今回は「情弱」というネット用語について解説します!
「情弱」とは、情報収集能力が低い人または、充分に情報を活用できない人のことを表します。
「情報弱者」という言葉を略したネット用語です。
「こんな質問するなんて情弱じゃん」みたいに使うよ!
インターネット掲示板「2チャンネル」などでの使用がきっかけで広まったといわれています。
この記事では「情弱」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
情弱とは?意味は「情報取集能力の低かったり充分に情報を活用できない人」
「情弱」の意味=情報収集能力が低い人、または情報を知っているのにうまく活用できない人を指す言葉
「情弱」(じょうじゃく)とは情報弱者の略語です。
情弱は、情報資源に満足にアクセスできない人や、情報を充分に活用できない人を指す俗称です。
差別的な意味が強いネットスラングなので、日常会話などでは使わない方がいいでしょう。
時代とともにコンピューターやインターネットの発達・普及が進み、情報に触れる機会が増えたことから、得られる情報の量や質に差ができてしまいます。
有益な情報が得られない人、得られてもその情報に対して適切に対応できない人を情弱と呼んでいます。
情弱な人は、わからないことがあっても自分で調べようとせず、人に尋ねてることが多いです。
また、情報源がテレビやSNSばかりの人も情弱になりやすいので注意しましょう。
真偽か定かでない拡散されているものを簡単に信じてしまわないように気を付けよう。
情弱の発祥や元ネタはインターネット掲示板「2チャンネル」
「情弱」の元ネタ、発祥=インターネット掲示板「2チャンネル」での使用がきっかけ
情弱は、インターネット掲示板「2チャンネル」を中心に罵倒の意味で使用されるようになりました。
元々は、インターネットなど、情報を入手するための環境が整っていないなどの理由で、十分な情報が得られないという意味で使用されていました。
インターネットを利用する人と未利用の人たちの間に格差が生じ、この格差を「情報格差」といい、2000年代頃から情報弱者という言葉を変えて「情弱」と呼ばれるようになりました。
その後、インターネット掲示板「2ちゃんねる」が飛躍的に利用されるにつれ、そこでは相手を言い負かした際などに「情弱」と罵倒する意味で使われるようになったのです。
日本では情報インフラが整っている上、スマホやパソコンの普及により、インターネットは使用できるものの入手した情報の価値や審議を判断するスキルが低い人に使用されています。
ネット文化やSNSで広まってネット用語として広まって使われるようになったんだね。
情弱の使い方・例文
「情弱」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①相手との情報格差があるときの「情弱」
相手との情報格差があり、話が通じにくい際に使用されます。
すみません、このコードを教えてください。
こんな初歩的なことを聞いてくる情弱とは話にならん。
使用例②相手の無知をからかうときの「情弱」
相手の無知や間違いをからかう意味合いで使われることがあります。
昨日導入された新しいシステム知ってる?僕は全然わからないよ。
君は本当に情弱だね。そのくらいは敏感でなきゃね。
使用例③自分を卑下したときの「情弱」
最近のテクノロジーについてまだまだわからないことだらけだよ。
自分も情弱でよく理解ができないので、もっと勉強しないとな。
情弱の類義語や対義語
情弱の類義語と対義語についても見ていきましょう!
情弱の類義語
情弱の類義語としては下記のものがあります。
情報リテラシーが低い
情報を精査する能力が低い人のことを指します。
ネットで健康情報について調べてるけど、どれが正しい情報かわからないわ。
それは、情報リテラシーが低いせいだね。信頼性のある情報を見極めないと。
情弱の対義語
情弱の対義語としては下記のものがあります。
情強(じょうきょう)
情強は、情報を集めたり活用したりする能力が高い人のことを指します。
友達にシステムに詳しい人がいるんだけど、彼は本当に情強なんだ。