今回は「罪悪感」の言い換えや類語を紹介します!
「罪悪感」とは、悪いことをしてしまったと感じて、自分を責めるような後ろめたい気持ちを表す言葉です。

嘘をついてしまって、ずっと罪悪感が消えません。
日常でも気持ちを伝える場面でよく使う言葉ですが、何度も続くと文が重く、単調になりがちです。
言い換えを知っておくと、後ろめたさ・負い目・申し訳なさなどを、場面や相手に合わせて選び分けられます。
この記事では「罪悪感」の言い換えを15語紹介しています!気になる方は記事の続きへどうぞ!
罪悪感の“フォーマルな”言い換え・類語!文章でも使える言葉を紹介!
まずは、罪悪感のフォーマルな言い換え・類語を紹介します。
手紙や文章など、かたい場面では言葉を選ぶと、気持ちの深さが落ち着いて伝わります。
①後ろめたさ


後ろめたさ=やましいところがあって、心が落ち着かない気持ちを表す言葉
後ろめたさは、人に知られたくないやましさがあり、心がすっきりしない気持ちを表す言葉です。
こっそり何かをしてしまったときの、隠れた心苦しさを言い表せます。



一人だけ先に帰ったことに、少し後ろめたさが残りました。
②良心の呵責(かしゃく)


良心の呵責=自分の良心に責められて、心が苦しくなることを表す言葉
良心の呵責(りょうしんのかしゃく)は、自分の良心が行いを責め、心が痛んで苦しくなることを表す言葉です。
深く重い罪悪感を、かたい文章でしっかり言い表したいときに向いています。



あの一言を口にしてから、良心の呵責に苦しんでいます。
③自責の念


自責の念=過ちを自分のせいだと考えて、自分を責める気持ちを表す言葉
自責(じせき)の念は、起きたことを自分のせいだと受け止め、自分自身を責める気持ちを表す言葉です。
原因が自分にあると感じて、内へ向かう苦しさを伝えられます。



防げたはずだと、今も自責の念に駆られています。
④負い目


負い目=相手に引け目を感じ、申し訳なく思う気持ちを表す言葉
負い目(おいめ)は、相手に対して引け目があり、心の中で申し訳なく思う気持ちを表す言葉です。
特定の相手に向けた、消えにくい心の借りのような感覚を表せます。



助けてもらってばかりで、彼には負い目を感じています。
⑤やましさ


やましさ=心にやましい点があり、気がとがめる感覚を表す言葉
やましさ(疚しさ)は、心に隠したいことがあり、気がとがめて落ち着かない感覚を表す言葉です。
うしろ暗いことを抱えた、ひそやかな心苦しさを言い表せます。



本当のことを言えず、やましさを感じてしまいます。
⑥呵責(かしゃく)


呵責=厳しく責めとがめて、心をさいなむことを表す言葉
呵責(かしゃく)は、厳しく責めとがめ、心をさいなんで苦しめることを表す言葉です。
多くは「良心の呵責」の形で、自分を責める苦しさに使われます。



裏切ってしまった呵責に、夜も眠れませんでした。
⑦慚愧(ざんき)の念


慚愧の念=自分の行いを深く恥じ、申し訳なく思う気持ちを表す言葉
慚愧(ざんき)の念は、自分の至らなさや行いを深く恥じ、申し訳なく思う気持ちを表す言葉です。
あらたまった謝罪や反省の場面で使う、重みのある言い方です。



ご迷惑をおかけし、慚愧の念に堪えません。
⑧後味の悪さ


後味の悪さ=物事のあとに残る、すっきりしない嫌な感じを表す言葉
後味の悪さは、物事が終わったあとも心に残る、すっきりしない嫌な感じを表す言葉です。
強い罪ではなくても、心に引っかかる気まずさをやわらかく表せます。



言い争いのまま別れて、後味の悪さが残りました。
⑨気の咎(とが)め


気の咎め=悪いことをしたと感じて、心が痛むことを表す言い回し
気の咎(とが)めは、よくないことをしたと感じて、心がちくりと痛むことを表す言い回しです。
「咎める」の名詞形で、しっとりとした文章になじむ言い方です。



断ってしまったことに、少し気の咎めを覚えました。
⑩うしろめたい思い


うしろめたい思い=気がとがめて、心が晴れない思いを表す言い方
うしろめたい思いは、気がとがめることがあって、心がすっきり晴れない思いを表す言い方です。
「罪悪感」を、やわらかな和語の言い回しに置きかえたいときに合います。



事情を黙っていたことに、うしろめたい思いがありました。
罪悪感の“カジュアルな”言い換え・類語!会話で使える言い方も紹介!
続いて、罪悪感のカジュアルな言い換え・類語を紹介します。
仲のよい相手との会話では、肩の力が抜けた言い方のほうが、気持ちが自然に伝わります。
⑪気がとがめる


気がとがめる=悪いことをした気がして、心が落ち着かないことを表す言い回し
気がとがめるは、よくないことをした気がして、心がちくちくと落ち着かないことを表す言い回しです。
「罪悪感がある」を、ふだんの会話でやわらかく言いかえられます。



自分だけ得をした気がして、ちょっと気がとがめるな。
⑫申し訳なさ


申し訳なさ=相手にすまないと感じて、心苦しく思う気持ちを表す言葉
申し訳なさは、相手にすまないことをしたと感じて、心苦しく思う気持ちを表す言葉です。
謝りたい気持ちをともなう罪悪感を、素直に言い表せます。



急なお願いばかりで、申し訳なさでいっぱいだよ。
⑬ばつの悪さ


ばつの悪さ=きまりが悪くて、その場にいづらい感じを表す言葉
ばつの悪さは、きまりが悪く、その場に居づらい気まずさを表すくだけた言葉です。
軽い気まずさをともなう罪悪感を、会話で気軽に伝えられます。



サボったのがバレて、なんともばつの悪い思いをしたよ。
⑭いたたまれなさ


いたたまれなさ=つらくて、その場にじっとしていられない気持ちを表す言葉
いたたまれなさは、申し訳なさやつらさで、その場にじっとしていられない気持ちを表す言葉です。
罪悪感が高まって、いてもたってもいられない様子まで伝わります。



みんなに迷惑をかけて、いたたまれなさでいっぱいだったよ。
⑮もやもや


もやもや=はっきりしないまま、心に引っかかる感じを表す話し言葉
もやもやは、気持ちがすっきりせず、心に何かが引っかかったままの感じを表す話し言葉です。
言葉にしづらい、うっすらとした罪悪感を伝えたいときに重宝します。



あの返事でよかったのかな、なんだかもやもやするよ。
罪悪感の豆知識・ちょっといい話
罪悪感を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「罪悪感」と「後悔」はよく似ているけれど違う
「罪悪感」は悪いことをしたと感じて自分を責める気持ち、「後悔」はああすればよかったと過去を悔やむ気持ちです。
後悔は「自分がもっと得をしていたかも」という自分向きの視点になりやすく、罪悪感は「相手を傷つけたかも」という相手向きの視点になりやすいと言われます。同じつらさでも、向く先が少し違うのですね。



後悔は自分へ、罪悪感は相手へ向きやすいんですね。
「呵責」の「呵」と「責」はどちらも“せめる”意味
「呵責」の「呵」には“叱る・責める”、「責」にも“せめる”という意味があり、二つ重ねて強く責めることを表します。
「呵」はもともと大きな声を出して叱る様子を表す字です。だから「良心の呵責」とは、自分の良心が自分を厳しく叱り、責めている状態を言い表した言葉なのですね。



良心が自分を叱っている、というイメージなんですね。
「良心の呵責」は日本語らしい繊細な言い回し
「良心の呵責」は、良心が自分の行いを責めて苦しくなることを表す、日本語らしい慣用表現です。
「車椅子の人に声をかけられず、後から良心の呵責にさいなまれた」のように使われます。英語にはぴたりと重なる一語がなく、いくつかの言い方で表すと言われており、それだけ繊細な気持ちを表す言葉なのですね。



気持ちの機微を、ひと言で表せる便利な言葉ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回紹介した中から、場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。