今回は「ずんぐりむっくり」という言葉について解説します!
「ずんぐりむっくり」とは、物や人の外見や形状を表す言葉で、背が低くて太っている様子を表した言葉です。
ずんぐりむっくりとした形がかわいらしい!みたいに使うよ!
「ずんぐりむっくり」とは、明治以降から使われている、物や人などの形状を表現する言葉です。
この記事では「ずんぐりむっくり」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ずんぐりむっくりとは?意味は「背が低くて、太っている様」
「ずんぐりむっくり」の意味=背が低くて、太っている様
ずんぐりむっくりとは、背が低くて太っている様を表した言葉です。
ずんぐりむっくりの「ずんぐり」とは
- 背が低くて肉づきよく太っている様、また物が太くて短い様を表す語。
- 低く野太い語を表す語
「むっくり」とは
- 丸々と程よく太っているさま、また、丸く盛り上がっているさまを表わす語。
- 洗練されていてものやわらかなさま、滋味のあるさまを表わす語。
- 起き上がったり、物が生えてきたりするさまを表わす語。とあります。
どちらも、太っている様を意味する言葉です。
ただ、ここで使う「むっくり」には、「ずんぐり」という言葉を強調する意味合いで使われていると考えられています。
赤ちゃんや小動物に対して、愛らしい表現として使う場合はポジティブな表現になりますが、文脈によればネガティブに捉えられる場合があるので、使用する際は注意が必要ですね。
背が低くて太ってる、って容姿を表す言葉なんだね
ずんぐりむっくりの元ネタは「独楽(こま)の古い名前の「つむくり」
「ずんぐりむっくり」の元ネタ=独楽(こま)の古い名前の「つむくり」
ずんぐりむっくりの由来は、諸説あります。
ひとつめは、独楽(こま)の古い名前の「つむくり」が語源で、独楽のコロンとした形状から用いられたのでは無いかかという説です。
ふたつめは、上から下まで太さが変わらないという意味の、寸胴(ずんどう)という言葉に、擬態語につけられる接尾語「くり・ぐり」がついたという説です。
「ずんぐり」も「むっくり」も江戸時代からある言葉です。このふたつの言葉が合わさった「ずんぐりむっくり」というが使われ始めたのは、明治時代からだと言われています。
「ずんぐり」も「むっくり」も古くからある言葉なんだね
ずんぐりむっくりの使い方・例文
「ずんぐりむっくり」という言葉を使った例文を見ていきましょう
使用例①
あの赤ちゃんはかわいらいしいねぇ
本当ね。ずんぐりむっくりとして可愛らしいねぇ。
使用例②
君のお父さんは、どんな感じの人だい?
性格は、優しい。体型は、ずんぐりむっくりしてるんだ
使用例③
どんな動物が好きなの?
私はハムスター!あのずんぐりむっくりとしたフォルムがかわいいの。
ずんぐりむっくりの類義語や対義語
ずんぐりむっくりの類義語と対義語についても見ていきましょう!
ずんぐりむっくりの類義語
ずんぐりむっくりの類義語としては下記のものがあります。
ぽっちゃり
僕のお父さんは、ぽっちゃりしてるよ。
寸胴(ずんどう)
カピバラは寸胴体型でとてもかわいらしいですね。
ふくよか
着物は、ふくよかな方のほうが似合いますね。
ずんぐりむっくりの対義語
ずんぐりむっくりの対義語としては下記のものがあります。
スマート
私の上司は、スマートでとても素敵な方です。
スレンダー
あの方は、いくつになってもスレンダーで羨ましいわ。
シュッとしている
関西方面で使われる、スマートでスタイリッシュな人を表す言葉
さっきすれ違った人、シュッとしていたね!