今回は「尊大」という言葉の意味について解説します。
「尊大」とは、いばって人を見下したような、横柄な態度をとることを表す言葉です。

彼は尊大な態度で、誰の話にも耳を貸そうとしなかった。
読み方は「そんだい」です。「尊大な態度」「尊大に構える」のように、人を見下した偉そうなふるまいを表すときに使います。
この記事では「尊大」の意味や語源、使い方、類義語・対義語まで深掘りしています。
興味がある方は記事の続きへどうぞ。
尊大とは?意味は「いばって人を見下す態度」
「尊大」の意味=自分を偉いものとして、人を見下したいばった態度をとること
自分を実際より大きく見せ、相手を低く扱うような、横柄なふるまいを表します。
「尊大な口のきき方」「尊大に構える」のように、態度や物言いが偉そうな様子を批判する場面で使われます。
相手を立てる気持ちがなく、上から見下ろすような印象を与える、よくない意味の言葉です。



自分を大きく見せて、人を見下す感じなんだね。
尊大の語源・成り立ち
「尊(とうとい)」+「大(おおきい)」。自分を尊く大きく見せることから
「尊」はとうとい・敬うこと、「大」はおおきいことを表す漢字です。
この二字が合わさり、「自分を尊く大きいものとして見せる」という意味になりました。
本来は敬うべき相手に使う「尊」を、自分に向けてしまうところに、いばった態度のニュアンスが生まれています。



「尊」を自分に向けると、偉そうになるんだね。
尊大の使い方・例文
「尊大」を使った会話を見ていきましょう。
「態度を評するとき」「物言いを表すとき」「自分をふり返るとき」の三つの使い方を見ていきます。
使用例① 態度を評するとき
相手の偉そうなふるまいに触れる場面です。



新しく来た担当の方、どんな感じでしたか。



少し尊大なところがあって、話しづらかったです。
使用例② 物言いを表すとき
上から見下したような言い方に触れる場面です。



あの人の説明、どこか引っかかりませんでしたか。



尊大な口ぶりで、教えてやるという感じがしました。
使用例③ 自分をふり返るとき
自分のふるまいを反省する場面です。



後輩への言い方、少しきつかったかもしれませんね。



慣れてきて、尊大な態度になっていたかもと反省しています。
「尊大」の類義語や対義語
尊大の類義語と対義語についても見ていきましょう。
尊大の類義語
尊大の類義語としては下記のものがあります。
横柄(おうへい)
横柄は、いばって人を見下すことを表す言葉で、「尊大」とほぼ同じ意味で使える身近な言い方です。



横柄な態度の店員に、少し気分を害した。
傲慢(ごうまん)
傲慢は、思い上がって人を見下すことを表す言葉で、「尊大」よりおごり高ぶる気持ちが強く出る言い方です。



成功して傲慢になり、周りが離れていった。
不遜(ふそん)
不遜は、へりくだる気持ちがなく、思い上がっていることを表す言葉で、「尊大」とよく似た改まった言い方です。



目上の人にも不遜な物言いをして、たしなめられた。
尊大の対義語
尊大の対義語としては下記が挙げられます。
謙虚(けんきょ)
謙虚は、ひかえめで素直に人に学ぶ姿勢を表す言葉で、いばった「尊大」とは正反対の態度を指します。



実力があるのに謙虚な人は、ますます信頼される。
謙遜(けんそん)
謙遜は、自分を低く見せてへりくだることを表す言葉で、こちらも「尊大」と反対の意味になります。



ほめられても謙遜して、決しておごらなかった。
尊大の豆知識・ちょっといい話
尊大をもっと深く知れる、ちょっとした小話を紹介します。
「尊」は本来とうとい良い字
「尊大」の「尊」は、「尊敬」「尊重」と同じ、本来は“とうとい・敬う”という良い意味の字です。
敬うべき相手に向ければ「尊敬」「尊重」になりますが、それを自分に向けて「自分は尊く大きい」とふるまうと「尊大」になります。同じ字でも、向ける方向が変わるだけで、良い言葉にも悪い言葉にもなるのが興味深いところです。



「尊敬」と同じ字なのに、意味は正反対なんだね。
「傲慢」とのちょっとした違い
「尊大」と「傲慢」はどちらも偉そうな様子を表しますが、目の向きに違いがあります。
「尊大」は、態度や物言いが外に大きく出ている様子を指すことが多い言葉です。一方「傲慢」は、心の中でおごり高ぶっている状態に重きがあります。外に表れたふるまいなら「尊大な態度」、内面の心がまえなら「傲慢な心」と、使い分けると伝わりやすくなります。



表に出た態度か、心の中かで分けるんですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。意味と使い分けを押さえて、会話や文章で上手に使ってみてください。