「大目に見る」の意味と語源|「見逃す」との違いや使い方を解説

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今回は「大目に見る」という言葉の意味について解説します!

「大目に見る」とは、相手の欠点や過ちをあえて厳しく責めず、寛大に見てあげることです。

「今回だけ大目に見てあげる」って言うけど、なぜ「大きな目」なんだろう。

語源は「大きな目で見る」で、細かいことにこだわらずおおらかに眺めるイメージから来ています。

この記事では「大目に見る」の詳しい意味や語源、「見逃す」との違い、使い方・例文、類義語・対義語まで深掘りしています。

興味がある方は記事の続きへどうぞ!

目次

大目に見るとは?意味は「寛大に見過ごす」

「大目に見る」の意味=相手の欠点や過ちを厳しく責めず、広い心で見過ごすこと

「大目に見る」は、本来なら指摘や叱責に値する行為を、あえて目をつぶって許してあげる寛容な態度を表します。

上司が部下のミスを「今回は大目に見る」と言う場面のように、立場が上の人が下の人を許す文脈でよく使われます。

「見逃す」が単に気づかないふりをするニュアンスを含むのに対し、「大目に見る」は相手のことをしっかり認識した上で意識的に許す、という積極的な寛容さが含まれています。

人や失敗だけでなく、「多少の誤差は大目に見る」のように物事の基準を緩める場面でも使われます。

「知っていてあえて許す」という積極的な寛容なんだね。

大目に見るの語源・由来は「大きな目」のイメージ

「大目に見る」の語源=大きな目でおおらかに眺める、という視覚的なイメージ

「大目」は「大きな目」で、細かいことを逐一チェックするのではなく、全体をおおらかに見渡す様子を表しています。

小さな目で細部を凝視すれば粗が目立ちますが、大きな目でゆったり見れば多少の粗には気づかないふりができる、というイメージです。

「大目」は「大まかに・おおよそ」の意味でも使われており、「大目に見積もる」のように数量の誤差を許容する場合にも転用されています。

「目をつぶる」「目をつむる」という同系の表現と組み合わせると、日本語で「視覚=判断の比喩」が豊かに発達していることが分かります。

視覚のイメージから寛容さを表す言葉になったんだね。

大目に見るの使い方・例文

「大目に見る」を使った会話を見ていきましょう。

ミスを許す場面や、基準を緩める場面で幅広く使えます。

使用例① 部下のミスを許す場面

職場での許容を表す代表的な使い方です。

課長、資料の締め切りを一日過ぎてしまいました…。

今回は大目に見るが、次からは期限を守るように。

使用例② 子どものいたずらを許す場面

親が子どもに対して使う例です。

お菓子をこっそり食べちゃったんだけど、怒られるかな。

誕生日前だから今回は大目に見てあげるね。

使用例③ 数量の誤差を許容する場面

物事の基準を緩める場面でも使えます。

材料の分量が少し変わってしまったんですが、大丈夫ですか?

多少の誤差は大目に見ますよ。仕上がりで判断しましょう。

「大目に見る」の類義語や対義語

「大目に見る」の類義語と対義語についても見ていきましょう。

大目に見るの類義語

「大目に見る」の類義語としては下記のものがあります。

目をつぶる(めをつぶる)

問題があることは分かっていながら、あえて見ないふりをして見過ごすことです。「大目に見る」と近い意味ですが、やや消極的・黙認のニュアンスがあります。

「目をつぶる」は積極的に許すというより黙認に近いね。

お目こぼし(おめこぼし)

本来は責めるべきことを見逃して許すことを表します。「お目こぼしをいただく」のように、許してもらう側が感謝を込めて使うことが多い表現です。

「お目こぼし」は許してもらう側の言い方って感じだね。

見逃す(みのがす)

問題を意識的または無意識的に通り過ごすことです。「大目に見る」と違い、気づいていない場合にも使える点が異なります。

「見逃す」は気づかずに過ぎてしまう場合にも使えるんだね。

大目に見るの対義語

「大目に見る」の対義語としては下記のものがあります。

厳しく問い詰める

相手のミスや失敗を見逃さず、責任を追及する態度を表します。大目に見るとは反対の、厳格な対応です。

追及される側にとっては、大目に見てもらいたい場面だね。

大目に見るの豆知識・ちょっといい話

「大目に見る」をもっと深く知れる、ちょっとした小話を紹介します。

「目」は日本語で寛容の比喩として根づいている

「大目に見る」以外にも、日本語には「目」で寛容さを表す表現が数多くあります。

「目をつぶる」「目をつむる」「目をつけない」「見てみぬふりをする」など、目で判断を表す比喩は日本語に豊富です。これは「見ること=責任を問うこと」という感覚が日本文化に根づいているからとも考えられます。見て見ぬふりができる寛容さは、人間関係を円滑にする知恵として古くから重宝されてきました。

「見る=判断」の比喩が日本語にはたくさんあるんだね。

「大目に見る」はいつ使い、いつ使わないか

「大目に見る」は繰り返し使うと「なめられる」リスクもある表現です。

初回のミスや軽微な失敗には「大目に見る」が関係を良好に保つ潤滑油になります。しかし何度も同じことを見過ごすと、相手への甘やかしや無責任と受け取られることもあります。「大目に見る」を適切に使えることは、人間関係をうまく調整する社会的なスキルといえます。

何度も使いすぎると効果がなくなってしまうんだね。

明日から使えるプチ知識:「大目に見る」はもらう側から使うとへりくだった丁寧な表現になります。「今回は大目に見ていただけますか」と言うと、相手に寛容を促すやわらかいお願いの表現として活用できます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。「大目に見る」の意味をつかんで、寛容さを示したい場面や相手にお願いしたい場面で使ってみてください。

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