今回は「案件」というネット用語について解説します!
「案件」とは、「インフルエンサーに対しての仕事の依頼」または「~の件」という意味の言葉です。

「案件が欲しいならマッチングサイトに登録すると良いよ」みたいに使うよ!
「案件」はもともとビジネスシーンで使う「課題・問題・プロジェクト」の意味の言葉ですが、インフルエンサーやsns上で使われるようになりました。
この記事では「案件」という言葉の詳しい意味や発祥、使われ方などについても深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ!
ネットでの案件とは?意味は「インフルエンサーに対しての仕事の依頼」または「~の件」
「案件」の意味=「PRなどの仕事の依頼」または「~について」の意味
案件とは「インフルエンサーへの仕事の依頼」や「~について」という意味のネット用語です。
YouTubeやインスタでの案件とは「企業からのPRの仕事の依頼のこと」で、その他ネットでは「~の件について」の意味で使われます。
それぞれ違う意味で使われるので、注意が必要です。
youtubeやインスタでの「案件」
ユーチューバーやインスタグラマーが企業から「動画内での商品のPRを依頼される」ことで、「企業案件」とも言ます。
また、PRを目的として撮影、投稿された動画のことを「案件動画」と言うそうです。
インフルエンサーが動画内で特定の商品を紹介しているのをよく見かけますね。
youtubeでは画面の上に「プロモーションを含みます」と表示されている動画です。
類義語は「仕事の依頼」・「オファー」など。
<その他のネット用語としての「案件」>
sns上で使われる言葉で「~について」・「~の件」・「~の情報」の意味。
日常のちょっとした出来事や気持ちを表現するときに使います。
- 「私の給料が低すぎることについて」→「私の給料低すぎ案件」
- 「おやつを食べすぎてしまった」→「おやつを食べすぎ案件」
- 副業に最適な情報→副業に最適(な)案件
若者を中心にネット上では使われますが、日常会話ではあまり聞きません。
類義語は次のとおり
- 「~な件(けん)・~の件」
- 「~すぎ問題」
- 「~について」



「仕事のオファー」と「~の件」という2つの意味があるってことなんだね!
案件の発祥や元ネタは「ビジネス用語」
「案件」の元ネタ、発祥=ビジネス用語の「案件」
案件とはもともとビジネス用語で今取り組んでいる「課題やタスク」の意味。
例えば「インフルエンサーを使って商品をインスタでPRする案件」・「PR案件」・「例の案件」などと言います。
堅い表現なのでビジネスシーンでのみ使われる言葉ですが、インフルエンサーがPRの仕事を表現する「案件」はこの意味から来ています。
残念ながらネット上でちょっとした問題や出来事を指すときに使う「案件」が、いつ、どのようなきっかけで使われるようになったのかは分かりませんでした。



もともと堅いビジネス用語が流行ったんだね!
案件の使い方・例文
「案件」という言葉を使った例文を見ていきましょう。
使用例①
インフルエンサーの「案件」



〇〇会社から仕事の依頼来てたよね



そうだった。そろそろ案件動画、作らないとね~
使用例②



あれ、お姉ちゃん、今日の誕生日彼氏と一緒じゃないの?



アイツすっかり忘れてるみたい。マジおこ案件だよね
使用例③



あ、昨日彼女の誕生日だったのすっかり忘れてた!



まずいよ、それは…確実に死亡案件…
死亡するほどにひどい、ショックな出来事(状況)の意味。
案件の類義語や対義語
案件の類義語と対義語についても見ていきましょう!
案件の類義語
案件の類義語としては下記のものがあります。
インフルエンサーの場合
オファー



〇〇会社からオファーのDMが来てたんだ。
~な件
「〇〇すぎる件」を、あえて「〇〇すぎな件」と表現します。
2010年頃から使われている言い回し。



このゲームソフト、すごく欲しいけど高すぎな件
~すぎ問題
何かの度が過ぎて困っている状況を表現。
「高すぎる問題」を、あえて「高すぎ問題」と表現します。



このゲームソフト、すごく欲しいけど高すぎ問題
案件の対義語
案件の対義語はありませんでした。
案件(ネット用語)の豆知識・ちょっといい話
案件(ネット用語)を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「案件」の「件」は公文書・法律の世界で育った言葉
「案件」の「案」は「考える・調べる対象」、「件」は「事柄の単位」を意味し、もとは公文書や法律文書で使われてきた格調ある言葉だった。
「件」という漢字はもともと重要な事柄を記録する公文書の中で使われ、「一件・二件」と数える単位としても機能しました。この堅い行政・法律用語が営業やIT業界に取り込まれてビジネス用語として定着し、さらにYouTuberやSNSインフルエンサーが使う「企業案件」という表現に引き継がれました。



法律の格式ある言葉が、YouTubeの動画説明欄に並ぶ時代になったわけですね。
「企業案件」の隠蔽が問題に——2023年10月にステマ規制が施行
2023年10月1日、景品表示法の改正によりステルスマーケティング(ステマ)規制が施行され、企業案件を隠した広告投稿は法律違反となった。
消費者庁の規制では、企業から依頼を受けた広告であることを明示しない投稿は不当表示とみなされます。規制対象は主に依頼を行った企業側で、違反した場合は措置命令と企業名の公表が行われる可能性があります。YouTubeでは動画冒頭に「プロモーションを含みます」と表示する機能が設けられており、現在では透明性のある企業案件開示が求められています。



「案件だったの」って後から知ると、なんかモヤっとするもんね。
「~案件」というSNS表現は2010年代から若者に広まった
「マジおこ案件」「死亡案件」のように出来事の後ろに「案件」をつけるSNS表現は、2010年頃からネット上で使われはじめた若者言葉。
「~な件(けん)」という2ちゃんねる由来の表現がSNS時代に「案件」という形に変化したとも言われており、日常の出来事を大げさに「案件」と呼ぶことで笑いや共感を生む表現として定着しました。正確な発祥時期は不明ですが、スマートフォンとSNSの普及と時期が重なります。



日常会話に「案件」が飛び込んでくる感じ、なんか面白いよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。案件(ネット用語)の意味や使い方の参考になれば幸いです。