今回は「善処する」の言い換え表現を紹介します!
「善処する」は「置かれた状況に応じ、適切に処置をする」という意味の言葉です。
「上手く片をつける」や「可能な限りやってみる」というニュアンスを含みます。
「善処する」は仕事の依頼を受けたときやトラブルが発生したとき、または上司から指示を受けたときに多く使われます。
しかし、必ずしも達成できるとは言い切らない、曖昧な表現なので使用の際は注意が必要です。
問題を早急に解決できるよう、善処します。
「善処する」は敬語ではありませんが、「善処します」や「善処いたします」という丁寧なかたちであれば目上の相手にも使えます。
日常会話ではあまり使われないため、フォーマルな言葉といえるでしょう。
この記事では「善処する」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
善処するの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは善処するのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①対処する
対処する=「新たな状況に適応する」の意味
「問題を克服する」や「最適な処置をする」という意味もあります。
「善処する」と似ていますが、実際に何かしらの行動をとる場合は「対処する」を使うと良いでしょう。
日常会話よりも業務中の会話で使われることが多い言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、適切に対処します。
②対応する
対応する=「状況に応じて行動する」の意味
「対応する」は「善処する」のような曖昧なニュアンスは含みません。
依頼されたことに対して「対応します」と答えた場合、相手は「確実にやってもらえる」と捉えるでしょう。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使える言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、適切に対応します。
③取り計らう
取り計らう=「事がうまく運ぶよう、考えて行動する」の意味
「取り計らう」は自分にも使えますが、相手に何かを依頼するときによく使われる言葉です。
前向きに検討してほしい場合は「善処してください」や「お取り計らいのほど、よろしくお願いいたします」などと表現すると良いでしょう。
やや固い表現になるので、業務中の会話に向いています。
例文
問題を早急に解決できるよう、取り計らいます。
④対策を講じる
対策を講じる=「目的を達成するために行動する」の意味
解決策を見つけたり、予防策を立てたり、それを実行に移したりするときに使われる言葉です。
「善処する」に比べると「具体的な行動をとる」という強い意思をアピールできるでしょう。
日常会話ではあまり耳にしない、ややかしこまった表現です。
例文
問題を早急に解決できるよう、対策を講じます。
⑤協議する
協議する=「人々が寄り集まって相談する」の意味
「発生した問題や今後の方針について、複数人で話し合う」という意味の言葉です。
一人で考えるのではなく、部署や会社単位で検討する場合は「協議する」を使うと良いでしょう。
主にフォーマルな場で使用されている言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、協議します。
⑥改善する
改善する=「悪いところを見直して、より良いものにする」の意味
「今の状態よりも好ましい状態へ改める」や「そのために工夫する」という意味で使われます。
「実際に行動する」というニュアンスを含むので、「検討する」という意味を持つ「善処する」から言い換える際は注意が必要です。
日常会話で耳にすることもありますが、業務中もよく使われる言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、改善します。
善処するの”カジュアル”な言い換え・類語!
善処するのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑦努力する
努力する=「目的を達成するために力を尽くす」の意味
「できる限りの力を出す」という意味を持つ言葉です。
「努力する」は前向きなニュアンスを持ちます。文脈によって「善処する」と使い分けると良いでしょう。
日常会話でもビジネス等の真面目な会話でも使うことができる、ニュートラルな言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、努力します。
⑧検討する
検討する=「行動する前によく調べ、よく考える」の意味
まだ発生していない物事も含め、良いか悪いかを考える時に使う言葉です。
「善処する」は「前向きに検討する」と言い換えることができるでしょう。
ビジネスシーンや日常会話など、幅広い場面で使える言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、前向きに検討します。
⑨取り組む
取り組む=「力を尽くして事にあたる」の意味
「一所懸命になる」や「深く考える」、「実行する」という意味の言葉です。
「努力する」というニュアンスを含むので、行動を伴わない場合は使用を避けたほうが良いかもしれません。
日常会話など様々なシーンで使われるのでややカジュアル寄りな言葉ですが、ビジネスシーンでも使用できます。
例文
問題を早急に解決できるよう、前向きに取り組みます。
⑩全力を注ぐ
全力を注ぐ=「ひとつのことに集中する」の意味
「目的を果たすために、自分の力をすべて出し切る」という意味で使われる言葉です。
「全身全霊をささげる」というニュアンスを含むので、その場をやり過ごすときに使う「善処する」から言い換えることはできません。
どちらかというとカジュアルな会話でよく使われています。
例文
問題を早急に解決できるよう、全力を注ぎます。
⑪力を尽くす
力を尽くす=「持っている能力をすべて出し切る」の意味
「できる限りの対策をとる」や「一所懸命に取り組む」という意味の言葉です。
こちらも前向きな言葉ですが、文脈によっては「善処する」の代わりになるでしょう。
世間話など日常会話でも使われる表現なので、ややカジュアルなニュアンスの言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、力を尽くします。
⑫心掛ける
心掛ける=「忘れないようにする」の意味
「いつも気に留めておく」という意味の言葉です。
実際の行動には至らないときに使い、場合によっては「善処する」と同じように使用できます。
日常会話でも使われるため、どちらかといえばカジュアル寄りの言葉でしょう。
例文
問題を早急に解決できるよう、心掛けます。
⑬努める
努める=「求める結果に向かって力を尽くす」の意味
「目標や目的を果たすために奮闘する」という意味もあります。
自身のスキルアップや知識の向上について使われることが多いようです。
日常会話やメールの文章など、幅広いシーンで使用できる言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、努めます。
⑭頑張る
頑張る=「めげずに最後までやり通す」の意味
「困難な状況に陥ったとしても、あきらめずに精を出す」という意味の言葉です。
「善処する」と同じようにやや抽象的で、行動を伴うのか曖昧な印象を与えます。
カジュアルなニュアンスがあるため、ビジネスシーンで使用するのは控えたほうが良いかもしれません。
例文
問題を早急に解決できるよう、頑張ります。
⑮できるだけやってみる
できるだけやってみる=「自身の力が及ぶ範囲で行動する」の意味
「可能なかぎり」や「能力を最大限に使って」というニュアンスを含む言葉です。
「善処する」と同じように、「不安はあるけれど努力する」という印象を与えるでしょう。
ビジネスシーンではほとんど使われないカジュアルな言葉です。
例文
問題を早急に解決できるよう、できるだけやってみます。
最後までお読みいただきありがとうございました。