今回は「てこずる」の言い換えや類語を紹介します!
「てこずる」とは、物事がうまく進まずに苦労する、手間がかかって困るという意味の言葉です。

「てこずる」って日常でよく使うけど、ビジネスメールではどう言い換えればいいか迷いますよね。
「てこずる」は会話ではごく自然に使える言葉ですが、書き言葉やビジネスシーンでは「難航する」「苦慮する」などに言い換えると、より適切に伝わります。
どの程度困っているのか、状況に応じた言葉を選ぶと、伝わり方のニュアンスが変わります。
この記事では「てこずる」の言い換えを15語紹介しています!気になる方は記事の続きへどうぞ!
てこずるの”フォーマルな”言い換え・類語!ビジネスや文章で使える言葉を紹介!
まずは、てこずるのフォーマルな言い換え・類語を紹介します。
進捗が滞っているのか、難易度が高いのか、状況を正確に伝えられる言葉を選ぶのがポイントです。
①手間取る


手間取る=予想より時間や手間がかかってしまう状態
手間取るは、作業や対応に予定以上の時間・手間がかかっている様子を表す言葉です。
「確認に手間取っております」のように、ビジネスメールで進捗の遅れを伝える場面でよく使われます。



データの照合に手間取り、ご報告が遅くなってしまい申し訳ありません。
②難航する


難航する=障害や困難により物事がスムーズに進まない状態
難航するは、交渉・計画・作業などが障害に遭いなかなか前進しない様子を表すビジネス向けの表現です。
「交渉が難航している」「計画が難航中」のように、プロジェクト全体の進捗を伝えるときに使いやすい言葉です。



先方との条件調整が難航しており、合意まで時間を要しそうです。
③難儀する


難儀する=苦しく困った状況に置かれる、苦難を経験するという意味
難儀するは、やや古風な響きを持つ言葉で、物事がうまく進まず苦労している状態を格調ある形で伝えます。
書き言葉として使われることが多く、日常的な問題から複雑な状況まで幅広く使えます。



システムの不具合対応に難儀しており、復旧までもう少しお時間をいただきます。
④苦慮する


苦慮する=解決策が見つからず、思い悩みながら考え続ける状態
苦慮するは、問題の解決に向けて一生懸命考えているが、なかなか答えが出ない状況を表します。
「対応策に苦慮しております」のように、努力していることを伝えながら状況を説明するときに使いやすい言葉です。



予算内での実現に苦慮しておりますが、引き続き検討してまいります。
⑤手を焼く


手を焼く=どう対処すればよいか分からず、困り果てるという慣用表現
手を焼くは、対応が難しくて困惑している様子を表す慣用句で、人や問題に対してよく使われます。
「あの件には手を焼いている」のように、解決の糸口が見えない状況を伝えるときに使いやすい表現です。



あのクライアントの要望には、毎回手を焼かされています。
⑥骨が折れる


骨が折れる=労力や忍耐が非常に必要な、骨の折れる作業という意味の慣用句
骨が折れるは、体力・精神力・根気を大きく消耗するほど大変な作業であることを伝える表現です。
「なかなか骨の折れる作業ですね」のように、努力の大きさを示しながら状況を伝えるときに使われます。



全件を手作業で確認するのは、骨が折れる作業でした。
⑦難渋する


難渋する=困難が重なり、物事がはかどらない状態を表す硬い表現
難渋するは、「難航する」に近いですが、より苦しんでいるニュアンスが強く、状況の深刻さを伝えやすい言葉です。
公式な報告書や改まった文書で使われることが多く、格調ある文体に自然にはまる表現です。



契約交渉が難渋しており、締結時期が当初の予定より遅れる見込みです。
⑧思うに任せない


思うに任せない=思い通りにならない、希望通りに進まないという表現
思うに任せないは、努力はしているものの結果や状況が自分の思い通りにならない、というもどかしさを表す表現です。
文語的な響きがあるため、スピーチや改まった文章での使用に向いています。



資材調達が思うに任せず、工程全体に影響が出ています。
⑨苦戦する


苦戦する=困難な状況の中で奮闘しながらも、なかなか結果が出ない状態
苦戦するは、スポーツや競争の場面から転じて、ビジネスでも「思うように成果が上がらない」という状況を表す言葉です。
「苦戦を強いられている」「受注獲得に苦戦している」のように、営業・競合・目標達成の文脈で使われます。



新商品の立ち上げは苦戦していますが、チームで対策を続けています。
⑩進捗が滞る


進捗が滞る=作業や計画の進み具合が止まってしまっている状態
進捗が滞るは、プロジェクト管理やタスク報告の場面で、作業が予定通り進んでいないことを具体的に伝える言葉です。
「進捗が滞っている原因を整理する」のように、状況把握と改善につなげる文脈で使いやすい表現です。



外部要因により進捗が滞っているため、スケジュールの見直しを検討しています。
てこずるの”カジュアルな”言い換え・類語!
続いて、てこずるのカジュアルな言い換え・類語を紹介します。
友人との会話やSNSなど、くだけた場面で自然に使える苦労・難しさの表現を集めました。
⑪うまくいかない


うまくいかない=期待通りの結果にならない、思い通りに進まないという状態
うまくいかないは、努力しているのに結果が伴わない状況を、日常的な言葉でさらっと伝える表現です。
「なんかうまくいかないな」と独り言のように使うことも多く、悩みや苦労を自然に打ち明けられる言葉です。



頑張ってるのにうまくいかなくて、もう疲れてきた。
⑫手がかかる


手がかかる=多くの手間や労力が必要で、対応に時間がかかる状態
手がかかるは、人や物事に対して多くの世話や対処が必要な様子を表す、使い勝手の良いカジュアルな表現です。
子育てや接客、システム管理など、日常のさまざまな場面で使える言葉です。



このシステム、古いだけあって本当に手がかかるんだよね。
⑬てんてこまいになる


てんてこまいになる=忙しくて手が回らず、バタバタと走り回る状態
てんてこまいは、太鼓の「てんてこ」が鳴り続ける忙しさが語源で、次々と問題が起きて対処に追われる状態を表します。
特に問い合わせや依頼が重なって対応しきれないときの「バタバタ感」を伝えるのに向いた表現です。



週明けから案件が重なってて、もうてんてこまいだよ!
⑭四苦八苦する


四苦八苦する=さまざまな苦労が重なり、あれこれと悪戦苦闘する様子
四苦八苦するは、仏教の「四苦八苦」に由来し、多くの苦しみを抱えながら必死に取り組む様子を表す言葉です。
日常会話では「あの仕事、四苦八苦したよ」のように、苦労話を少し大げさに伝える表現として使われます。



初めてのプレゼン、四苦八苦しながらも何とか終わらせました。
⑮悩まされる


悩まされる=繰り返し問題が起きて、そのたびに対応を迫られる状態
悩まされるは、一度ならず何度も同じような困難や厄介な状況が続いていることを伝える言葉です。
「バグに悩まされている」「トラブルに悩まされる日々」のように、継続的な苦労を表現するときに使われます。



このプロジェクト、ずっとスケジール変更に悩まされてるんだよね。
てこずるの豆知識・ちょっといい話
「てこずる」という言葉には、意外な由来と面白い背景があります。
「てこずる」の漢字は「梃子摺る」——梃子の原理に由来する
「てこずる」の語源は「梃子摺る」で、梃子(てこ)を使っても動かない様子から生まれた言葉。
「梃子でも動かない」ということわざもあるように、梃子の原理を使えば重いものも動かせるはずなのに、それでも動かない——そんな「どうにも手の打ちようがない」状況から「てこずる」という言葉が生まれました。物理的な困難が、日常の苦労を表す言葉になった面白い例です。



梃子からきてたんですね。言葉の成り立ちって面白いな。
「骨が折れる」と英語の “backbreaking” は同じ感覚
日本語の「骨が折れる」と英語の「backbreaking(背骨が折れるほどつらい)」は、身体的な苦痛で大変さを表すという発想が共通している。
言語が違っても「苦労を体の痛みで表現する」という感覚は共通しているのが興味深いところです。英語では “That’s backbreaking work.” のように使い、日本語の「骨が折れる仕事だ」とほぼ同じ意味になります。



どの国の人も「大変さ」を体で表現するんですね。面白い!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。今回紹介した中から、場面に合う言い換えが見つかれば幸いです。