今回は「ペース」の言い換えや類語を紹介します!
「ペース」とは、物事が進む速さや、調子の保ち方を表す言葉です。

無理のないペースで、最後まで進めていきましょう。
仕事の進み具合や運動の速さなど、いろいろな場面で使う言葉ですが、何度も続くと文が単調になりがちです。
ここでは「自分らしさ」を指すマイペースではなく、進み具合や速さ・調子の意味で言い換えを集めました。速度・調子・歩調などを、場面に合わせて選び分けられます。
この記事では「ペース」の言い換えを15語紹介しています!気になる方は記事の続きへどうぞ!
ペースの“フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスでも使える言葉を紹介!
まずは、ペースのフォーマルな言い換え・類語を紹介します。
報告や打ち合わせなど、かたい場面では言葉を選ぶと、正確で落ち着いた印象になります。
①速度


速度=物事が進んだり動いたりする速さを表す言葉
速度(そくど)は、物事が動いたり進んだりする速さそのものを表す言葉です。
数値ではかれる速さに目を向けたいときに、すっきり言いかえられます。



作業の速度を少し上げて、納期に間に合わせましょう。
②テンポ


テンポ=物事が進む速さや、その小気味よさを表す言葉
テンポは、もとは音楽の速さを指し、転じて物事が進む速さやその小気味よさを表す言葉です。
会議や作業が、よどみなく進む様子を伝えたいときに向いています。



今日の打ち合わせは、よいテンポで進められましたね。
③歩調


歩調=歩く速さや、物事を進める足並みを表す言葉
歩調(ほちょう)は、歩く速さや、複数の人が物事を進めるときの足並みを表す言葉です。
みんなで進み方をそろえる、足並みをそろえる場面で使いやすいです。



関係部署と歩調を合わせて、計画を進めていきます。
④進度


進度=物事がどこまで進んだか、その進み具合を表す言葉
進度(しんど)は、作業や学習などが、どこまで進んだかという進み具合を表す言葉です。
速さよりも、到達した地点に目を向けて報告したいときに合います。



各班の進度を表にまとめて、共有しておきます。
⑤リズム


リズム=規則正しく繰り返される動きの調子を表す言葉
リズムは、規則正しく繰り返される動きや、生活・仕事の調子を表す言葉です。
毎日の繰り返しで整っていく調子を、やわらかく言い表せます。



生活のリズムを整えると、仕事もはかどりますね。
⑥ピッチ


ピッチ=作業や動作を繰り返す速さ・調子を表す言葉
ピッチは、作業や動作を繰り返す速さ・調子を表す、英語まじりの言葉です。
「ピッチを上げる」のように、速さを引き上げる場面でよく使います。



後半は少しピッチを上げて、仕上げにかかりましょう。
⑦スピード


スピード=動きや進み方の速さを表す言葉
スピードは、動きや進み方の速さを表す、日常にも定着した言葉です。
速さそのものを強調したいときに、ストレートに伝えられます。



品質を保ちつつ、対応のスピードも意識していきます。
⑧勢い


勢い=物事が進むときの、止まらない力強さを表す言葉
勢い(いきおい)は、物事が進むときの、止まらずに伸びていく力強さを表す言葉です。
速さに加えて、その力強さや乗っている感じまで含めて伝えられます。



今の勢いのまま、目標まで一気に進めましょう。
⑨ペース配分


ペース配分=最後まで力が続くよう、速さを割りふることを表す言葉
ペース配分は、最後まで力が続くように、速さや労力を割りふることを表す言葉です。
長い作業や長距離など、配分を考える場面で「ペース」を具体的に言えます。



長丁場なので、ペース配分を考えて取り組みましょう。
⑩調子


調子=物事の進み具合や、心身のぐあいを表す言葉
調子(ちょうし)は、物事の進み具合や、そのときの心身のぐあいを表す言葉です。
速さだけでなく、うまく進んでいるかという状態まで含めて伝えられます。



今週はよい調子で、予定どおりに進められています。
ペースの“カジュアルな”言い換え・類語!会話で使える言い方も紹介!
続いて、ペースのカジュアルな言い換え・類語を紹介します。
仲間うちの会話では、肩の力が抜けた言い方のほうが、自然に伝わります。
⑪ノリ


ノリ=その場の調子や勢いに乗っている感じを表す言葉
ノリは、その場の調子や勢いに、気持ちよく乗っている感じを表す話し言葉です。
気分の乗り具合や場の調子を、軽く伝えたいときにぴったりです。



今日はいいノリで作業が進んでるよ。
⑫テンポ感


テンポ感=進み方の速さから受ける、心地よさの感覚を表す言葉
テンポ感は、進み方の速さから受ける心地よさを、感覚としてとらえた言い方です。
はっきりした速さよりも、進み方の「感じ」を伝えたいときに便利です。



この企画、テンポ感がよくて見ていて楽しいね。
⑬リズム感


リズム感=繰り返しの調子が、うまくつかめている感覚を表す言葉
リズム感は、繰り返しの調子がうまくつかめて、調子よく進む感覚を表す言葉です。
作業や練習が、いい調子で回り出した感じを軽く言い表せます。



慣れてきて、やっとリズム感がつかめてきたよ。
⑭拍子


拍子=動作や進み方の、調子・はずみを表す言葉
拍子(ひょうし)は、動作や進み方の調子・はずみを表す、なじみのある言葉です。
「いい拍子で進む」のように、調子のよさを軽く伝えるときに使えます。



いい拍子で進んでたのに、ここで一回止まっちゃった。
⑮いきおい


いきおい=乗っているときの、止まらない速さや力を表すくだけた言い方
いきおいは、調子に乗っているときの、止まらない速さや力をくだけて表す言い方です。
かな書きにすると、勢いよりもやわらかく、会話になじみます。



今のいきおいで、もう一気に片づけちゃおう。
ペースの豆知識・ちょっといい話
ペースを、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「ペース」はもともと“ひと足の歩幅”を指していた
英語のpaceは、ラテン語のpassus(一歩・歩幅)にさかのぼり、もとは歩くときのひと足の幅や歩みを指していました。
passusは「足を広げる」という意味の動詞から生まれた言葉で、やがて歩く速さ、さらに物事の進む速さへと意味が広がりました。今の「ペースが速い」も、もとをたどれば一歩の歩みにつながっていると考えると面白いですね。



ペースって、もともと「歩幅」のことだったんだね。
マラソンの「ペースメーカー」はうさぎが由来の呼び名も
マラソンで目標の速さを刻んで走る人をペースメーカーと呼び、「ラビット(うさぎ)」という別名でも知られています。
ドッグレースで犬を走らせるために使う、機械仕掛けのうさぎの役割と似ていることが、その呼び名の由来とされています。よい記録が出るよう、ペースを作ってあげる人。speedではなくpaceという言葉が選ばれているのが、味わい深いところです。



速さを作る役だから「ペースメーカー」なんですね。
「マイペース」は英語そのままでは通じにくい言葉
「マイペース」は和製英語に近い使われ方で、英語ではmy own pace(自分のペースで)のようにownを補わないと、思った意味が伝わりにくいとされています。
日本語のマイペースは「人に合わせず自分の調子で進む」という意味で広く使われますが、英語のmy paceだけではこのニュアンスが出にくいそうです。同じ「ペース」でも、組み合わせる言葉で伝わり方が変わるのですね。



そのまま英語にしても通じにくいとは、意外でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回紹介した中から、場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。