今回は「大切にする」の言い換え表現を紹介します!
「大切にする」は自分にとって重要・大切なものとして丁寧に扱うさまという意味の言葉です。

その地域に根付いた文化は、今後も大切にするべきだ
日常生活においてよく耳にする言葉ですが、ややカジュアルな印象を与える言葉です。
この記事では「大切にする」の言い換えを15語紹介しています!興味がある方は記事の続きへどうぞ!
大切にするの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスやレポートで使える言葉を紹介!
まずは大切にするのフォーマルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うには、フォーマルな言葉が向いています。
①重視する


重視する=「重要なものとして注目すること」の意味
場合により「注意して見ること」「優先すべきこと」といった意味で用いられることもあります。
複数のうち、ある一つの物事に注目する際に使用されます。



近年この地域に根付いている文化が、有識者の間で重視されている
②丁重に扱う


丁重に扱う=「人や物などを大切なものとして扱うこと」の意味
心を込めて、注意深く大切に扱うことです。
人に対して使用されることもありますが、「扱う」という言葉が付くことから「物のような扱いをする」という印象を持たれることがあります。
そのため物に対してのみ、使用することが望ましいでしょう。



この地域に根付いている伝統文化で使用される道具は、貴重なものゆえに丁重に扱うべきだ
退職や転職で悩んでいるあなたへ
③尊重


尊重=「価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと」の意味
価値を損なったり、反したりしないように大切にすることを指します。
相手の意見や意志、考えなどを重んじて配慮する際に使用されます。



その地域で根付いた文化は、尊重されるべきものだ
④重んじる


重んじる=「価値のあるものとして重くみる」の意味
「重んずる」と使用されることもありますが、一般的に「重んじる」の方が多く使用されています。
堅い印象を与える言葉であり、ビジネスシーンなどフォーマルな場での使用が適しています。



この地域で根付いた文化は、今でも一帯に住む人々に重んじられている
⑤重用する


重用する=「その人を重んじて、重要な役に用いること」の意味
ある時期から「重用」は「ちょうよう」と読むとされていましたが、現在では主に「じゅうよう」と読まれます。
しかし「重要」と混同されやすいため、「ちょうよう」と読んでも間違いとはされていません。
場面によって使い分けられるよう心がけましょう。



この地域で根付いている文化は、ある人物が重用されたことから始まったとされている
⑥尊ぶ


尊ぶ=「尊いものとしてあがめる、価値あるものとして重んじる」の意味
身分や物など、主に神仏などに対して使用される言葉です。
自分よりも位の高い人に対して使用されることもあります。



この地域で生まれた文化には、ある人物を尊ぶ風習がある
⑦貴ぶ


貴ぶ=「尊いものとしてあがめる、価値あるものとして重んじる」の意味
「尊ぶ」と読み、意味も同じ言葉です。
若干使用する場面に違いがあり、「貴ぶ」は客観的に見て価値のあるものに対して使用される傾向にあります。
例えは名誉や真実などがそれにあたります。



世界的にも貴ばれる賞を獲得したあの人は、この地域で生まれた文化について研究しているらしい
退職や転職で悩んでいるあなたへ
⑧重用する


重用する=「貴重な宝物、便利で役に立つこと、貴重なものとして大切にすること」の意味
役に立つものとして大切にすること、という意味で使用されます。
「便利」と近しい意味を持ちますが、「大切にする」という意味が必ず付くため留意しましょう。



この地域で根付いた文化は、この地の祭事として今でも重宝されているそうだ
⑨珍重する


珍重する=「珍しいものとして大切にすること、自分を大切にすること、めでたいこと」の意味
ただ大切にするだけではなく、珍しいからこそ大切にする場合に用いられます。



この地域で生まれた文化は、有識者の間で珍重されている
大切にするの”カジュアル”な言い換え・類語!
大切にするのカジュアルな言い換え語、類語を紹介します。
ビジネスシーンやレポートで使うのには向いていませんが、親しみやすい表現に言い換える時に役立ちます。
⑩掌中の珠とする


掌中の珠=「手の中の珠、最も大切にしているもの、最愛の子」の意味
最愛の妻や子どもを指すことが多い言葉です。
四字熟語で自分の持っている最も大切なものを「掌中之珠」と表現します。



この地域で生まれた文化は、この地の人々にとってはまさに掌中の珠といったところだろう
⑪愛おしむ


愛おしむ=「かわいく思って大事にする、かわいそうに思う、惜しんで大切にする」の意味
手放しがたい、大切なものに対して使用されます。
基本的に目下の人に対してのみ使用する言葉で、目上の人に使うには失礼にあたります。



この地域で生まれ、今消えようとしている文化を私は愛おしんでいる
⑫愛着を持つ


愛着を持つ=「慣れ親しんだものや人に対して、強い感情的な行為・執着を持つこと」の意味
長い期間親しんだものに対して、心が深く惹かれ離れがたい気持ちを表現した言葉です。
子どもの情緒的発達に重要な要素ともされています。



この地域に根付いた文化に皆愛着を持っている
⑬愛情を注ぐ


愛情を注ぐ=「ひたすらに大事に思うさま、愛しむ心を向けるさまなどを意味する表現」の意味
自分にとって大切な存在に対して、慈しみの心を向けることを指した表現です。



この地域で生まれた文化を後世に伝えるため、私は情熱と愛情を注いできた
⑭大事にする


大事にする=「重要な、価値のある、かけがえのないものとして扱うさま」の意味
「大切にする」とほぼ同じ意味ですが、ニュアンスが異なります。
「大事」という言葉は存在自体が重要である場合に使用されることが多く、「大切」は丁寧に扱う、扱いたいという場合に使用されます。



この地域で生まれた文化は、大事にするべきだ
⑮可愛がる


可愛がる=「可愛らしいと思って優しく扱う、ひいきする、目をかけてやる、痛い目にあわせる」の意味
「愛おしむ」と近い使い方をすることができますが、「可愛がる」は人間・動物以外に使用されることはあまりありません。
また相反した使い方をされる言葉でもあるため、適切な場面で使用できるよう心がけましょう。



私を可愛がってくれた祖父は、この地域の文化について研究していたそうだ
退職や転職で悩んでいるあなたへ