今回は「ズボン」の言い換え表現を紹介します!
「ズボン」は洋服の一種で、腰から下につける、脚部を二股にした外衣の総称です。
フランス語の「ジュポン(jupon)」が語源で、女性用ペチコートの意味という説もありますが、正式な由来はわかっていません。
プレゼンテーションは、黒いズボンで行くつもりです。
日常的にも、フォーマルな場面でも使われる、ニュートラルな言葉です。
この記事では「ズボン」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ズボンの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはズボンのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①ボトムス
ボトムス=「下半身に着用する衣服の総称」の意味
ズボンのみでなく、パンツ、スカート、タイツなども含みます。
英語で「底、下部」を意味する「ボトム(bottom)」が語源です。
ビジネスシーンでは、カジュアルな場面や社内でのコミュニケーションなどで使用される言葉です。
ボトムスと対比される言葉として「トップス」があり、上半身に着用する衣服を指します。
例文
プレゼンテーションのボトムスは、黒いズボンを着用してください。
②スラックス
スラックス=「フォーマルな長ズボン」の意味
「slack」とは英語で「ゆるい」「ゆるんだ」という意味を持ち、「スラックス」はタックなどで脚の筒にゆとりを持たせたズボンを指す言葉でした。
ウール、コットン、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロンなどの素材が使用されますが、ウールは保温性が高く、フォーマルな印象を与えます。
スラックスには種類があります。
- 「ドレススラックス」:スーツに合わせるための、最もフォーマルなスラックス
- 「ビジネスカジュアルスラックス」: ジャージー素材など、カジュアルな素材を使用したスラックス
例文
プレゼンテーションでは、ジャケットにスラックスを着用してください。
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③トラウザーズ
トラウザーズ=「主にイギリスで使われる言葉で、フォーマルな長ズボン」の意味
トラウザーズの起源は、馬に乗る際に脚を保護するために作られた衣服と言われています。
「スラックス」と似ていますが、厳密にはニュアンスが異なります。
- 「トラウザーズ」: よりフォーマルで、スーツに合わせるようなイメージが強い。
- 「スラックス」: トラウザーズよりもカジュアルな印象で、スーツだけでなく、ジャケットやニットなどとも合わせやすい。
例文
来週の会議は、スーツにトラウザーズを着用して、フォーマルな服装で参加してください。
④パンツ
パンツ=「英語でズボンのこと」の意味
アメリカ英語では一般的に「ズボン」を指しますが、イギリス英語では「下着」を指すことが多いです。
ビジネスシーンでは、より具体的に「スラックス」「チノパン」など、種類を指定して使うことが一般的です。
例文
プレゼンテーションの際は、パンツは清潔感のあるものを着用してください。
⑤パンタロン
パンタロン=「フランス語で長ズボン」の意味
スラックス、パンツ、トラウザーズと同じ意味を持ちます。
日本では、「パンタロン」という言葉が使われ始めたのと同時期に、裾広がりのフレアパンツが流行していたために混同され、裾の広がったシルエットを持つスラックスを示すようになりました。
現代のビジネスシーンでは一般的ではありません。
フォーマルな場面では「スラックス」や「トラウザーズ」に置き換えられています。
例文
明日の会議は、パンタロンのようなオフィスカジュアルで参加してください。
⑥スーツ
スーツ=「同一の布でつくられる、二つ以上のものからなる上下一揃(ひとそろ)いの服」の意味
男性用の背広の上下に、ベストを加えた三つ揃えの意味もあります。
フォーマルな印象を与える服です。
ジャケットは単体で着用し好みのパンツを合わせますが、スーツは上着とスラックスを上下セットで着用します。
例文
プレゼンテーションは、スーツで行くつもりです。
⑦礼服
礼服=「礼式・儀礼用の衣服」の意味
結婚式や葬儀などフォーマルな場での着用が一般的です。
礼服はスーツに含まれますが、色・質感・シルエット・着用シーンがビジネススーツとは異なります。
ビジネスシーンにおいては、フォーマルな場や特別な状況での服装を指す際に使用されます。
例文
男性社員は、ダークスーツか礼服でご参加ください。
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⑧袴
袴=「和服の上につけ、腰から足までを覆う、ひだのある衣服」の意味
長い歴史の中で様々な変化を遂げてきた、日本の伝統的な衣装です。
ビジネスシーンでの活用例として、起業家やクリエイター、伝統工芸士や職人が着用することで、独創性や技術をアピールしたり、 海外との商談時には日本の伝統文化に対する理解を深めてもらうことができます。
「紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)」は、男性の第一礼装または正装とされる和服です。
紋付の長着に袴をはき、紋付の羽織を着けます。
例文
海外からのVIPを招いての接待では、男性社員は紋付袴、女性社員は着物での対応をお願いする場合があります。
⑨下衣
下衣(かい)=「下半身につける衣服のこと」の意味
英語の「ボトムス」に相当します。
ビジネスシーンではあまり一般的な表現ではありません。
上半身につける衣服のことは「上衣」と言います。
例文
職場の服装規定では、下衣はスラックスまたはチノパンと定められています。
ズボンの”カジュアル”な言い換え・類語!
ズボンのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩ジーパン
ジーパン=「ジーンパンツ jean pantsの日本的略称」の意味
デニム生地で作られたパンツの通称で、「jean」はジーン布という生地のことです。
会社によってはジーパンが禁止されている場合もあります。
フォーマルな場では避けた方がよいでしょう。
例文
明日はカジュアルな服装で良いので、ジーパンでも大丈夫です。
⑪チノパン
チノパン=「チノクロスという厚手の綿の生地を使用したパンツの総称。チノ・パンツの略称。」の意味
チノ・パンツの呼称は和製英語であり、英語圏では「チノーズ」と呼称されています。
カジュアルなビジネスシーンや休日にも着用することができます。
例文
来週のプレゼンは、少しカジュアルダウンして、チノパンにジャケットを合わせて行こうと思います。
⑫スキニー
スキニー=「脚にぴったりとフィットする細身のパンツやジーンズ」の意味
「痩せこけた」「ほっそりとした」の意味があり、英語では、健康そうではないネガティブなニュアンスを持つ言葉です。
カジュアルな印象が強いですが、色や素材に配慮をすると、オフィスカジュアルとして取り入れることができます。
フォーマルな場では避けた方がよいでしょう。
例文
明日、部署の飲み会があるんだけど、スキニーで行っても大丈夫かな?
⑬スウェットパンツ
スウェットパンツ=「スウェット素材でできているゆったりとしたパンツ」の意味
カジュアルな印象が強く、一般的なビジネスシーンやフォーマルな場にふさわしくありません。
例文
今日はリモートワークだから、スウェットパンツにしよう。
⑭ジョガーパンツ
ジョガーパンツ=「裾にゴムやリブ(ゴム編み)が施されたテーパード(先細り)型のパンツ」の意味
ジョガー(jogger)とは「ジョギングする人」を意味し、ジョギングをする際に着用するパンツとして開発されました。
シルエットや素材、トップスとの組み合わせなど、工夫次第でビジネスシーンにも取り入れることができます。
フォーマルな場では避けた方がよいでしょう。
例文
来週のミーティングは、ジャケットにジョガーパンツを合わせたビジネスカジュアルな服装にしよう。
⑮ショートパンツ
ショートパンツ=「膝上丈のパンツの総称」の意味
口語では「短パン」の呼称も多く使われます。
工夫次第でビジネスシーンにも取り入れることができますが、フォーマルな場では避けた方がよいでしょう。
短すぎる丈や、体のラインが強調されるようなデザインは避けるとよいです。
例文
ショートパンツをオフィスで着てみたいんだけど、どんなトップスと合わせたらいいと思う?
退職や転職で悩んでいるあなたへ