今回は「時間を要する」の言い換え表現を紹介します!
「時間を要する」は「何らかの処理や作業をするために、多くの時間が必要である」という意味の言葉です。
次のプロジェクトは時間を要します。
どちらかというと業務中の会話で使われることが多い、フォーマル寄りの言葉です。
この記事では「時間を要する」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
時間を要するの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは時間を要するのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①工数がかかる
工数がかかる=「多くの時間や人数が必要である」の意味
工数とは、作業を行う「人数×時間」で表す仕事量のことです。
「時間を要する」と同じように使えますが、実際に手を動かす必要が多くあるときは「工数がかかる」と言い換えるのが良いでしょう。
ビジネスシーンでよく使われる、フォーマル寄りの言葉です。
例文
次のプロジェクトは工数がかかります。
②手間ひまがかかる
手間ひまがかかる=「労力や時間を必要とする」の意味
漢字で表記する際は「手間暇」と「手間隙」のどちらでも問題ないようです。
「処理や作業が短時間では完結しない」という意味で、「時間を要する」と同じように使えます。
日常会話で耳にすることもありますが、業務中でも使える言葉です。
例文
次のプロジェクトは手間ひまがかかります。
③長期的
長期的=「長い期間に関わる」の意味
長い時間をかけて目標や目的を達成する様子を表す言葉です。
「時間を要する」と同じように使えますが、通常よりも多くの時間が必要であることをアピールしたいときは「長期的」を使うのも良いでしょう。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使えます。
例文
次のプロジェクトは長期的な仕事になります。
④労力がいる
労力がいる=「多くの人手や労働力を必要とする」の意味
労力は「あることをするために、心や体を働かせること」という意味の言葉です。
物事を達成するには多くの人手が要る、というシーンでは「時間を要する」から言い換えることができるでしょう。
どちらかというと業務中の会話で使われることが多い言葉です。
例文
次のプロジェクトは労力がいります。
⑤一足飛びにはいかない
一足飛びにはいかない=「順序を踏んで、ひとつずつ進める必要がある」の意味
一足飛びには「目的地まで一気に移動すること」や「順番を飛び越えること」という意味があります。
「物事が突然進んだり、いきなり前進したりすることはない」という状況では「時間を要する」と同じように使えます。
幅広い場面で使えますが、どちらかというとフォーマルな言葉です。
例文
次のプロジェクトは一足飛びにはいきません。
⑥おいそれとはいかない
おいそれとはいかない=「簡単ではない」の意味
目標の達成や実現が難しい様子を表す言葉です。
作業や仕事などが短期間では完結しないという意味では「時間を要する」と同じように使えますが、「目標を達成するには困難な状況である」というニュアンスがより強くなります。
日常会話で耳にすることもありますが、ややフォーマル寄りな言葉です。
例文
次のプロジェクトはおいそれとはいきません。
⑦一朝一夕にはいかない
一朝一夕にはいかない=「短い時間では物事が達成できない」の意味
一朝一夕とは、非常に短い時間の経過を表す言葉です。
成し遂げたい仕事や目標があっても短期間では到底無理だと思われる場合は、「一朝一夕にはいかない」を使うと良いでしょう。
難しい言葉ではありませんが、ビジネスシーンでも問題なく使えます。
例文
次のプロジェクトは一朝一夕にはいきません。
時間を要するの”カジュアル”な言い換え・類語!
時間を要するのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧ローマは一日にしてならず
ローマは一日にしてならず=「大きな事業は長く継続した努力がなくては果たされない」の意味
長い年月をかけて繁栄したローマ帝国の歴史を例えたことわざです。
「処理や作業がなかなか終わらない」という意味では「時間を要する」と同じように使えますが、数時間や数日で完結する作業などに使うのは適切ではありません。
幅広い場面で使えるため、フォーマルでもカジュアルでもないニュートラルな言葉です。
例文
次のプロジェクトは時間を要します。まさにローマは一日にしてならず、ですね。
⑨簡単にはいかない
簡単にはいかない=「時間や手数が多く必要である」の意味
「そうやすやすとは上手く事が運ばない」というニュアンスを含む言葉です。
「時間を要する」と同じように「短期間では物事が解決しない」という意味で使えますが、時間に加えて他の阻害要因があるときは「簡単にはいかない」を使うと良いでしょう。
日常会話でもビジネス等の真面目な会話でも使うことができる、ニュートラルな言葉です。
例文
次のプロジェクトは簡単にはいきません。
⑩時間を伴う
時間を伴う=「一定の時間や工数が必要である」の意味
ある作業や仕事をするにあたって、「すぐには終わらない」や「長期的な取り組みになる」という意味で使われます。
短時間では片づけられない問題が発生したときは、「時間を要する」と「時間を伴う」のどちらを使用しても良いでしょう。
カジュアルな日常会話でも、真面目なシーンでも使うことができます。
例文
次のプロジェクトは時間を伴います。
⑪時間がかかる
時間がかかる=「多くの時間を費やす必要がある」の意味
「ある作業や処理に長い時間がとられてしまう」という意味合いで使われる言葉です。
「時間を要する」と同じように、新たなスキルの習得や新たな案件の開始など、さまざまなシーンで用いることができます。
日常会話で使われることが多い、ややカジュアルな言葉です。
例文
次のプロジェクトは時間がかかります。
⑫エネルギーがいる
エネルギーがいる=「多くの労力を消費する」の意味
エネルギーには「物事を成し遂げるための気力」や「活力」、「人間の活動や行動の源となる力」、「物体や現象が持つ働きを実行する能力」という意味があります。
「時間が要る」は作業や仕事を完遂するために必要な時間を重視しますが、体力や気力に重きを置きたい場合は「エネルギーがいる」を使うと良いでしょう。
日常会話でよく使われるため、どちらかといえばカジュアル寄りの言葉です。
例文
次のプロジェクトはエネルギーがいります。
⑬すぐには片付かない
すぐには片付かない=「対処するにあたって多くの時間や工数が必要となる」の意味
片付くには「問題が解決する」や「事態が落ち着く」、「物がきちんと収まる」、「きれいな状態にする」という意味があります。
「時間を要する」が新たな試みやプロジェクトに対して使われることが多いのに対し、「すぐには片付かない」はトラブル対応や問題解決に使われることが多いでしょう。
幅広い場面で使えますが、どちらかというとカジュアルな会話でよく使われています。
例文
次のプロジェクトはすぐには片付きません。
⑭すぐには終わらない
すぐには終わらない=「対処するにあたって多くの時間や工数が必要となる」の意味
前述の「すぐには片付かない」と似ていますが、こちらはポジティブな話題にもネガティブな話題にも使えます。
状況や文脈によって「時間を要する」から言い換えると良いでしょう。
日常会話など様々なシーンで使われる、カジュアル寄りの言葉です。
例文
次のプロジェクトはすぐには終わりません。
⑮すぐにはできない
すぐにはできない=「短時間では処理が完結しない」の意味
「できない」はとても断定的な表現です。
丁寧語の「できません」であっても否定のニュアンスが強いため、使用の際は相手と状況をよく検討しましょう。「時間を要する」から言い換える際は注意が必要です。
カジュアルな言葉で、世間話や日常会話で使われます。
例文
次のプロジェクトはすぐにはできません。
最後までご覧いただきありがとうございました。