今回は「高雅」という言葉の意味について解説します。
「高雅(こうが)」とは、気高く上品で、みやびやかなことを表す言葉です。

そのホールには、高雅な音楽が静かに流れていた。
読み方は「こうが」。よく似た「優雅」とは、上品さの方向が少し異なります。
この記事では「高雅」の意味や読み方、成り立ち、使い方、似た言葉との違いまで深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ。
高雅とは?意味は「気高く上品でみやびやか」
「高雅」の意味=気高く上品で、みやびやかなこと
ただ上品なだけでなく、けだかく、どこか近寄りがたいほどの品格を感じさせる様子を表します。
読み方は「こうが」。「高雅な趣味」「高雅な人柄」「高雅なたたずまい」のように使われます。
音楽・美術・人の振る舞いなど、格調の高さをほめたいときにふさわしい言葉です。



上品さの中でも、とくに格調の高いものを指すんだね。
高雅の語源・成り立ち
「高」=けだかい・すぐれている + 「雅」=みやびやか・上品
「高」はけだかい・すぐれていること、「雅」はみやびやかで上品なことを表します。
この二字が合わさり、「けだかく、みやびやか」という意味の言葉になりました。
「雅」は「風雅」「優雅」「典雅」などにも使われ、いずれも上品で洗練された美しさを表す字です。高雅は、そこに「高」を重ねて気高さを強めた言葉といえます。



「雅」の字が、上品さの決め手になっているんですね。
高雅の使い方・例文
「高雅」を使った会話を見ていきましょう。
芸術をほめる場面のほか、人のたたずまいや趣味を評する使い方もあります。
使用例① 芸術をほめる場面
作品の格調の高さに、心を打たれる場面です。



あの演奏会は、どんな雰囲気だった。



とても高雅な調べで、最後まで聴き入ってしまったわ。
使用例② 人のたたずまいを評する場面
その人の品格に、感じ入る場面です。



あの方の第一印象は、どうだった。



所作のひとつひとつが高雅で、自然と背筋が伸びる思いでした。
使用例③ 趣味を表す場面
洗練された好みを表す場面です。



あの方は、休日はどんなふうに過ごしているの。



茶道や書に親しむ、高雅な趣味をお持ちなんですって。
「高雅」の類義語や対義語
高雅の類義語と対義語についても見ていきましょう。
高雅の類義語
高雅の類義語としては下記のものがあります。
優雅(ゆうが)
優雅は、上品でみやびやかなことです。高雅と近いですが、「やさしくゆったりした」やわらかな上品さに重きがあります。



優雅な身のこなしで、見ているこちらまで落ち着くね。
典雅(てんが)
典雅は、正しくととのっていて上品なことです。高雅と同じく格調の高さを表し、古典的で端正な美しさをほめる言葉です。



典雅な文体で書かれていて、読みごたえがありました。
高尚(こうしょう)
高尚は、学問や品性の程度が高く、けだかいことです。高雅が見た目や雰囲気の上品さなら、高尚は中身や精神の高さを表します。



高尚な話題で、ついていくのに少し背伸びが必要だったよ。
高雅の対義語
高雅の対義語としては下記が挙げられます。
低俗(ていぞく)
低俗は、品がなく、程度が低いことです。気高く上品な高雅とは正反対に、俗っぽく下品な様子を表します。



低俗な言い争いには、あまり関わりたくないな。
高雅の豆知識・ちょっといい話
高雅をもっと深く知れる、ちょっとした小話を紹介します。
「優雅」との違いは「気高さ」
「優雅」がやさしくゆったりした上品さなら、「高雅」はそこに「気高さ」が加わった、より格調の高い言葉です。
「優」は「やさしい」、「高」は「けだかい」。同じ「雅(みやび)」でも、頭につく字でニュアンスが変わります。たとえば、ゆったりした舞は「優雅」、近寄りがたいほど格調高い調べは「高雅」、と使い分けると、ほめ言葉に細やかな違いを出せます。



頭の一字で、上品さの種類が変わるんだね。
「雅」は古くからの美意識を表す字
「高雅」の「雅」は、日本で大切にされてきた「みやび」という美意識を表す字です。
「みやび」とは、宮中のように洗練されて上品なことを指し、田舎びた「ひなび」と対にされてきました。風雅・優雅・典雅・高雅と、「雅」のつく言葉はどれも、この洗練された美しさをほめています。高雅という言葉の背景には、長く受け継がれてきた上品さへのあこがれがあるのです。



「雅」の一字に、昔ながらの美意識が込められているんだね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。意味と似た言葉との違いを押さえて、読み書きの場面で役立ててください。