「倫理」とは?意味と「道徳」との違いをわかりやすく解説

当サイトのコンテンツには広告が含まれています

今回は「倫理」という言葉の意味について解説します!

「倫理」とは、人として守るべき正しい行いの道すじや、社会で善悪を判断するときの基準のことです。

仕事をするうえで、倫理は欠かせない土台になりますね。

読み方は「りんり」で、人の生き方や行動の善し悪しを考えるときに使われる言葉です。

この記事では「倫理」の詳しい意味や語源、使い方、類義語・対義語まで深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

倫理とは?意味は「人として守るべき道」

「倫理」の意味=人として守るべき正しい行いの道すじ・善悪を判断する基準

倫理は、人が社会の中で生きていくうえで守るべき行いの基準を表す言葉です。

「倫理に反する」「倫理観が高い」のように、行動の善し悪しを語る場面で使われます。

法律のように罰せられる決まりではなく、人としての良心にもとづく判断のよりどころを指します。

読み方は「りんり」で、ビジネスや医療、研究など幅広い分野でも重んじられています。

「人として正しいかどうかの基準」のことなんだね。

倫理の語源・由来は西洋哲学の翻訳にある

「倫理」の語源=「倫(なかま・人のまとまり)」+「理(道理・筋道)」

倫理は、「なかま・人々のまとまり」を表す「倫」と、「道理・筋道」を表す「理」を組み合わせた言葉です。

「倫」にはもともと人と人との間にある秩序という意味があり、人間関係の道すじを示しています。

明治時代に、哲学者の西周が英語の「ethics(エシックス)」の訳語として「倫理」を当てたと伝えられています。

そのethicsはギリシャ語の「エートス(習慣・人がら)」に由来し、暮らしの中で育つ善悪の感覚を意味していました。

「人と人の間の道理」から生まれた言葉なんだなぁ。

倫理の使い方・例文

「倫理」を使った会話を見ていきましょう。

仕事や研究、日常の判断など、行いの善し悪しが問われる場面で使えます。

使用例① 仕事の姿勢を語る

働くうえでの正しさを話題にするときの使い方です。

あの会社、業績はいいけど評判はいまひとつだよね。

数字も大事だけど、企業倫理が信頼につながるからね。

使用例② 判断に迷う

善悪の線引きで悩む場面でも使われます。

このデータの使い方、問題ないのかな。

法律的にはセーフでも、倫理的には引っかかる気がするね。

使用例③ 人がらをほめる

誠実な人を評するときにも使えます。

彼って、どんな人なの?

倫理観がしっかりしていて、ずるいことをしない人だよ。

「倫理」の類義語や対義語

倫理の類義語と対義語についても見ていきましょう。

倫理の類義語

倫理の類義語としては下記のものがあります。

道徳(どうとく)

道徳は「人として守るべき行いの規範」を表し、倫理ととても近い言葉です。

道徳の授業で、思いやりの大切さを習ったよ。

モラル

モラルは英語由来の言葉で、社会で求められる良識やマナーを指します。

ポイ捨てはモラルに欠ける行いだよね。

良識(りょうしき)

良識は「物事を健全に判断する力」を表し、倫理にもとづく考え方と重なります。

良識ある行動を心がけたいものだね。

倫理の対義語

倫理の対義語としては下記のものがあります。

不道徳(ふどうとく)

不道徳は「道徳や倫理にそむいている」ことを表す言葉です。

弱い立場の人をだますなんて、不道徳だよ。

背徳(はいとく)

背徳は「人の道にそむくこと」を表し、倫理に反する行いを強く表現する言葉です。

背徳感があって、なんだか落ち着かないな。

倫理の豆知識・ちょっといい話

倫理をもっと深く知れる、ちょっとした小話を紹介します。

「倫理」は明治生まれの翻訳語

「倫理」は、明治時代に西洋の学問を取り入れる中で生まれた、比較的新しい翻訳語です。

「哲学」「科学」などと同じく、西周が英語のethicsを訳すときに当てたと伝えられています。今では当たり前に使う言葉ですが、その背景には西洋の考え方を日本語へ移そうとした人々の工夫がありました。

身近な言葉にも、翻訳の歴史があるんだね。

「倫理」と「道徳」のちがい

似た言葉の「道徳」とは、力点の置き方にゆるやかな違いがあります。

倫理は「社会や集団の中で共有される善悪の基準」という色合いが強く、道徳は「一人ひとりの心の中にある正しさ」を指す場面で使われやすい言葉です。ほぼ同じ意味で使われることも多いですが、こう分けて考えると区別しやすくなります。

似ているけれど、見ているところが少し違うんだね。

いま注目される「AI倫理」

近年は「AI倫理」という形で、技術の世界でもこの言葉がよく使われています。

人工知能が暮らしに広がる中で、「人を差別しないか」「プライバシーを守れるか」といった問いが大切になりました。新しい技術ほど、それを正しく使うための倫理が問われる、というわけです。

新しい時代でも、倫理の考え方は生き続けているんだね。

明日から使えるプチ知識:誰かの誠実さをほめたいとき、「まじめだね」のかわりに「倫理観がしっかりしているね」と言うと、ぐっと大人らしい印象になります。行いの正しさを評したい場面で使ってみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。意味をつかんで、「倫理」を行いの善し悪しを語るときに役立ててみてください。

目次