕けた言い方なので、ビジネスシーンには向いていません。
「大変残念ではございますが」が丁寧な言い方になります。
残念なことに、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。
⑮実は
実は=「本当は、打ち明ける」の意味
本当のことを打ち明けるときに使う、カジュアルな言葉です。
「実を申しますと」が丁寧な言い方です。
実は、今回のプロジェクトは予算超過してしまいました。