今回は「迅速」の言い換え表現を紹介します!
「迅速」は物事の進め方や動作が大変早いという意味の言葉です。
この度は迅速にご対応いただき、ありがとうございました。
フォーマルな言い方でビジネスシーンにおいてよく利用されます。
ただ早いだけではなく正確性も求められるニュアンスです。
この記事では「迅速」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
迅速の”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは迅速のフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①速やか
速やか=「時間的に間をおかずすばやい」さま
実際の速度ではなく行動にうつすまでや所要時間が早いことを指す表現です。
「できるだけ早く」を「可及的速やかに」と言い換えればビジネスシーンにふさわしい印象になります。
この度は速やかにご対応いただき、誠にありがとうございました。
②飛躍的
飛躍的=「進歩や向上が急激な様子」をあらわす
「飛躍」は飛び上がるという意味で、まるでジャンプするようにひと息で急成長・急発展していく様子を飛躍的と表現します。
実際に起こった過去の出来事について述べるのが一般的でしょう。
未来の出来事や相手への依頼について形容する場合「飛躍的」は適していません。
この度はおかげさまで作業進捗が飛躍的に進みまして、大変感謝いたしております。
③早々
早々=「早いタイミングで、すぐさま」という意味
その状態になってすぐの時を指します。
副詞として「早々に」と使うこともできますし、開始早々・到着早々など「〇〇早々」と名詞での使用も可能です。
先日は早々にご対応いただき、誠にありがとうございました。
④敏速
敏速=「反応や行動がすばやいさま」を表現
「びんそく」と読み、音が聞き馴染みがないため会話シーンでの使用はあまりないでしょう。
「迅速」が行動全体の速さをあらわし、一方「敏速」は体の動きやフットワークが俊敏であることを印象付けます。
この業務は若く敏速なAさんに引継ぎを検討しています。
⑤早急に
早急に=「非常に急いでほしい」という意味
読み方は「さっきゅう」が一般的ですが「そうきゅう」と読むのも間違いではありません。
「至急」と同義で、相手に「急いで欲しい」と伝える際にも有効です。
至急との違いは、以下の2点です。
- 依頼形以外の文章でも使える
- 至急より強制度が控えめになり相手に圧迫感を与えない
早急に対応いただきましてありがとうございます。
⑥至急
至急=「大急ぎ」の意味
ビジネスシーンでとても急いでいる状況を伝えるなら「至急」が適当です。
相手へ依頼する際「迅速」より「至急」の方が緊急性や重要度が高い印象で伝わるでしょう。
この度は至急の要請にお応えいただき、誠にありがとうございました。
⑦急速
急速=「物事の進み方がとても速いこと」をあらわす
機械や時期など、人ではない物の変化速度を表現するなら「急速」がぴったりです。
以下のように名詞と組み合わせた使い方も多いでしょう。
- 急速充電
- 急速冷凍
- 急速拡大 など
基本的には「急速に」「急速な」といった使い方をします。
彼らが開発したシステムによって、業界のIT化が急速に進みました。
⑧早速
早速=「すぐに行うこと」をあらわす
お願いした返事や対応がすぐに行われるのであれば、早速と言い換えるのも良いでしょう。
自分がすぐに動き出す際にも「早速とりかかります」と表現できます。
早速ご対応いただきありがとうございます。
迅速の”カジュアル”な言い換え・類語!
迅速のカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨手早く
手早く=「物事の処理速度が速いこと」の意味
テキパキとした作業を指す場合には「手早く」という言い回しがあります。
動作が早いことに重点をおいており、精度や仕上がりにはあまりこだわりません。
「ちゃっちゃと」「パパッと」などの擬音と同じニュアンスですが、比較した際「手早く」の方がややビジネス向きと言って良いでしょう。
先日は手早くご対応いただき、誠にありがとうございました。
⑩とんとん拍子
とんとん拍子=「物事がはやくすらすらと進捗する様子」
滞りなく進んでいく様子を客観的に表現した言葉です。
とんとん拍子は外部の影響により物事が迅速に成った、というニュアンスが強いでしょう。
おかげさまでとんとん拍子に作業が進みまして、その節は本当にありがとうございました。
⑪スピーディー
スピーディー=「敏速に対応する様子」の意味
英語で「すばやい」や「速やか」という意味の「speedy」とそのまま同じ使い方です。
動作や過程はもちろん、実際の速度にもあてはまります。
ただし、日本語の文脈では速度を指して「スピーディー」と表現することはあまりないでしょう。
この度はスピーディーにご対応いただき、誠にありがとうございました。
⑫素早い
素早い=「動作や行動が非常に早い」という意味
瞬発力があったりスピード感が強かったりする動きを表現する言葉です。
具体的に伝わりやすい表現ですが「迅速」より幼い言い回しのため、ビジネスシーンには不向きでしょう。
先日の素早い対応のおかげでことなきを得ました。
⑬電光石火
電光石火=「動きや時間が非常に早いこと」の意味
とにかくすばやいことを表す四字熟語です。
電光は稲妻の光を、石火は石を打った時の火花を表し、目で負えぬほど早い情景を人の動きに例えて使います。
ユーモアに富んだ印象となるため、ビジネスシーンではごますり感がでてしまうかもしれません。
先日は電光石火のごとく処理していただき、ありがとうございました。
⑭急ピッチ
急ピッチ=「調子や進行を早める」という意味
とにかく急いで完了させる慌ただしいニュアンスの言葉です。
なんらかの事情があり、とにかく急ぐという意図が含まれる表現と言えるでしょう。
急ピッチであれば、通常よりさらにさらに急ぐレベルで進行が早まります。
先日はこちらの無茶振りにもかかわらず、急ピッチで進めていただきありがとうございました。
⑮爆速
爆速=「高速を超えた速度」を表現した言葉
びっくりするくらい早いという意味のスラングです。
高速や超速より爆発的な勢いがある印象の表現です。
フランクすぎるので世間話や親しい人との会話に限定して使うことをおすすめします。
昨日は爆速で対応してもらってありがとうございました。