今回は「ずっと」の言い換え表現を紹介します!
「ずっと」は、同じ状況が長く続いているさまを表すときに使う言葉です。
この言葉は様々なニュアンスで使われますが、カジュアルな言葉に分類され、フォーマルな場面ではあまり使用しません。
この記事では「ずっと」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ずっととは?意味は「同じ状況が続いている」
「ずっと」の意味=ある期間、同じ状況が続いていること
「ずっと」には、「他のものと比べてかけ離れているさま」・「ある範囲内に残すところなく動作を及ぼすさま」・「ためらわず・とどこおらずに動作をするさま」というニュアンスもあります。
ずっと取引を継続していた会社が、残念ながら倒産してしまった
ずっとの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはずっとのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①末長く(すえながく)
末長く=「遠い将来までいつまでも 、これから先も長くずっと」の意味
末長くとはこの先も良い関係を築いていきたい、付き合いを続けていきたいと思う相手に対して使用します。
「末永く」という表記も目にしますが、正しくは末長くですので注意しましょう。
いつも良い取引をしていただきありがとうございます。今後とも末長くよろしくお願いいたします
②かねてから
かねてから=「以前から、あらかじめ、前もって」の意味
かねてからとは過去のある時点から、現在も継続している事柄を指します。
「以前から」、「前から」よりも堅い表現なのでレポートやビジネスでの使用に適しています。
かねてから進めておりました取引について、内容に変更がありましたのでご確認よろしくお願いいたしします
③常々(つねづね)
常々=「いつも、ふだん、日常的であること」の意味
常々とは常に変わらないという意味があります。
丁寧な言葉使いなのでビジネスでの使用が良いでしょう。
しかしビジネスメールなどには向いておらず、会話での使用が望ましいです。
古くから付き合いのある会社と、何か新しい取引ができないかと常々考えていた
④今後とも(こんごとも)
今後とも=「これからも、以降も」の意味
今後ともはビジネスシーンでよく使われる表現になります。
「これからも」を改って丁寧に表現した後です。
今後とも御社との取引を継続していきたく思いますので、よろしくお願いいたします
⑤絶えず(たえず)
絶えず=「とぎれることなく、引き続き行われているさま、いつも」の意味
絶えずとは何かが絶え間なく続いている様を表す言葉です。
あの取引先とは今後も絶えず、密に連絡を取り合っていきたい
⑥長らく(ながらく)
長らく=「長い間、久しく」の意味
長らくとは長い時間のことを指します。
長らく弊社との取引を継続していただき、ありがとうございました
⑦延々(えんえん)
延々=「時間・距離・関係が長く続くさま」の意味
延々ととは有限ではあるが終わりの見えない様のことを指します。
早く切り上げる、終わらせてほしいといったようなネガティブなニュアンスが含まれることもあります。
取引先との話し合いは延々と続いた
ずっとの”カジュアル”な言い換え・類語!
ずっとのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑧長期間(ちょうきかん)
長期間=「長い期間、長期」の意味
長期間とは数ヶ月、数年、あるいはそれ以上の期間、時間を表します。
長期間、取引をしていた会社が残念ながら倒産してしまった
⑨遥か(はるか)
遥か=「距離・時間・程度がきわめて隔たっていること」の意味
遥かとは遠くにあるものや遠く先にある将来のものを表す際に使用します。
あの会社と取引があったのは、遥か昔の話だ
⑩永久(えいきゅう)
永久=「果てしなく続くこと」の意味
永久とは永遠が精神的・観念的なものに使用することに対して、物質的なものに用います。
部下が取引先で粗相をしてしまい、「そちらとは永久に取引はしない」と怒らせてしまった
⑪永遠(えいえん)
永遠=「無限に遠い未来まで時間的持続の際限のないこと」の意味
永遠にとは無限に続くことであり、延々の意味にある有限とは違うため注意しましょう。
懇意にしていた会社が急に取引を止めると言い出し、永遠に続く関係などないのだと思い知った
⑫これからも
これからも=「今後も、未来も、この先も」の意味
これからもとは「今後とも」をカジュアルにした言葉になります。
ビジネスシーンには向かない言葉なので、使用する場面には注意しましょう。
これからも弊社との取引をよろしくお願いいたします
⑬四六時中(しろくじちゅう)
四六時中=「一日中ずっと、常に、いつでも」の意味
四六時中にはいつも、〜ばかりという意味があります。
常々と似た意味ですが、より砕けた言葉になるのでビジネスシーンにはあまり向きません。
あの会社との取引はとても重要なものだから失敗はできないと、四六時中頭から離れない
⑭昔から(むかしから)
昔から=「かなり前の時期から続いているさま」の意味
昔からは日常的に使用する、よく耳にする言葉です。
「かねてから」よりもカジュアルな表現なので、プライベートでの使用が良いでしょう。
あの会社とは昔から取引をしている
⑮どんどん
どんどん=「物事が次々と盛んに進行するさま、ものを激しく叩くさま」の意味
どんどんをずっとの類義語として使用する場面、物事が次々と盛んに進行するさまが正しい意味になります。
抽象的な表現なので、ビジネスシーンでの使用には向きません。
取引先の担当者と気が合い、どんどん契約の話が進んだ