今回は「無難」の言い換えや類語を紹介します!
「無難」とは、欠点も危険もなく、目立たないけれど、まずまず良いというさまを表す言葉です。

この案で進めれば、まあ無難なところでしょう。
便利な言葉ですが、繰り返し使うと「冒険しない」「ありきたり」と、少し物足りなく響くことがあります。
言い換えを知っておくと、妥当・手堅い・そつがないなどを、選択や服装、回答の場面に合わせて選び分けられます。
この記事では「無難」の言い換えを15語紹介しています!気になる方は記事の続きへどうぞ!
無難の“フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスで使える言葉を紹介!
まずは、無難のフォーマルな言い換え・類語を紹介します。
同じ「無難」でも、安全さを示すのか、正しさを示すのかで選ぶ言葉が変わります。場面に合う一語を選ぶと、提案や報告が引き締まります。
①妥当


妥当=状況によくあてはまり、判断として正しいことを表す言葉
妥当(だとう)は、その場の事情に照らして無理がなく、誰が見ても納得できる、と言いたいときの言葉です。
「ただ安全」というより「筋が通っている」と伝えたいとき、説得力のある言い方になります。



今回の見積もりは、相場から見ても妥当な金額です。
②穏当


穏当=おだやかで、角が立たず、行き過ぎがないことを表す言葉
穏当(おんとう)は、激しさや偏りがなく、おだやかで道理にかなっている、という意味の言葉です。
強い表現を避けて、やわらかくまとめたい文章や対応にぴったりです。



双方の意見を踏まえ、穏当な落としどころを探りましょう。
③手堅い


手堅い=危なげがなく、確実で安心できることを表す言葉
手堅い(てがたい)は、無理な冒険をせず、確実に成果が見込める、という安心感を表す言葉です。
「無難」を前向きに言い換えたいとき、慎重さを長所として伝えられます。



派手さはありませんが、手堅い計画だと思います。
④堅実


堅実=あぶなげがなく、地に足のついたさまを表す言葉
堅実(けんじつ)は、危ない橋を渡らず、着実に物事を進めるさまを表す言葉です。
人柄や仕事ぶりを評価するときにも使え、信頼感をそえられます。



彼の進め方は堅実で、任せていて安心できます。
⑤そつがない


そつがない=手抜かりや無駄がなく、要領よくこなせることを表す言葉
そつがないは、やることに抜けや無駄がなく、ひと通りそつなくこなせる、という意味の言葉です。
仕事ぶりや受け答えをほめるとき、器用さや手際のよさを伝えられます。



初対応とは思えないほど、そつがない受け答えでした。
⑥差し障りがない


差し障りがない=都合の悪い点がなく、問題が起きないことを表す言葉
差し障りがない(さしさわりがない)は、誰かに迷惑や不都合が及ばず、支障が出ないことを表す言葉です。
当たり障りのない受け答えや、波風を立てない対応を説明したいときに合います。



差し障りがない範囲で、状況をお伝えしておきます。
⑦標準的


標準的=多くにあてはまる、ごく一般的な水準であることを表す言葉
標準的(ひょうじゅんてき)は、特別ではなく、多くの場合にあてはまる平均的な水準を表す言葉です。
仕様やプランが「ごく一般的で外していない」と、客観的に示せます。



このプランは標準的な内容なので、迷ったらまずおすすめです。
⑧オーソドックス


オーソドックス=奇をてらわない、定番で正統なさまを表す言葉
オーソドックスは、変わったことをせず、昔から定番とされる正統なやり方を指すカタカナ語です。
服装やデザインの話で、外さない定番という意味を軽やかに伝えられます。



面接の服装は、オーソドックスな紺のスーツが安心です。
⑨無理のない


無理のない=負担や無茶がなく、ちょうどよく収まることを表す言葉
無理のないは、誰かに過度な負担をかけず、自然に受け入れられる範囲に収まる、という意味の言葉です。
日程や金額など、相手が引き受けやすい案を提案するときに向いています。



双方にとって無理のないスケジュールに調整しました。
⑩安全策


安全策=危険を避けるための、確実で堅い手立てを表す言葉
安全策(あんぜんさく)は、失敗の危険を抑えるために選ぶ、確実で堅い手立てを表す言葉です。
「無難な選択をする」を、行動や方針として言い表したいときに使えます。



納期が厳しいので、今回は安全策を取りましょう。
無難の“カジュアルな”言い換え・類語!会話で使える言い方も紹介!
続いて、無難のカジュアルな言い換え・類語を紹介します。
友達や家族との会話では、肩の力を抜いた言い方のほうが、「まあまあ良い」という気分がそのまま伝わります。
⑪まあまあ


まあまあ=特別ではないが、ほどほどに良いことを表す言い方
まあまあは、すごくはないけれど、ほどほどに良くて文句はない、という気分を表す身近な言い方です。
感想を軽く伝えたいとき、ほめすぎず落としすぎず収められます。



あの店、まあまあおいしかったよ。また行ってもいいかな。
⑫そこそこ


そこそこ=十分とまではいかないが、それなりに良いことを表す言い方
そこそこは、満点ではないものの、それなりの水準には達している、という程度を表す言い方です。
結果や出来栄えを、控えめに「悪くない」と伝えたいときに合います。



今回のテスト、そこそこの点は取れたよ。
⑬ぼちぼち


ぼちぼち=可もなく不可もなく、まずまずの調子であることを表す言い方
ぼちぼちは、絶好調でも不調でもなく、ほどほどにやれている、という調子を表す関西などでよく使う言い方です。
調子をたずねられて、肩肘張らず「まずまず」と返したいときにぴったりです。



最近どう? ぼちぼちやってるよ。
⑭ちょうどいい


ちょうどいい=過不足がなく、ぴったり合っていることを表す言い方
ちょうどいいは、多すぎず少なすぎず、その場にぴったり合っている、と感じたときの言い方です。
「無難で外さない」を、前向きに「これで十分」と言いたいときに使えます。



このくらいの量がちょうどいいね。ぴったりだ。
⑮問題ない


問題ない=支障やトラブルがなく、大丈夫だと言える状態を表す言い方
問題ない(もんだいない)は、引っかかる点や心配がなく、そのまま進めて大丈夫だ、と伝える言い方です。
軽く「大丈夫」と返したいとき、会話でもチャットでも使いやすい言葉です。



その日程で問題ないよ。こちらは大丈夫。
無難の豆知識・ちょっといい話
無難を、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「無難」は文字どおり「難が無い」こと
「無難」は「無(ない)」と「難(困難・トラブル)」からできていて、文字どおり「難が無い」状態を表します。
もとは災難や困難がないことを指し、そこから「問題がない」「安全」という意味で広く使われるようになりました。良いというより「困ったことが起きない」が出発点だと考えると、ほめ言葉として使うときに少し物足りなく響く理由も見えてきます。



「難が無い」だから「無難」。言われてみればそのままだね。
「そつがない」の「そつ」って何のこと?
「そつがない」の「そつ」は、手抜かりや無駄を指す言葉だとされています。
ふだん漢字で書かない言葉なので意味がぼやけがちですが、「そつ」は手落ち・無駄の意味だと考えられています。つまり「そつがない」は「手抜かりや無駄がない」ということ。ほめ言葉として使うときも、語のなりたちを知っておくと納得して使えます。



「そつ」って、無駄や手抜かりのことだったんだ。
「妥当」と「無難」、似ているようで指す向きが違う
「妥当」と「無難」は近い言葉ですが、強調する点が少し違います。
「妥当」は、状況に照らして筋が通っている、という正しさを強調します。一方「無難」は、危険を避けて波風を立てない、という安全さを強調します。「妥当な判断」は中身を前向きに評価する響きがあり、「無難な判断」は失敗を避けた控えめな響きになる、と覚えておくと選びやすくなります。



正しさを示すなら妥当、安全さを示すなら無難、ですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回紹介した中から、場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。