今回は「ざっくばらん」の言い換えや類語を紹介します!
「ざっくばらん」とは、遠慮や飾りがなく、思っていることを率直に出すさまを表す言葉です。

かたい挨拶は抜きにして、今日はざっくばらんに話そうよ。
くだけた響きがあるので、かしこまった文章や目上の人への案内に使うと、少し砕けすぎて見えることがあります。
言い換えを知っておくと、率直・気さく・腹蔵なくなどを、人柄や話し方、場の雰囲気に合わせて選び分けられます。
この記事では「ざっくばらん」の言い換えを15語紹介しています!気になる方は記事の続きへどうぞ!
ざっくばらんの“フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスで使える言葉を紹介!
まずは、ざっくばらんのフォーマルな言い換え・類語を紹介します。
砕けた言い方をそのまま整った言葉に置き換えると、会議やメールでも、率直さを保ったまま落ち着いた印象になります。
①率直


率直=飾らず、思ったことをまっすぐに出すさまを表す言葉
率直(そっちょく)は、遠回しにせず、考えや気持ちをありのままに伝えるさまを表す言葉です。
「ざっくばらん」のくだけた響きを抑えつつ、整った文章でも自然に使えます。



気づいた点があれば、率直にお聞かせいただけますか。
②腹蔵なく


腹蔵なく=心に隠しごとを持たず、思いを打ち明けることを表す言葉
腹蔵なく(ふくぞうなく)は、腹の中にためこまず、考えを包み隠さず話すさまを表す、改まった言葉です。
あらたまった場で率直さをお願いするとき、丁寧な響きを保てます。



本日は腹蔵なくご意見をいただければ幸いです。
③忌憚なく


忌憚なく=遠慮や気兼ねをせずに述べることを表す言葉
忌憚なく(きたんなく)は、遠慮や気がねを抜きにして、思うことをはっきり述べるさまを表す言葉です。
会議で活発な意見を引き出したいとき、かしこまった場でも使いやすい言い方です。



この案について、忌憚のないご感想を伺いたいです。
④歯に衣着せぬ


歯に衣着せぬ=思ったことを遠慮なくそのまま言うさまを表す言葉
歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ)は、相手におもねらず、思ったことをそのまま口にするさまを表す言い回しです。
はっきりした物言いをほめる文脈に向きますが、強い響きもあるため使う相手を選びます。



彼は歯に衣着せぬ意見で、いつも議論を前に進めてくれます。
⑤包み隠さず


包み隠さず=事情や気持ちを隠さず、すべて打ち明けることを表す言葉
包み隠さず(つつみかくさず)は、都合の悪いことも伏せずに、ありのまま伝えるさまを表す言葉です。
報告や説明で、誠実に事実を明かす姿勢を示したいときに合います。



経緯は包み隠さず、すべてご説明いたします。
⑥開けっ広げ


開けっ広げ=隠しだてをせず、心をすっかり開いているさまを表す言葉
開けっ広げ(あけっぴろげ)は、戸を開け放つように、気持ちや事情を隠さずさらけ出すさまを表す言葉です。
明るくオープンな人柄を表すのに向き、親しみのある場面でなじみます。



彼女は開けっ広げな人で、初対面でもすぐ打ち解けられます。
⑦あけすけ


あけすけ=隠すべきことまで、遠慮なくさらけ出すさまを表す言葉
あけすけは、ふつうは伏せておくようなことまで、隠さずあっさり口にするさまを表す言葉です。
率直さが行きすぎて見える含みもあるため、ややくだけた場面が向いています。



お金の話まであけすけに語るので、聞いていて気持ちがいいです。
⑧飾らない


飾らない=見栄を張らず、ありのままでいるさまを表す言葉
飾らない(かざらない)は、自分を大きく見せようとせず、ありのままの姿で接するさまを表す言葉です。
人柄をほめる言い方として使え、好感のある印象をやわらかく伝えられます。



あの方は地位があるのに、飾らない人柄で慕われています。
⑨気さく


気さく=こだわりがなく、親しみやすく接するさまを表す言葉
気さく(きさく)は、堅苦しさがなく、だれにでも気軽に打ち解けて接するさまを表す言葉です。
近づきやすい人柄を、明るく好意的に表したいときに向いています。



店長がとても気さくで、つい長話してしまいました。
⑩オープンな


オープンな=隠さず開かれていて、話しやすい雰囲気を表す言葉
オープンなは、考えや情報を隠さず開いていて、だれもが意見を出しやすい状態を表すカタカナ語です。
会議や職場の雰囲気づくりを語るとき、前向きな響きで使えます。



役職に関係なく話せる、オープンな場にしたいと思います。
ざっくばらんの“カジュアルな”言い換え・類語!会話で使える言い方も紹介!
続いて、ざっくばらんのカジュアルな言い換え・類語を紹介します。
友達や気のおけない相手との会話では、肩の力を抜いた言い方のほうが、率直さがそのまま伝わります。
⑪ぶっちゃけ


ぶっちゃけ=建前を抜きにして本音を言うときの、くだけた言い方
ぶっちゃけは、「打ち明ける」が崩れた言い方で、建前を取り払って本音を切り出すときに使う言葉です。
かなり砕けた響きなので、親しい間柄での会話に向いています。



ぶっちゃけ、今回の案はもう少し練り直したいかな。
⑫さばさば


さばさば=気持ちにこだわりがなく、あっさりしているさまを表す言葉
さばさばは、細かいことを気にせず、性格や態度があっさりしているさまを表す言葉です。
後を引かない、付き合いやすい人柄をほめるときによく使われます。



彼女はさばさばしていて、一緒にいてとても楽です。
⑬気取らない


気取らない=もったいぶらず、自然体でいるさまを表す言葉
気取らない(きどらない)は、上品ぶったり構えたりせず、ふだんのままの自分でいるさまを表す言葉です。
肩肘張らない雰囲気をやわらかく伝えたい、会話に向いた言い方です。



気取らないお店だから、いつもの服でふらっと行けるよ。
⑭フランク


フランク=堅苦しさがなく、気さくで打ち解けやすいさまを表す言葉
フランクは、人の態度や接し方が堅苦しくなく、気さくで打ち解けやすいさまを表すカタカナ語です。
軽い会話や職場の雰囲気を表すのに使え、明るい印象を添えられます。



新しい上司はフランクな人で、なんでも相談しやすいです。
⑮裏表がない


裏表がない=言うことと思うことが一致し、誠実なさまを表す言葉
裏表がない(うらおもてがない)は、人によって態度を変えず、思いと言葉が一致しているさまを表す言葉です。
信頼できる人柄をほめる言い方として、会話で気持ちよく使えます。



彼は裏表がないから、安心して付き合えるんだよね。
ざっくばらんの豆知識・ちょっといい話
ざっくばらんを、もっと面白く知れる小話を紹介します。
「ざっくばらん」は二つの擬態語からできた言葉
「ざっくばらん」は、心を「ざっくり」割って「ばらり」と明かす、という擬態語の組み合わせから生まれたとされます。
「ざっくり」は割る音、「ばらり」は散らばり開く音を表します。江戸から明治のころには「ざっくばらり」という形も多く見られ、それが縮まったとも考えられています。胸の内をぱっと開いて見せる、その身ぶりがそのまま音になった言葉だと思うと、覚えやすいです。



音のイメージから生まれた言葉だったんですね。
「腹蔵なく」と「忌憚なく」の漢字が表すもの
「腹蔵なく」と「忌憚なく」は近い意味ですが、漢字の成り立ちが少し違います。
「腹蔵」は腹の中にためこむ意味で、それが「ない」ので、隠しごとがないことを表します。一方「忌憚」の「忌」は忌み避けること、「憚」は遠慮することで、合わせて「タブーや気がねなしに」という意味になります。心に隠さないのが腹蔵なく、口にためらわないのが忌憚なく、と考えると選びやすいです。



漢字を知ると、使い分けの目安がはっきりしますね。
日本語の「フランク」は英語と少しズレている
日本語の「フランク」は「気さく」の意味ですが、英語の frank はやや違う使われ方をします。
英語の frank は「率直な」という意味で、「正直に言うと」と切り出す前置きにも使われます。語源は自由民を指したフランク人とされ、そこから「遠慮のない」という意味に広がったと言われます。日本語では人柄をほめる明るい言葉として根づいた、和製の使い方だと知ると面白いです。



同じ言葉でも、国によって受け取り方が変わるんですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回紹介した中から、場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。