今回は「クレーム」の言い換え表現を紹介します!
「クレーム」はサービスに対し顧客が改善要求するときに使う言葉です。
この言葉は、どちらかというとカジュアルな印象ですが、ビジネスシーンでも使用されています。
この記事では「クレーム」の言い換え語について紹介しています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
クレームとは?意味は「企業に対し正当な対応を求める」
「クレーム」の意味=顧客が企業に対し正当な対応を求めること
「クレーム」は、「主張・要求・請求」といった正当な権利を訴えるケースを指します。

先日、ネット注文した商品が破損していたとのクレームがありました。
クレームの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずはクレームのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①ご指摘


ご指摘=「問題となる部分を指し示す」の意味
相手のミスや問題について指し示す際に使用する言葉です。
クレームよりもフォーマルな場面で使用しやすく、柔らかいニュアンスにもなる言葉です。



先日、ネット注文した商品が破損していたとのご指摘がありました。
②お申し出


お申し出=「自ら意見を言うこと」の意味
自ら意見や要求をいうことである「申し出」に、「お」をつけることによって敬語表現にしています。
自分ではなく相手からのクレームについて、「お申し出があった」や「お申し出ください」などと使用します。
フォーマルな場面で使いやすい言葉です。



先日、ネット注文した商品が破損していたとのお申し出がありました。
③忠言


忠言=「いさめること」の意味
まごころを込めて、いさめることを指します。
相手を思いやる気持ちが込められており、柔らかいニュアンスで使うことができます。
フォーマルな場面で使用しやすい言葉です。



先日、ネット注文した商品が破損していたとのご忠言がありました。
④申し立て


申し立て=「意見などを強く言うこと」の意味
願いや意見を強く主張することを指します。
主に目上の立場の人に対して意見を主張する際に用いられる言葉です。
フォーマルな場面で使用される言葉です。



先日、ネット注文した商品が破損していたとの申し立てがありました。
⑤不平


不平=「不満に思い、心穏やかでないこと」の意味
納得できないことがあり、不満が募って心穏やかでいられないことを指します。
不愉快な思いが態度や言葉に出ることを表し、強い感情であることを意味するため、クレームと似通った意味と言えるでしょう。



先日、ネット注文した商品が破損していたとの不平の声がありました。
⑥苦情


苦情=「不平不満を言うこと」の意味
外からの害や不利益を被っていることに対しての不平不満を指します。
クレームとは非常に似通った言葉ですが、「クレーム」は不平不満だけでなく要求も含まれるのに対して、「苦情」は不平不満そのものを伝えることという違いがあります。



先日、ネット注文した商品が破損していたとの苦情がありました。
⑦苦言


苦言=「ためになる忠告」の意味
言われた側にとっては耳が痛い言葉だが、相手を思ってあえて言う忠告のことを指します。
「苦言を呈する」などと使用されます。
クレームよりも優しさが込められた言葉と言えるでしょう。



先日、ネット注文した商品が破損していたとの苦言がありました。
⑧不服


不服=「納得がいかないこと」の意味
納得ができず、不満に思うことを指します。
「不服を唱える」や「不服な顔をする」などと使用されます。



先日、ネット注文した商品が破損していたとの不服の声がありました。
クレームの”カジュアル”な言い換え・類語!
クレームのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑨難癖


難癖=「非難すべき悪いところ」の意味
「難癖をつける」などと表現し、小さな欠点を見つけて咎めたり文句を言うことを意味します。
クレームと似ていますが、荒さがしのような印象を持つ言葉です。



先日、ネット注文した商品が破損していたとの難癖がありました。
⑩問い合わせ


問い合わせ=「聞いて確かめる」の意味
不明に感じる点について聞いて確かめることを指します。
クレームよりも柔らかいニュアンスで使用することができます。



先日、ネット注文した商品に破損部分があったとして、問い合わせがありました。
⑪文句


文句=「苦情や不満」の意味
相手に対する苦情や不満を指します。
正当な理由がある場合にではなく、むしろ言いがかりに近い意味で不満を言うことを指すため、クレームよりもたちが悪いと言ってもいいでしょう。



先日、ネット注文した商品が破損していたとの文句がありました。
⑫ケチをつける


ケチをつける=「難癖をつける」の意味
欠点を見つけて悪く言ったり、難癖をつけることを指します。
相手が悪であると決めつけて言う言葉なので、クレームよりも強い表現になり、取りつく島がない印象を受けますね。



先日、ネット注文した商品が破損していたとケチをつけられてしまいました。
⑬いちゃもん


いちゃもん=「文句」の意味
無理やり理由をつけてあれこれ文句を言うことを指します。
正当な理由がある場合にではなく、むしろ言いがかりに近い意味で不満を言うことを指すため、クレームよりもたちが悪いと言ってもいいでしょう。



先日、ネット注文した商品が破損していたとのいちゃもんを言われてしまいました。
⑭小言


小言=「不平不満を言うこと」の意味
ぶつぶつ文句を言ったり、細かいことでの不平不満を取り立てて言うことを指します。
クレームははっきりと苦情を言うことに対して、小言は嫌味っぽくネチネチと細かい文句を言うことなのでより陰湿な感じに捉えられますね。



先日、ネット注文した商品が破損していたとの小言を言われてしましました。
⑮ぼやき


ぼやき=「愚痴や小言」の意味
小言と似通った意味で、ぶつぶつと不平不満を言うことを指します。
小言同様、クレームよりも陰湿な印象を受ける言葉です。



先日、ネット注文した商品が破損していたとぼやかれてしまいました。
クレームの豆知識・ちょっといい話
「クレーム」をもっと面白く知れる小話を紹介します。
英語の”claim”には「苦情」の意味がない
日本語の「クレーム」は和製英語であり、英語の”claim”とは意味が大きく異なります。
英語の”claim”はラテン語で「叫ぶ」を意味する”clamare”を語源とし、「権利を主張する・要求する」という意味です。苦情・不満を訴えるときは”complaint”や”complain”を使います。日本に「クレーム」が入ってきた際、ビジネス取引での「異議申し立て・要求」という用法が先に定着し、そこから日常の「苦情」へと意味が広がったとみられています。



「クレームを入れる」と英語で言ったら、相手が「何を請求するの?」と首をひねるわけか……。
日本語に「クレーム」が定着したのは1970年代以降
国立国語研究所の調査によると、日本語での「クレーム」の使用量は1970年以降に増加し始めました。
1991年頃にかけて使用頻度が伸びたものの、「苦情」「文句」といった既存の日本語を上回ることはなく、2000年代には使用量がいったん減少しています。つまり「クレーム」は完全な基本語にはなりきれなかった外来語ともいえます。現在は「カスタマークレーム対応」などビジネス用語として定着しています。



「苦情」という日本語がしっかり生き残っているのも、なんだか頼もしいですね。
「モンスタークレーマー」は和製英語の造語
「モンスタークレーマー」は日本独自の造語で、英語圏では通じません。
2000年代に「モンスターペアレント(理不尽な要求をする保護者)」という言葉が広まったのを受け、同じ「モンスター」を冠した「モンスタークレーマー」という表現が生まれました。英語圏では”unreasonable customer”や”difficult customer”と言います。なお「クレーマー」という語形自体も和製英語で、英語の”claimer”は法律用語として別の意味で使われます。



「モンスター」を付けることで、一気にイメージが伝わる言葉になるんですね……。
クレームにぴったりな言い換えが見つかれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。